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あなたの斧は金の斧?銀の斧?行動経済学に負けない歩き方

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最終更新 2019.8.22
ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、突然ですが、問いかけです。(^^;

あなたは知人や女子会などでうなぎ屋に行くとします。

うなぎ屋のメニューには、松竹梅の三種類しかないとします。

あなたはどの種類を選びますか?

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おそらく半分以上の人は、真ん中のメニューの竹を選ぶはずです。

人は人の目を気にするという心理を巧みについた飲食店の戦略です。

竹を選ぶ心理には、松では金を持っていそうで鼻につくと思われるけれど、梅ではお金がなくて貧乏と思われることを回避しようとする心理が働いています。

飲食店も生き残るために必死です。

たかが竹を選んだから何だというなかれ。

長い人生においては、商品選択で、お金の貯まり方がまるで違ってきます。

賢く生きて、お金を貯める秘訣を考えてみます。

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1 極端回避性の法則

2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー教授は、行動経済学の世界的権威です。

大の日本びいきで、しかもあの人間だものであまりにも有名な「相田みつを」のファンです。

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ノーベル賞受賞の理由が、ナッジ理論です。

ナッジとは、そっと後押しという意味です。

forbesjapan.com

知らず知らずのうちに商品選択を誘導する理論が、行動経済学です。

その中の一つに、極端回避性の法則、通称松竹梅の法則があります。

3つの選択肢から選ぶとしたら何を選ぶかというと、5割の人が真ん中の竹を選びます。

人は極端を嫌がります。

みんなちがってみんないいと金子みすずは唄いました。

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しかし、当事者ともなると同じことをしたくなる心理が働きます。

松竹梅のどれを選ぶかという実験では、松:竹:梅=2:5:3となるそうです。

つまり、私たちが消費行動をとる際に、消費者の心理を見透かされ、実は極端回避性の法則で誘導されているわけです。

2 極端回避性の法則のわな

極端回避性の法則はさまざまな応用が効き、さまざまなマーケティングに実際に利用されています。

たとえばA、B、Cの土地のいずれかがが欲しいと悩んでいるときにAは3000万円、Bは2000万円、Cは1500万円となれば、真ん中のBを選ぶわけです。

ここからAやCをダミーにしてBを選ばせる悪質なテクニックもあります。

Aを極端に高く、Cを極端に安くし、Bの価格をかさ上げするわけです。

そうされるとBがとてもお買い得に見えて、実は価格がかさ上げしてあるにもかかわらず、背中を押されたように買いたくなるわけです。

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自動車も同じです。(もちろん悪質ではありません。(^^;)

自動車は、最高ランクと最低ランクのラインアップがあり、最も売れ筋は中間ランクです。

自動車の最低ランクは、ディーラー側もほとんど売る気がありません。ラジオもCDもなく、エアコン設定のない車種もあります。

しかしその価格が起点となって比較すると真ん中のランクがお買い得に見えて、背中を押してくれるわけです。

 

3 極端回避性の法則をぶち破れる人

この極端回避性の法則にかからない人は、意思の強い、人生哲学を持つ人です。

管理人は深く尊敬します。

ものの価値観を計る自分の物差しを持っているからです。

私の先輩にO氏という人がいます。

この方は車とクラシックをこよなく愛する人です。

車は車検を通さないことを徹底して、3年以内に必ず乗り換えます。

しかも、同一車種の最高ランクしか買いません。

最近は日産のフェアレディZをこの10年で5回乗り換えた傾奇ものです。

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車は2年に一度マイナーチェンジするので、そのたびに同じZを買い替えています。

彼にとっては新古車は値が崩れないので、大体2年乗っても下取りは高く、新車のZでも100万円で買えるということでした。

見た目はほとんど変わらない車を5回も乗り換えた人を私は知りません。( ゚Д゚)

こういった徹底した消費哲学を持つ人は、極端回避性の法則には当てはまらない人だと思います。

4 管理人のポリシー

管理人もO氏には及びませんが、極端回避性の法則を多少はぶち破ってきました。

そのひとつが、ファミリーレストランでは一番安いものを選ぶことです。

(リンガーハットなど特殊事情(ふるさと納税)は別です。)

花まるうどんでは、かけうどん(130円)

幸楽苑では、中華そば(390円)

ガストでは、フライ定食(580円)

Coco壱番では、ポークカレー(580円)をほぼ自動的に選びます。

反対に娘たちは一番高いメニューを選ぶ傾向にあります。(+_+)

徹底して一番安いメニューを選ぶと、選ぶのはとても楽です。

また、周囲の目線さえ気にしなければ、一番安いメニューだからといって決して手抜きされたまずいものではありません。

一回に数百円の差が出ます。

お腹に入れば変わりはありません。

それはただのケチだろう!

確かに管理人はケチです。

ただ使うところには使うこととしています。

たとえばマイホームには相当にお金をかけました。

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一度の人生だし、一番長い時間を過ごすマイホームで、狭さの我慢をせず、騒音の我慢をせず、森の中にいるような生活を過ごしたいと思ったからです。

延べ床面積は203㎡です。

M地所が足元を見て、売る気がなかったのにカチンと来たこともありました。

一般的なサラリーマンならこの面積でこの価格帯という決め事に納得できず、極端に走りました。

結果的には返済は大変でしたが、満足しています。

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5 極端回避性の法則に負けない生き方

極端回避性の法則は、人は極端を嫌う理由は周囲の目線が気になり、見栄を張る習性がある動物であるところから、真ん中の商品選択に誘導させるという行動経済学の一つです。

であれば、周囲の目線を気にせず、自分の価値観で生きていけば、極端回避性の法則をぶち破ることができます。

O氏のように自分の人生哲学を持って生きていくことが、極端回避性の法則をぶち破る方法です。

6 まとめ

生きている限り、モノを買うという消費行動から抜け出すことはできません。

サービス提供側は、少しでも財布からお金を抜き出そうとあの手この手の作戦でお金を落とさせようとします。

先日記事にした「アンカリング効果」もそのひとつです。

www.panpanpapa.com

消費行動において、ナッジ理論で知らぬ間にお金を使ってしまって、お金が貯まらないとお嘆きの方は、極端回避性の考え方を少しでも変えられると効果的かもしれません。

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ブログに愛と真の情報を
それでは