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どうしたローソン?株価最安値なのに驚異の300万名無料キャンペーン実施中!(3/5まで)

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ようこそ(^o^)丿

お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、世界同時株安の影響は、すでにさまざまな業種業態に影響を及ぼしつつあります。

中でも意外な影響は、コンビニエンスストア業界第3位の「ローソン」が被っています。

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3/2まで、なんと9日連続株価が下落しています。

身近な存在である街のホットステーション「ローソン」に何が起きつつあるのか、考えてみます。

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1 ローソン株価最安値更新!

コンビニエンスストアの雄ローソンの株価が2年間ずっと下落基調が続いています。

2018年3月2日には、9日連続で下落し、最安値6780円を更新しました。

2016年2月26日に年初来高値10290円を達成してから、この2年ずっと下落しており、下落幅は実に3510円です。

最高値からの下落率は、実に34.11%にも及びます。

この2年の間は、まったくアベノミクスによる恩恵には与かっていないのは意外な感があります。

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 (引用:ヤフーファイナンス)

 株価チャート10年で見ると、東日本大震災が発生した2011.3.11日が最安値3250円でした。

その後のアベノミクスの登場により、株価は3倍超を達成し、10000円という大きな目標を達成した買い疲れの影響があることは否めません。

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(引用:ヤフーファイナンス)

2 決算はそう悪くはないが・・・

ローソンの決算を見てみます。

2017年2月期に過去最高の営業益と経常益を出しましたが、2018年2月期は営業益が50億円減(7.15%減)、経常益が75億円減(10.3%減)です。

              2018.2月  2017.2月(百万円)

売上高 672,000   631,288

営業益   68,500     73,772

経常益   65,500     73,014

1株益  334.8       364.0

1株配     255          250

しかし、売上高は、40億円増(6.44%増)とそう悲観するような決算ではなさそうです。

競合2社と比較してみます。

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PERはほぼ同じです。

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ローソンのすばらしいところは、株主への配当です。

実に225円の超高配当です。(100株で22,500円)

利回りは、実に3.71%にもなります。

セブンイレブンと比較すれば株価は高めですが、ユニーファミマと比較すると安めの株価といえます。

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3 一体何の理由で売られているのか

結論はずばり個人消費の伸び悩みとコンビニ市場の成長鈍化にあります。

会社四季報でも2018.3.1に下落の理由を指摘しています。

明確な悪材料が出たわけではないが、国内の個人消費が伸び悩む中で中期的な収益成長への道筋が見えにくいとして内外機関投資家からの見切り売りが五月雨的に出て、これを吸収する積極的な買い主体が乏しくなっている。

国内のコンビニ市場はほぼ飽和状態で競争が激化しており、今2019年2月期についても収益の大きな伸びは見込みにくいという見方は多い。

shikiho.jp

コンビニエンスストアは、24時間営業という基本コンセプトの下、サービスをどんどん拡充し、客を呼び込む戦略で成長してきました。

宅配便受け渡し、ATM設置、コンビニ収納、チケット予約販売など利用者側にとっては本当に便利です。

ただし、その代わり商品単価は、定価販売が基本です。

カップヌードルやティッシュボックスやペットボトルなどディスカウントショップやドラッグストアでしか買わない管理人から見ると衝撃的なボッタクリ価格に見えてしまいます。

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サービスの提供や24時間営業の高熱水費や人件費のことを考えると、定価販売は止むを得ないということは頭の中では理解しつつも、財布の中では理解は到底できません。

ペットボトル  170円VS98円

ティッシュBOX 135円VS40円(5箱で200円)

カップヌードル 170円VS98円

ティッシュBOXは実に4倍以上の価格です。

管理人は、重度の花粉症なので、ティッシュBOXが必須です。

必ずディスカウントストアやドラックストアの特売日に5箱で158円~198円で大量に仕込んで、会社に持っていくことにしています。

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しかし、3年ほど前、在庫がなくなり、やむを得ず会社の地下にあるローソンで135円で購入したときは、1日中罪を犯した気分になりました。

たかが、135円-約40円=95円の差ですが、自分の人生の生き方に反してしまった思いが、鬱々として続いてしまいました。

ポリシー違反を犯してしまったという罪の意識に苛まれてしまいました。

なんというケチな奴!

なんという貧乏たらしい奴!

