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いつかドラッグストアがコンビニを呑み込む日がやって来る

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最終更新 2021.10.16

当記事は、2017年12月15日時点の情報をあえて残しています。アーカイブ記事としてお楽しみください。

ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、管理人は本当に後悔しています。

またも大きなチャンスを逃してしまい、激しく自分を責めたてています。

ここ数年のドラッグストアの快進撃は、目を見張るほどです。

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管理人の住む地域にも、ドラッグストア業界第1位のツルハドラッグを始め、イオン系のウエルシア、マツモトキヨシ、サンドラッグ、ココカラファイン、カワチ薬品などたくさんの全国区のドラッグストアがひしめきあっています。

さすがに西日本や中部中心のコスモス薬品、ゲンキー、薬のアオキはありませんが、それにしてもドラッグストアの出店はすごいです。

今や百貨店の売上を追い抜き、飛ぶ鳥を落とす勢いのコンビニエンスストアの牙城まで迫る勢い勢いです。

www.nikkei.com

今後、流通業の未来絵図が大きく変わろうとする中で、勝ち組はドラッグストアとなるのは間違いありません。

未来の流通業界の行く末を想像するとともに、管理人の後悔を深く懺悔します。

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1   イオン営業収益10兆円発表

2017年12月14日日本一の流通業であるイオンは、現在の8兆円の売上げを10兆円を目指すと発表しました。

www.sankei.com

先月鹿児島に出張してきましたが、鹿児島駅前にもイオンができていました。

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九州新幹線格好良かったです。

昨年出張した京都駅前にも、アプローチがお洒落なイオンがそびえていました。

今やイオンは、全国制覇を果たした流通業界の盟主とつくづく思います。

しかし、その収益のほとんどはイオン銀行の金融業やイオンモールの不動産賃貸業が占め、本丸のGSM(ゼネラルスーパーマーケット)の収益はほぼないに等しい実情です。

biz-journal.jp

足元を脅かしているのは専業です。

衣料品ならユニクロ、靴ならABC、おもちゃならトイザらス、家具ならIKEAと専業小売店の方が品揃えは豊富だし、価格も安いからです。

もちろんイオンは、日本一の流通業の盟主です。

百貨店が専業メーカーにシェアを喰われ、総合スーパーもシェアがどんどん奪われているのを知らない訳がありません。

イオンは、ユニクロやH&M、ABC、トイザらスなどをテナントに入れる戦略で、ますます肥大化しています。

それでもなぜ営業利益がほとんどない状態に陥っていのでしょうか?

2 コンビニエンスストア異変

今、コンビニエンスストアは、成長が曲がり角に来ています。

劇的に増えていった売上高が2017年決算では大きく減らしています。

すでに合従連衡は始まっていて、サークルKサンクスがファミリーマートと吸収の形で合併し、セブンイレブンとローソンとファミリーマートの三社のシェア争いが苛烈になっています。

セブンイレブンは、2016年2月売上高6兆457億円に対し、2017年2月決算では5兆8,356億円と実に1,600億円も売上高が減少しています。

読者の皆さんは如何ですか?

以前よりコンビニエンスストアは使わなくなりませんか?

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管理人がコンビニエンスストアを使う場合は、他のスーパーと同等の価格でなければ、いざというとき以外は絶対に使いません。

新聞雑誌、おにぎり、弁当、パンの類であれば、どこで購入しても同じですが、アルコールや清涼飲料水、文房具や日用品に至っては、コンビニは目玉が飛び出るほど高い価格です。

特にカップヌードルが170円や200円で売っていると、思わず「ゲッ!」とつぶやいてしまいます。スーパーでは普通に98円で売っています。

また、ティッシュボックスは1箱140円前後です。ドラッグストアに行けば、5個で198円や248円が普通なので、その価格差は100円にもなります。

ボッタクリと言わざるを得ません。

Amazonの受け取りやネット上の決済などとても便利な機能まで備えたコンビニですが、同価格と機能のためだけしか使いたいとは思いません。

管理人のような経済感覚の人が増えているのではないでしょうか?

