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急げ!まだ値が付いている内に売らないと!ドミー上場廃止青天の霹靂に見るIRの重要性

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最終更新30.5.16

ようこそ(^o^)丿

お金を通じて人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

株式市況で、久々に腰が抜けるほどびっくりしました。

ドミーという愛知県内でスーパーマーケットを展開する名証第二部の株式の大暴落です。

2月26日(月)に株式市況を見ているとドミーという聞きなれない企業の株式が突然のストップ安です。

一瞬ドーミーインを展開する共立メンテナンスと思ってしまいました。(^^;

???

何が起きたかさっぱりわかりません。

同日、17時30分にドミーから発表がありました。

当社は、本日、平成30年5月期第2四半期報告書の延長承認後の提出期限の経過後8営業日以内(平成30年2月26日まで)に当該報告書の提出ができなかったため、株式会社名古屋証券取引所より、当社株式は、平成30年2月26日をもって整理銘柄に指定され、平成30年3月27日付で上場廃止となります。
下記のとおりお知らせいたします。
このような決定を受ける事態となりましたことをを、株主の皆様をはじめ、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

株券が、3月27日には、株式市場では取引できなくなります。

流動性がほぼなくなるので、上場時と比べ価値が格段に下がります。

企業家のほぼ100%が上場を夢見てがんばります。

その反対は基本的に上場から身を引くことになります。

復活の可能性を信じて持ち続けるのであれば別ですが、一般投資家は一刻も早い損きりが必要です。

株式投資にはIRのチェックが絶対に必要であることを改めて教えてくれた騒動です。

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1 ドミーとは

コトバンクによれば、ドミーの前身は呉服店で、創業100年を超える名門企業です。

平成元年より、ドミーに名称を変更しました。

現在、愛知県下36店舗のスーパーマーケットを展開しています。

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正式社名「株式会社ドミー」。英文社名「DOMY CO., LTD.」。小売業。大正2年(1913)前身の「梶川呉服店」創業。

昭和16年(1941)「株式会社ユーキチ呉服店」設立。同20年(1945)「梶川株式会社」に改称。同25年(1950)「株式会社ユーキチ呉服店」に改称。同41年(1966)「株式会社ユーキチ」に改称。

平成元年(1989)現在の社名に変更。

本社は愛知県岡崎市大平町。スーパーマーケット。愛知県三河地方地盤。子会社で惣菜の加工を行う。

名古屋証券取引所第2部上場。証券コード9924。

岡崎市に食品加工・物流センターを作り、全店舗に1時間以内に配送可能とする供給体制を確立し、高品質・低価格な商品を提供しているそうです。

2 ドミーの業績は

地域スーパーで、創業100年という歴史もあり、営業収益も直近5年はほぼ変化がなく、安定経営です。

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(引用:ドミーHP)

ドミーの株式は、平成29年12月1日付けで、5株を1株に併合しています。

業績予想で有名なフィスコも、29.11.12に調査レポートを発表しています。

3ヶ月後予想株価500円(※併合前 併合後は2500円)

愛知県三河地域でスーパーマーケットをチェーン展開。同地域に集中出店するドミナントエリア戦略で経営効率化を図る。木曜特売市、日曜新鮮特売市を充実化。

売上原価減少も、販管費は増加。18.5期1Qは業績苦戦。

ドミーデリカ惣菜センター稼働で業務効率化が進む。清掃業などのサービス事業は堅調。

18.5期通期は2桁増益見通し。

バリュエーション面の上値余地は限定的。

流動性は乏しく、当面の株価は動意薄の展開を想定。

(引用:FISCO)

3 株式優待は

11月末時点の株主には3,000円相当のPB商品が贈呈されます。

また、年に2回計10円の配当がもらえます。

優待狙いで、11月末に株式を購入した人もいたのではないでしょうか。

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(引用:ドミーHP)

優待狙いの投資家が、11月に集中したため、2500円前後の株価が、権利確定の11月27日には、2750円にまで跳ね上がりました。

翌日11月28日には300円安の2450円まで暴落しています。

優待狙いのスーパー関連銘柄の株式のパターンは似通っていて、これを狙う玄人投資家が価格を吊り上げてはめ込むケースが少なくないので、株式投資初心者は注意が必要です。

www.panpanpapa.com

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(引用:ヤフーファイナンス)

4 気になる予兆はあったか

株価チャートを見ると、1月中旬から下落傾向にあるのがわかります。

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そこでIRの登場となります。

IRとは「投資家向け広報」と呼ばれるものです。

インベスター・リレーションズ(Investor Relations, IR)といい、企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信するもっとも信頼できる情報です。