とお思いだと思います。

そのとおりです。

管理人は95円がもったいないのではなく、定価販売という消費者の負担で、高収益を達成するとするコンビニビジネスモデルが、どうしても賛同できないからです。

消費者の立場からすると、宅配便の受け渡しやコンビニ収納などは本当に便利でありがたいサービスです。

サービスは利用させてもらうが、商品は定価では不要不急でなければ買わないというスタンスでいたいと考えます。

このような考え方が、広くコンビニ利用者にも広がりつつあるからこそ、売上高は増加しても営業利益が減少してきているのではないでしょうか。

それがひいては、コンビニエンスストア関連株価の長期下落傾向(セブンイレブンもユニーファミマHDも同様)につながっているのではないでしょうか。

4 ローソン先着300万名様無料キャンペーンの驚異

もちろんコンビニエンスストア側でも手をこまねいているわけではありません。

今コンビニエンスストアは、定価販売ではなく、他の競合各社では販売できない高付加価値をつけたプライベートブランド商品の販売に力を入れています。

消費者にここでしか買えないものを販売することにより、割高感を見せなくする戦略です。

セブンイレブンのセブンプレミアムはまさにその戦略が大当たりしていて、他の競合コンビニも取り入れ始めています。

7premium.jp

その一方、ローソンは驚異のキャンペーンを2018年1月30日から3月5日まで開催しています。

なんと先着300万名様に、カフェラテ(150円)若しくはでか焼鳥(150円)を無料で提供するキャンペーンです。

pntc.ponta.jp

割引ならよくあるキャンペーンですが、無料とはびっくりです。

我が家は4人家族なので先週おそるおそる2人分使ってみました。

手続きは簡単です。

1 インターネット上で、ポンタカードで、カフェラテかでか焼鳥をエントリーします。

2 1週間後に限定で使えることになります。

3 ローソンのロッピで、無料キャンペーンのボタンを押して、ポンタカードを読み込ませるとチケットが出てきます。

4 カウンターにチケットを提示すれば、チケットとカフェラテまたはでか焼鳥と交換できます。

注意したいのは、ロッピのカード読み取り機に差し込むカードの向きです。画面上の説明とは反対方向にしないと読めません。(@_@)

何度も失敗し、店員を呼んでようやく読み込むことができました。

5 ローソン300万人無料キャンペーンの意味を考える

定価150円の商品を先着300万名さまに無料での提供は本当でした。

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150円×300万名=4億5千万円もの驚異的なキャンペーンです。

その狙いは何か。

リピーターの獲得

ポンタカード所有者の増加

次いで買い利用客の増加

が考えられます。

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(出典:リクルートカード)

コンビニエンスストアの商品が高いことは、浸透しつつある中で、無料で店内に呼び込み、リピーターを増やすことができれば安い宣伝費となります。

人間は一度行ったところは安心感が得られるので、自然と同じ店を利用する真理です。

そうしたリピーターを手放さない戦略が透けて見えます。

テレビコマーシャルに莫大な広告費を投入するよりは、よほど効果的な無料キャンペーンだと感心します。

さすが親会社は三菱商事です。

6 まとめ

いかがでしたか。

コンビニエンスストア業界の株価下落異変は、長らく不況が続く消費者側のコンビニへの利用方法が変わりつつあることをすでに読んでいる動きかもしれません。

国内コンビニ出店が飽和状態となり、ジリ貧となっていく中で、いかに消費者を抱え込んでいくのかが、これからのコンビニの生き残る道であることは、間違いがないところです。

魅力ある商品構成やサービスの充実により消費者を抱え込もうとしたり、無料キャンペーンでリピーターを増やす作戦など、コンビニ業界は熾烈な生き残り作戦、成長作戦を仕掛けています。

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消費者はこうしたコンビニの仕掛ける作戦を鵜呑みにせず、自分に合った本当のサービスや商品を自らの価値基準や判断基準により、利用方法を選択すべきではないでしょうか。

なお、コンビニ利用法は多様な考え方があり、この記事はあくまでも管理人の考え方ですので、ご容赦ください。

くれぐれも株式投資は、自己責任により行うようお願いします。

それでは

なお、我が家ではカフェラテとでか焼鳥だけもらって、そのまま帰ってきました。

ローソンから見れば、まさに招かれざる客です。(^^ゞ