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告知あり「会社辞めます。」・・・君は人生を簡単に捨てていいのか!

ようこそ(^^)/ お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントを提供するサイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、新年度の長い長い4月も実質今日でおしまいです。

ようやく最後の歓送迎会の仕事を終え、帰ってきました・・・。高すぎる10,000円でした・・・。

さて、本日は少しシリアスな話をしたいと思います。

若者の離職についてです。

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1 プロローグ 

昨日、入社7年目の女性社員(独身 20代)から、相談したいことがあると告げられました。

所長室に呼びました。

私は4月より、と或る企業の事業所の所長に任命されました。

「会社を辞めたいのですが。」

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えっ?何?どうして?(汗汗)

パワハラなの?

セクハラなの?

人間関係?

恋愛のもつれ?

結婚退職???

さまざまな想像が、瞬時に頭の中をよぎります。

俺はまだ君と会って、4週間も経っていないんだがね。

「・・・自由がほしいんです・・・。」

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「・・・。」(傾聴中)

「特に会社に不満はありません。上司の方も良くしてくれるし、取引先の方々も親切ですし、やりがいがある仕事と思っています。」

「・・・。」(傾聴中)

「でも、あたし、JICAの海外青年協力隊に入隊したいんです!アフリカの途上国に行って子供たちを救いたいんです!ザンビアに行きたいんです!」

ザンビアなんて国、知らねええええええ!

http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/map/Zambia/image/Map_of_Zambia_and_neighboring_countries.gif

リンク元:旅行のとも、ZenTech

↓ザンビアの国旗です。お初です。

http://atlas.cdx.jp/nations/africa/image/fzambia.gif

「・・・親御さんは、承知の上なのかね。」(冷静に冷静に)

「父は行くんだったら行ってみろと言ってくれてます。私が一度決めたら後に引かない性格をわかっていると思います。母からは無事帰ってきてと言われました。」

「君は大変優秀で、例の事業のプロジェクトのキーマンだと前所長から申し送りされてもいる。

もっともっと、社のためにがんばってもらいたいと考えていたところなんだが。

ところで、ザンビアは政情不安じゃないの?

上司としても、あなたを身の危険なところに送り出したくはないが。」

「はい、少し不安ですが、都市部の治安は良いと聞いています。ボコハラムは少し心配ですが、大丈夫です。」

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「JICAの任期はどれくらい?」

「はい、2年で帰国です。今月願書受付なので、すでに申し込んであります、早ければ8月にも内定し、最短で10月に出発できます。」

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b4/JICA_logo.png

「帰国後は、どうするつもり?JICAで就職先まであっせんしてくれないと思うが。」

「帰国してから考えます。まずは早くザンビアに行きたいと思っています。」

「これからのライフプランはどうするの?2年待ってくれるの?」

「待ってくれると思います♡待ってくれなかったらそれまでです。」

名の知れた大学を卒業し、倍率ウン十倍の難関を突破して、我が社に入った才色兼備の社員が、夢を見るために会社を辞めます。

安定を選ぶか、夢を選ぶかは、本人の価値観なので、無理に引き留めて、彼女の人生を左右することはできません。

しかし、私は彼女に一言いいたい。

あんた、ばかあ?

毎度毎度、ヱヴァンゲリヲンのネタで申し訳ありません。

彼女はこれからとんでもない損をしようとしています。

2 大損その1 厚生年金の損失

厚生年金や共済年金に加入している民間会社員や公務員は、国民年金の第2号被保険者となります。

制度上、厚生年金の掛け金の半分を会社側で持つこととなっており、これが正規雇用労働者と非正規雇用労働者の最大の格差となっています。

国民年金の掛け金は、月16,490円です。

厚生年金はこれに上乗せをした形で毎月支払っています。天引きなので、ほとんどのサラリーマンは気にすることはありませんし、気にしてもしょうがないものです。

厚生年金は、標準報酬額に保険料率を掛けたもので、31等級まで分かれています。

また、平成15年からはボーナスにも保険料率を掛けて支払うこととなりました。

どんどん天引きされて手取りが減るので大変といえば大変です。

ですが、65歳以上となれば、標準世帯モデルですと、国民年金と厚生年金合わせて月平均約16万5千円をもらえることとなります。

http://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/shurui-seido/20140710.images/keiri002_01.gif

リンク元:日本年金機構

国民年金が月65,008円なので、その差は約2.5倍です。

2.5倍の差額を65歳から死ぬまでもらえます。

仮に20年間もらい続けるとしたら、厚生年金では、総額3,964万円です!