平成30年1月9日にドミーから重大な発表がありました。

平成30年1月12日に予定していた平成30年5月期第2四半期決算発表の延期です。

上場会社が決算発表を延期することは、滅多にないことなので、並大抵の理由ではない重大なことが生じている可能性があります。

東芝が延期したときもかなりの騒ぎになりました。

何か不祥事の匂いを嗅ぎ取った投資家は、ここですばやく売却したはずです。

平成29年12月28日に、監査法人の指摘により店舗に係る固定資産の減損処理方法に関し、その前提となる事実に精査を要する事項の存在が判明いたしました。

また、平成30年1月5日に、監査法人からこの事実の解明には社外の有識者からなる調査委員会による調査が必要であるとの指摘を受け、当社としましてもその必要があると判断しました。

よって、平成30年1月12日に予定しておりました平成30年5月期第2四半期の決算発表を延期することといたしました。

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5 上場廃止前に売却するチャンスはなかったか

その後、ドミーでは第三者委員会を設置し、徹底的に調査を進めるとともに、懸命に

平成30年5月期第2四半期決算発表に向けて全力を尽くします。

しかし、2月1日の第三者委員会中間報告では、決定的な不正があったことを報告しています。

 食品第二事業部において仕入先からのリベート・協賛金の一部について、減損処理を回避するため、上司及び担当役員の明示又は黙示の指示を受け、各担当者が伝票を改ざんする等により、減損の懸念がある店舗について傾斜的な配賦処理が行われていた。

2月13日には、監理銘柄若しくは上場廃止の可能性まで報告しています。

 金融商品取引法に定める提出期限(平成30年2月14日)までに四半期報
告書を提出できる見込みがない旨の開示を当社が行ったことにより、名古屋証券取引所より、投資家の皆様の注意を喚起するため、平成30年2月13日付で当社株式は監理銘柄(確認中)に指定される見込みです。
また、同株券上場廃止基準の取扱いにより、四半期レビュー報告書を添付した平成30年5月期第2四半期報告書を法定期限の経過後8営業日以内(平成30年2月26日)に提出できなかった場合、当社株式は整理銘柄に指定された後、上場廃止となります。

そして、2月23日(金)23:35に上場廃止の見通しの発表を行いました。

 この結果、当社株式は平成30年2月26日付で株式会社名古屋証券取引所により整理銘柄に指定された後、平成30年3月27日付で上場廃止となる見通しです。 

週明け2月26日(月)よりストップ安が続いているのは、ご承知のとおりです。

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ドミーは、企業のCSRとしては立派です。

逐一経過発表を行い、投資家に情報提供を行っているからです。

それに市場があまり反応しなかったのは意外と言えば意外です。

6 株式投資に当たってのIR確認の重要性

企業側は、こんなにも発表を繰り返していたのに、株価がほとんど動かなかったケースは管理人には記憶がありません。

昨年上場廃止したタカタも、株価がガンガン下がっていったからです。

www.panpanpapa.com

それだけ情報統制を徹底したことと100年を超える名門企業であり、不祥事から復活できるという見通しがあったからかと思います。

しかし、2月26日からはストップ安祭りが始まっています。

2月26日ストップ安(-400円)。

2月27日ストップ安(-300円)。

阿鼻叫喚の地獄祭りの始まりです。

この地獄祭りは、3月27日の株式上場廃止の日まで続きます。

12月28日 不正発覚(2420円)

1月9日  第三者委員会設置(2439円)

2月1日  第三者委員会中間報告(2495円)

2月13日   監理銘柄若しくは上場廃止の可能性(2410円)

2月23日   上場廃止発表(1899円)

2月26日  1499円

2月27日  1198円

遅くとも2月1日の第三者委員会中間報告あたりまでに売却しとけば、ダメージは最小限に抑えられたはずですが・・・。

7 まとめ

いかがでしたか。

上場会社が経営不振で減損処理を隠蔽しようとして、それが白日の下に晒されたため、上場廃止となりました。

企業にはあってはならない不祥事です。

事故は買い、事件は売りのアノマリーを地で行く株価の行き着く果てです。

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もし、正直に赤字経営を決算報告しても、100年を超える名門企業であり、支援の糸口はあったかと思います。

被害を被ったのは株主と何よりも会社のために毎日一生懸命働いている750名の従業員です。

再起できるよう期待します。

株式投資家にとっては、株式投資はリスクがあることをあらためて示した事例となりました。

2500円の株価の企業が、わずか2か月で上場廃止に追い込まれるとは、つくづく企業風土、ガバナンス統治とコンプライアンスの徹底したイズムが求められると思います。

株式投資家は、日経新聞、会社四季報、かぶたんなどだけではなく、投資する企業のHPから直接IRを入手して、投資を検討すべきだとあらためて思いました。

やはり管理人は、こういったリスクを考えると、どうしても東証一部上場企業の株価に目が行ってしまいます。

くれぐれも株式投資は、自らの判断で自己責任により行われるようにお願いします。

それでは