イオンなどGMSやコンビニが不振の原因は、Amazonに代表されるネット通販の普及とドラッグストアの増加に大きな要因があると思います。

3 ドラックストアは快進撃

総合スーパーはどんどん肥大化しています。

管理人はイオン100株株主で、系列店を含めれば週に3度はイオンで買い物し、年間70万円は使うイオニストです。

しかし、土日や5%引きのイオンお客様感謝デーとなると途端に行きたくなくなります。

もはや駐車場獲得戦争のような大混雑状態となり、駐車場確保に一苦労するからです。

お客様感謝デーのときは、近所のイオンは大渋滞となります。

考えてみれば10,000円買って500円還元です。

500円のために遠方からガソリン代かけて渋滞待ちしたら同じじゃない?と思ってしまいます。

それだったらイオン株主になって常時3%~7%引きにすればいいのになあと冷めた目で見ています。

この混雑が管理人は大の苦手です。

時間の浪費です。時給に換算すれば、一体いくら無駄にしているんだと言いたくなります。

そこで、浮上するのが、ドラッグストアです。

郊外のドラッグストアは広い駐車場があり、いつでも車を悠々と止めることができます。

しかも医薬品だけではなく日用品や生鮮品以外の食品も揃っています。

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価格もスーパーよりも安い場合がしばしばです。

妻もドラッグストアの広告は、完全チェックです。

これで、生鮮食品まで扱ったらドラッグストアは、流通業界の盟主になるのではないかと思うことさえあります。

ドラッグストア業界は、少子高齢化などで国内需要が先細る日本で、毎年成長を続ける数少ない小売市場だ。

2016年度の市場規模は前年度比5.9%増の6兆4916億円。百貨店の市場規模を上回り、コンビニを猛追している。

president.jp

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4 ドラッグストアのスーパー化はすでに始まっている

九州基盤のコスモス薬品、北陸基盤のゲンキーはすでに生鮮食品を扱っており、ドラッグストアかスーパーかもはや区別がつかない状態となっています。

また、ツルハドラッグも静岡県に展開している杏林堂を吸収し、スーパー化を視野に入れています。

www.sankeibiz.jp

ドラッグストアは、衣料品化粧品だけでなく、食料品、生鮮食料品そして日用品の分野にまで手を広げ、驚異的なスピードで百貨店、スーパー、そしてDIYホームセンターの分野にまで浸食しています。

これは利用者目線で考えれば至極当たり前です。

◇ドラッグストアは、薬が安い

◇ドラッグストアは調剤薬局を兼ねている店舗がある

◇ドラッグストアでは、化粧品専門の販売員がいる

◇ドラッグストアは駐車場が便利である(郊外店)

◇ドラッグストアは食料品が安い

ドラッグストアは、コンビニエンスストアではできないことを実現しています。

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価格競争では圧倒的にドラッグストアの独り勝ちであり、しかもほとんどのスーパーやコンビニで扱っていない医薬品や化粧品を扱っています。

コンビニエンスストアは価格競争でドラッグストアに完全に負けており、今後ドラッグストアにますますシェアは奪われていくことは間違いありません。

5 管理人2度の大失敗

そこで冒頭の懺悔です。

ドラッグストアのこれからの業績伸張は誰もが認めるところであり、10大ドラッグストアといわれるドラッグストアの株価はどこも高く、管理人は手が出せません。

そんな中、2014年10月に東北を地盤とするドラッグストア「薬王堂」(3385)が東証二部上場から東証一部上場に鞍替えしました。

その際に1:3の株式分割を引っ提げてです。

当時の株価は確か1800円代だったと思います。

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(引用:ヤフーファイナンス)

今や3300円です。

分割を考慮すると1800円が9900円です。

180万円が990万円と買っていれば約800万円も得していました。

後悔は絶望となり、今に至っています。

ここで、めげたら負けです。

管理人はめげて負け犬でした。

他のドラッグストア株を買えばいいという発想が頭の中にはありませんでした。

10大ドラッグが日本中に展開し、フロンティアの東北の地に進出が少なかったことが、薬王堂の進出のチャンスがあり、もう日本中に10大ドラッグストア以外のドラッグストアはないと決め込んでいたのです。

すっかり頭の中から抜けていました。

まだありました。

大阪を地盤とするキリン堂(3194)を忘れていました。

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(引用:ヤフーファイナンス)

2017年6月まで鳴かず飛ばずでしたが、ドラッグストアの好決算が発表されるや動意づいて、2017.12.15現在2100円とわずか半年で3倍に値上がりました。

薬王堂の失敗の反省が生かせず、本当に俺はバカ者だと後悔しています。

頭の中に10大ドラッグしかなかったことが大失敗です。

逃がした魚は大きいといいますが、1000株70万円で買っておけば、210万円になったと思うと、悔しくてたまりません。

6 まとめ

いかがでしたか。

すでに株価の世界では、ドラッグストアの株価は、コンビニエンスストアの株価を上回っています。

また、調剤薬局の分野の市場は8~9兆円とされますが、ドラッグストアではまだ7~8%でしか調剤薬局の展開は行っていません。

今後ますますドラッグストアが拡大していくことは間違いありません。

むろん、受けて立つコンビニエンスストアも手をこまねいているばかりではありません。

セブンイレブンは店舗改装を進め、イートインを増やすとともに、労働環境を改善し、人材確保とサービスの質の確保を進めています。

www.nikkei.comファミリーマートは、サークルKサンクスを吸収するとともに、コインランドリー併設を進めています。

ローソンは、ポンタやdポイントと提携を進め、PB商品開発に余念がありません。

また、イオンも売上高10兆円を目指し、今後攻めの姿勢を展開していきます。

消費者としてはもちろん投資家としても目の離せない展開にワクワクドキドキしています。f:id:papayapapa:20171210130906j:plain

今後流通業界の覇者はドラッグストアになると管理人は見ていますが、巻き返しも見ものだと思います。

なお、株式投資は自己責任です。余裕のある資金の中で投資されますようお願いします。

それでは