ようこそ(^^)/
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、先日、新聞を読んでいると、格安SIMスマホで名を馳せていたフリーテルを経営していたプラスワン・マーケティング株式会社が破産したという記事を見つけました。
もうびっくりです。
楽天に11月に事業譲渡して、経営を立て直すニュースがあったばかりですが、資金繰りがショートしてしまったそうです。
ご存知と思いますが、格安SIMスマホは、3大キャリアのシェアをどんどん侵食しています。
総務省調査結果によれば、H29.3末段階で、1,485万台の契約となっており、すべての移動体通信に占めるシェアは8.9%を占めるまでになっています。
確実にシェアを伸ばし続けるMVNO市場です。
中でも格安SIMを使ったMVNOは807万台(前年比+8.7%)であり、まだまだ発展する市場をにらんで新規参入業者が跡を絶ちません。
一体格安SIM戦争といわれるMVNO業界に何が起こっているというのでしょうか?
これからもMVNO関係業界の展望は開けるのか考えてみます。
プラスワン・マーケティング株式会社の破産ニュースの投資家の心理的影響は大きく、管理人の持つ株式の中にも、MVNOに関係する株式があったためか、株価が下落してしまい、たった1日で合わせて40万円も資産が目減りしました・・・。
バカヤローといわせてください。(ToT)/
1 MVNO移動体通信業者とは
MNO(電気通信事業者 ドコモ、KDDI、ソフトバンク)の提供する移動通信サービスを利用して、又はMNOと接続して、移動通信サービスを提供する電気通信事業者のことをいいます。
別名仮想電気通信事業者といいます。
V=Virtual=仮想のことを意味しています。
MVNOは、自ら移動通信に係る無線局を持っていないので、MNOから移動通信サービスを借りれば、すぐにでも参入することが可能です。
2 増え続けるMVNO業者
その参入がすさまじい勢いで増えています。
平成29年3月末現在で、なんと668社に達しています。
(引用:総務省HP)
また、契約台数も年々増えており、冒頭のとおり1,485万台を突破しています。
(引用:総務省HP)
おそらくは、三大キャリアと呼ばれるMNOの電話代や通信代が高いので、MVNOがまだまだ伸びる可能性が高いと見ての新規参入だと思います。
しかし、現実には668社が参入しても、上位9社で約80%を抑えています。
659社で、残り20%を分け合っています。
第1位 楽天モバイル(20%)
第2位 OCNモバイルONE(12.3%)
と続き、FREETELは第6位(6.3%)でした。
第6位のプラスワン・マーケティング株式会社のFREETELでさえ、40万台の加入者しかありませんでした。
スマホまで独自開発にこだわり、芸能人を使った派手な宣伝も展開していました。
また、一時はIPO新規株式公開の話もあり、三大キャリアに風穴を開けて、利用料金を下げることが期待されました。
思惑通り、MVNOの占有率が増えるに従い、三大キャリア側も危機感を持ちました。
KDDIは第2ブランドUQモバイル、ソフトバンクも第2ブランドY!モバイル、そしてドコモは第2ブランドを持たないため、ドコモwithで大幅値下げに踏み切りました。
こうした三大キャリア側の利用料金が、MVNOの利用料金にずい分近づいてきたことが、さらにMVNOの利用料金値下げにつながり、さらに新規参入者が増え続け、どんどん収益を悪化させています。
3 日本通信(9424)株の下落
日本通信は2001年に我が国初めてのPHSのMVNO事業者となりました。
その後も、4G+LTEのMVNO事業者として脚光を浴びています。
b-モバイルと聞けば、ああと頷かれると思います。
3年程前、格安SIMが一般に認知されると当時200円台だった株価はあっという間に1300円台にまで跳ね上がりました。
当時管理人はいつものように乗り遅れた自分を呪ったものでした。
(引用:ヤフーファイナンス)
その後もSIMロックフリーの義務付けなどで一気に格安SIMの時代が来るとネットや雑誌でしたり顔で評論家が盛んに煽っていました。
しかし、上述した通りここから三大キャリアの逆襲が始まり現在に至ります。
設定にある程度専門知識が必要なこと
リアル窓口がないこと
MVNO事業者の通信回線を借りるため、混雑すると極端に速度が遅くなること
管理人が今使っているタブレットパソコンも格安SIMのLTEですが、昼休みとなると極端に遅くなります。
そういった使いにくさや三大キャリアの料金とさほど変わらなくなったことが背景にある中で、参入業者が増え、経営が厳しくなっているものと思われます。
ちなみに日本通信は、2017年にソフトバンクとしては初めてのMVNO事業者となりましたが、チャートの通り100円前後まで、下落してしまっています。
2014年高値掴みで1300円台で購入した人は、なんと資産価値が1/13にまで目減りしています。
こういったことが普通に生じるのが株式投資の怖さです。
4 株式下落のダメージの傷口は深く、果てしないもの
偉そうなことを言ってんじゃねえか!
お前はどうなんだ?
という疑問はお持ちだと思います。
はい、管理人も数々の地獄を味わい、今日ここに生きています。
何度も書いていますが、リーマンショックの際+200万円の含み益が吹っ飛び、瞬く間に-400万円の損失を味わいました。
当時持っていた株の中に+100万円の株式がありましたが、一時-130万円にまで1/8にまで下がったときは、発狂しそうになりました。
人間あまりにつらいことを体験すると、絶望を通り越し、心が平穏になるものです。
どん底から這い上がろうと、節約に目覚め、現在に至っています。
ですが、株式投資は、面白すぎて止められない懲りない奴です。
5 まとめ
いかがでしたか。
時代の象徴とも言える移動体通信事業でさえ、喰うか食われるかの弱肉強食の戦いが続いています。
無責任な評論家や経済ジャーナリストや投資アドバイザーの話を聞いて、株式を購入してしまうと取り返しのつかないことになってしまいかねません。
株式投資は余裕資金で十分に検討の上、判断したいものです。
くれぐれも自己責任でお願いします。
上がっていた株式が下がっただけなので、ダメージは少ないはずですが、やはり40万円は大きいです。
それでは...。