最終更新 2019.7.15
ようこそ(^o^)丿
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考えるサイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、当サイトのロングテール記事になっているのが、夫婦別財布についてです。
夫婦別財布が、離婚の可能性を高めるという調査結果があるのに、約15.1%の夫婦が、別財布制としていることに関心が高まっているからかもしれません。
また、船越英一郎・松居一代夫妻の離婚調停や渡辺謙・南果歩夫妻の仮面夫婦など、夫婦のあり方について、話題になっているからかもしれません。
今回は、統計から見る結婚と離婚の現実について考えてみます。
1 婚姻率の推移
子供の頃の女の子の大人になる夢といえば、「お嫁さんになる」が一番の人気です。
私の娘もそうでした。
わたし、お嫁さんになる!
その言葉に耳を傾けて目を細めた方も多いのではないでしょうか。
しかし、現実は残酷です。
結婚適齢期の婚姻率は、極めて低く、2015年には婚姻率5.1とちょっとした騒ぎになりました。
人口1,000人当たり婚姻者は、わずか5.1人という結果だったからです。
1970年代からこの傾向は続いていて、婚姻率は12人から5.1人へ60%も減少しています。
今や結婚すること自体が厳しい時代となりました。
私の会社でも、右を向いても左を向いても独身ばかりです。
2050年には我が国の人口は、2,000万人以上減って、1億人を切ると予測されています。
国土交通省は、2050年になると、日本の人口は約9700万人に減少し、全国の6割以上の地域で、人口が2010年時点の半分以下になるという試算を発表した。
出典:内閣府
2 未婚率の推移
続いては、結婚適齢期の男女の未婚率です。
30代後半(35歳~39歳)の未婚率は、男35.0%、女23.9%という驚愕の数字です。
30代後半の世代は、男は3人に1人が未婚、女は4人に1人が未婚という現実です。
世の中は、さまざまな価値観が認められ、トレンディドラマなどで自由恋愛で溢れかえっていると思いがちですが、現実はとても残酷です。
結婚することがすべてとは決して言いませんが、社内の独身社員を見るととてももったいないなと思ってしまいます。
世話をしようにもセクハラといわれかねないし、本当に難しい時代です。
(出典:内閣府)
3 2016年婚姻数と離婚数
続いては、婚姻数と離婚数についてです。
年間婚姻件数621,000件に対して、離婚件数は217,000件と3組に1組は離婚しているという実態が浮かび上がります。
結婚自体が、厳しいハードルなのに、結婚してもその1/3が離婚してしまうのが、我が国の結婚事情です。
こうしてみると管理人の私は、結婚できたのは奇跡だと思います。また、離婚しないで25年も続いているのも、我が妻のおかげと思い、ひたすら感謝するしかありません。
4 夫婦関係調整調停(離婚)申し立ての動機別区分に見る離婚の原因
双方が離婚に同意しないで、協議離婚となる場合は、家庭裁判所への調停手続きが必要です。
もつれにもつれた場合は、いきなり訴訟を起こすこともできますが、まずは調停から始まるのが一般的です。
調停の際の動機別区分のベスト5です。
動機区分のカテゴリーは、なんと家庭裁判所が分類したものとなります。
第1位 性格が合わない
第2位 異性関係(浮気、不倫)
第3位 暴力を振るう
第4位 浪費する
第5位 性的不調和
第2位から第4位までは、なんとなくわかります。家庭を共同経営する意思がなければ、離婚はやむなしだからです。
また、第5位の性的不一致とは、いわゆるセックスレス若しくは異常性愛です。
結婚したからには、セックスをするのは生物として当たり前ですし、実はEDや同性愛者だったでは、離婚もやむなしです。
しかし、第1位の性格の不一致は、当事者でなければよくわからない理由です。
芸能人の離婚の理由として、よく挙げられます。
しかし、性格の不一致は、もっともらしい理由のようで、よくわからない理由です。
考え方や性格や行動が、結婚直後とは違って、お互いに許容できなくなることらしいです。
たとえば、夫が子育てを手伝わない、後片付けをしない、身なりがだらしないなどというちょっとした理由が、許せないという結論に至り、洗濯機で下着をいっしょに洗いたくない、いっしょに食事をしたくない、いっしょの空間にいたくないとエスカレートし、ついには離婚に踏み切ってしまうらしいです。
5 まとめ
結婚とは、お互いに寛容の精神、相互扶助の精神を持ち、2人で新しい家庭を築くためのものです。
しかし、お互いに自己主張し、利己的な行動に出てしまっては、共同生活する意味がなくなります。
共働きの場合は、お互いに収入があります。
自分が苦労して働いて得たお金をパートナーに渡して管理して欲しくない、自由にお金を使いたいという発想自体が、すでに共同生活する意味を失っています。
まるでシェアハウスでシェアし合っている同居人と同じです。
家計をひとつにすることから結婚生活は始まります。
管理人は夫婦別財布はあり得ない夫婦像であることを信じて疑いません。
現代は、結婚へのゴールは果てしなく厳しく、それでいて1/3が破たんしています。
2人で力を合わせて、家庭を築き、お金を貯めて幸福な人生を歩むために結婚という社会制度が存在します。
離婚の危機を招く夫婦別財布は、すぐにでも止めるべきではないでしょうか。
芸能人の行動は、社会の鏡です。反面教師です。
ああいう夫婦にだけはなりたくないと我が振りを見直すいい機会ではないでしょうか。
What is life without the radiance of love?
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それでは