国民年金は、1,560万円です。

その差は、なんと約2,400万円です。

彼女は2,400万円を捨てようとしています。

3 大損その2 退職金の損失

一定程度規模の事業所であれば、退職金のため長期積立をしており、それに会社側が補てんする形で、退職金の原資としています。

国の標準モデルだと、平均にすると2,000万円前後です。もちろん大企業はもっと高くなり、数千万円もざらです。

60歳から65歳までは、厚生年金の支給がないので、退職金でしのぐか、第2の職場を見つけ、働き続けるしかありません。

正規雇用労働者は、60歳時点で、退職金をもらえますが、非正規雇用労働者はもらえません。

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彼女はこの権利を捨て去ります。

4 大損その3 年収格差

正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間には、厳然とした収入格差があります。

年収だけでも年に300万円も違うとされています。

厚生労働省の調査によれば、2015年時点の生涯賃金は

正規雇用労働者(男性)  1億8152万9800円

非正規雇用労働者(男性) 1億275万8300円

なんと、8,000万円近くも差がつきます。

彼女は8,000万円を捨てようとしています。

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5 大損その4 各種手当の損失

我が社の場合、非正規雇用労働者には通勤手当は出ますが、住居手当はでません。また、扶養手当も出ません。

住居手当は、我が社では最大48,000円まで出ますし、扶養手当は配偶者に16,500円、子供1人につき6,500円がでます。

つまり子供2人家庭ですと、18歳になるまで最大で77,500円の各種手当が出ます。

18年間この手当てが続くとすると、1,674万円となります。

彼女は1,674万円を捨てようとしています。

 

以上の大損を合わせると、正規雇用労働者と非正規雇用労働者との格差は、年金差額2,400万円+退職金2,000万円+給料格差8,000万円+各種手当1,674万円=1億4,074万円となります。

 

彼女は1億4,074万円を捨て、夢を実現するためザンビアに旅立ちます。

http://www.salvationarmy.or.jp/swfu/d/jica201202_20.jpg

リンク元:JICA

 

2年後、果たして彼氏は待っていてくれるのでしょうか?

もしも、ザンビアで素敵なサンコンさんと出会い、連れてきたら、ご両親は受け入れてくれるでしょうか?

私にはわかりません。

ただし、2人の娘を持つ身としては、私は外国人と無職フリーターのチャラ男とだけは、結婚は断じて許しません!

また、タトウーを彫った者、鼻ピアスした者、ロン毛で髪を束ねた者との結婚も断じて許しません!

Life isn’t about finding yourself.

Life is about creating yourself.

それでは

 

6 附記(4月29日)

どうも 管理人のぱんぱんぱぱです。

本日のブログが、いわゆるバズってしまい、賛否両論で盛り上がってしまって、大変戸惑っています。

 

私の文章力のなさもあり、誤解を生じさせてしまった部分もありますので、追記します。

 

彼女から相談を受けたとき、私は彼女の夢を叶えてあげようと有給休暇で行けるように本社人事部や総務部に掛け合って奔走しましたが、企業は営利目的のために存続していることをあらためて学びました。

 

彼女の企画では、2年間の有給休暇はおろか、無給でも身分は保障できないの一点張りでした。

実は彼女は2年前にも別の部署で有給休暇でザンビアに行きたいと言い出し、上司が認めず、あきらめた経過があります。

そのときの目的と今回の目的が全く違っていて、彼女はどうもザンビアに行くことだけが目的のようで、あわよくば有給休暇で行きたいという甘い考えが、人事部からも見透かされていました。

それで、とうとう切れてしまい、会社を辞めると言い出したのが顛末です。

 

彼女は、我が社に入るのが学生時代からの夢で、猛勉強の末にその夢が叶ったのに、違う夢を見てしまい、本社からS市の事業所に異動してきました。

はっきりいって、社会人として甘すぎる行動です。人事は非情です。

人事部は彼女をお荷物と烙印を押しました。

 

彼女のザンビアに行く思い=命の危険+彼女の身の安全を心配する関係者(両親、彼氏、友人、同僚)の思い+仕事を失うリスク+帰国後のライフプラン

が、イコールとはとても思えません。

ちなみに彼女は昨年有給休暇を20日間取って、似たような海外見分を果たしています。

 

一時の思いで起こしてしまう軽はずみな行動は、取り返しがつかないことになってしまうことを生涯賃金に照らして引き留めたいと、多少デフォルメして書いたのが本日のブログです。

 

他にも命の危険と関係者の困惑と仕事を失うリスクと甘いライフプランを顧みないことが、「あんたばかあ」に凝縮したつもりです。

 

夢で飯は喰えないという現実を読者の皆さんと共有したいという思いがありましたが、むしろ「金の亡者」と思われてしまい、少し残念です。

 

当ブログは、お金を貯めることが目的ではなく、お金を貯めて人生を豊かに生きるヒントを提供することが目的で開設したサイトです。

 

お金がすべてではないことは、ほかの記事や、本日の最後の英文Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.で説明したつもりです。

 

ご理解いただけるとありがたいです。

これからもがんばって更新していきますので、いつでも遊びに来てください。

それでは