ようこそ(^.^) 管理人のぱんぱんぱぱです。
3月14日の日が何の日かというと、たいていの人はホワイトデーだと答えることでしょう。
いつの間にかホワイトデーは一般的に認識される日となりましたが、実は歴史はとても浅く、1980年から全国飴菓子工業協同組合が始めたとされています。一説には福岡の菓子店がマシュマロデーとして始めたのが最初ともいわれています。
たかだか40年にもなっていません。
当時はまったく根付かないイベントでしたが、恋愛がオープン化し、バレンタインデーが盛り上がるにつれ、だんだんと世の中に浸透していった記憶があります。
1 ホワイトデーのほろ苦い想い出
チョコレートで愛を告白など、今の若い世代にはまったく信じられないと思いますが、私を含め、当時の若者にとっては、真剣でした。
社会人1年目のときに、異性からチョコレートをもらい、卒倒するほどうれしかった記憶があります・・・。
2月14日が来ると、いつもその当時のことを想い出します。
あのとき、3月14日にしっかりとクッキーを返していれば、今の私は別な人生を歩んでいたのかもしれないと思うと、悔やんで胸をかきむしられることがあります。
当時は携帯もメールもない時代でした。自宅には黒電話が1本しかなく、先方へ電話などかけることなど親のことを考えると到底できなかった時代でした。
お返しすることが恥ずかしくて、どうしてもコンタクトが取れなくて、結局はホワイトデーにお返しすることができず、そのままとなってしまいました・・・。
あれから何十年も経ってしまいましたが、私にとってバレンタインデーとホワイトデーは、愛を告白する神聖な1日だと信じています。
2 ホワイトデーが根付いた理由考
義理チョコ、友チョコ、ファミチョコとさまざまな贈り物のチョコ文化が、今でもこの日本には根付いています。
バレンタインデーが根付いた背景には、お中元やお歳暮など、お世話になった人へものを贈って感謝の意を表すという日本固有の贈り物文化があることに異論を挟む人はいないでしょう。
日本という単一民族が、狭い国土の中で、円滑な人間関係を維持するための方法のひとつとして贈り物文化が根付いたものと考えられます。
こんな日本が私は大好きです。
3 現代ホワイトデー文化考
しばらく私の部署には、女子社員から男子社員へ贈る義理チョコが途絶えてしまい、内心さみしく思っていました。
まあ、お茶汲み文化などとうに絶えてしまい、上司の机を拭いたり、ごみを捨ててくれたりなど、してくれる社員は、今の時代誰もいません。
時の止まったサザエさんくらいなものでしょう。
結婚披露宴もしないで、入籍のみの地味婚をしたり、子供が生まれてもお祝いを出さなかったり、親睦会そのものにも入らない社員も少しずつ増えています。
地域でも子ども会に入会しなかったり、町(内)会に入らない世帯も少しずつ増えています。
我関せずの個人主義が跋扈し、しまいには病院で死亡し、そのまま火葬されるという直葬も増えています。
こんなギスギスした日本が私は嫌いです。
こういった世相を反映してか、年々、バレンタインデーやホワイトデーにおけるチョコやクッキーの売り上げは、急激に落ちているそうです。
日本記念日協会の発表では、2006年時点でバレンタインが1,300億円、ホワイトデーは1,200億円もの経済効果を及ぼしていた。2014年にはバレンタインデー市場は約1,080億円、ホワイトデーは約730億円と、どちらも大きく市場規模が縮小している。
4 ホワイトデー復活の可能性
ところが今年度驚きの女子社員が、私の部署に異動してきました。
とにかく明るく元気で前向きで、誰とでもあいさつを交わし、裏表がなく、率先して困難に立ち向かう、まるで昭和の高度成長時代のマドンナのような女子社員です。
英語も堪能で、TOEICが875点で、書道も師範級です。近いうちにJICAでザンビアやスーダンでボランティア活動をしたいというスーパーレディです。
たちまちのうちに支社内で噂となり、毎日のように関係のない部署の男性職員まで訪れる人気となりました。
至急来年度の社の新入社員募集のマスコットに選出されました。
この子が中心となって、今年バレンタインデーを復活させました。
しかも、もちろん義理チョコですが、「お世話になりました。」の直筆しかも筆書きでのメッセージ付きです。まるで痒いところに手が届くホステスさんと同じです。
こういった器量良し愛嬌良しの女性を敵対視する男性は皆無といっていいでしょう。打算のないまっすぐな目は、男を騙しているとはとても見えません。
年甲斐もなく、感激しました。もちろん恋愛感情ではありません。
こういった子を応援したいと純粋に思いました。天性のアイドルといってもいいです。
そして今日3月14日、私はお返しをしました。
ゴディバのチョコで10倍返しです。
妻には「あんた馬鹿あ?」とエヴァのアスカのように軽蔑されましたが・・・。
おそらく、こういった器量良し愛嬌良しの女性は、死ぬまで周囲から温かく見守られ応援されて、特をする生き方をすることでしょう。
生きるためには、武器は多く持てば持つほど生き残るチャンスは高まり、なおかつ、お金も貯まります。
何も手伝わないし、手伝えない我が娘を振り返ると、私がこういう理想の女性にあこがれを抱く気持ちをご理解いただけると思います。
自分を磨くことをわからない娘たちは・・・。教育やしつけは本当に難しいものです・・・。
鳴かない鳥は羽ばたかない
それでは