ようこそ(^^)/ 管理人のぱんぱんぱぱです。
さて、唐突ですが、近いうち「もやし」が食卓から消えてしまうかもしれません。
リンク元:イオン
その理由は、種、人件費、輸送費が高騰している中で、「もやし」の価格は抑えられており、半数近い生産者が廃業に追い込まれているからです。
リンク元:もやし生産者協会
今回は、庶民の味方「もやし」の今とこれからについて、書き綴ります。
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1 今、「もやし」業界で何が起きているのか
2017年3月中旬に、もやし生産者協会が掲載したHPが、一部大変な話題となりました。
2009年には全国で230社以上あった生産者は100社以上廃業し、現時点では130社を切っています。さらにこの状況を前に廃業やむなしと判断する生産者情報も少なくありません。
このままでは日本の食卓から「もやし」が消えてしまうかもしれません。非常に深刻なもやし生産者の窮状にご理解とご高配を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
このままでは日本の食卓から「もやし」が消えてしまうかもしれないという衝撃的なメッセージだったからです。
長らく続く円高と石油高で、「もやし」の生産コストが高騰しているにもかからわず、もやしの値段はどんどん下がっています。
私の住むS市杜王町での「もやし」の最安値は17円です。
もやし1袋は大体200gですので、下のグラフから、1袋の平均価格が推測できます。
平成16年は、1袋35円だったのが、平成28年には31円に下がっています。
平成16年と比べ、約11.5%価格が下落したことになります。
最安値だった平成25年は、29円まで下がり、実に17.2%も下落しています。
リンク先:もやし生産者協会
一方、原料となる緑豆は、10年前の3倍、最低賃金も2割上昇しています。
リンク元:もやし生産者協会
さらに、ネット商品取引の爆発的な流通量の増加により、物流業界もまた、人件費が高騰し、さらには円高による石油高騰により、流通コストが上昇しています。
「もやし」が食卓に並ぶまでには、種の購入、生育のための燃料費、育てるまでの人件費や設備投資、スーパー店頭までの物流費などのコストがかかりますが、いずれも軒並みコストが上昇しています。
一方、必要コストを償却できる唯一の手段である「もやし」の価格が下落の一途を辿っています。
結果的に、生産者は「もやし」を生産すればするだけ、赤字が増えることとなり、廃業に追い込まれるということになります。
2 もしも「もやし」が食卓から消えたらどうなるか
私は「もやし」が食卓から消えるということを想像したことすらありませんでした。
「もやし」は、いつのときでも庶民に寄り添う味方です。
学生時代、「もやし」のおかげで、飢えをしのいだことが何回もあります。
もやしサラダ、もやし炒め、もやし汁、もやしナムルなど、淡白でありながらもだしも出る「もやし」は、庶民の食卓を彩るスーパースターの存在です。
クックパッドには「もやし」のレシピがなんと63,524品も掲載されています。
もしも、食卓から「もやし」がなくなったら、家計には大打撃となります。
「もやし」の代替品でおかずをつくろうとしたら、家計の出費は増え、お金を貯めることが大きな影響を及ぼします。
今、食卓に大変な事態が身近に迫っています。
3 もやしを作ることは可能か
もやしは、意外にも簡単に育てることが可能だそうです。私も知りませんでした。
まさか、アマゾンでブラックマッペが販売されているとは知りませんでした・・・。
今度挑戦して見たいと思います。
ただ、この場合は育てて食べるのが楽しみであり、スーパーで1袋20円程度の「もやし」が、10倍の価格になってしまいます。
毎回、これで「もやし」を安定的に手に入れるということにはなりません。
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4 これからも「もやし」を食べるための唯一の手段
「もやし」を食卓から消えることを防ぐためには、「もやし」の生産者を守ることです。
どう考えても、いまの「もやし」の価格は異常です。
種の輸入、燃料費、水道代コスト、人件費、物流コストを考えれば、1袋17円では到底やっていけないことは、誰がみてもわかります。
「もやし」の生産者を守るには、「もやし」の価格を適正価格に戻すこと以外にありません。
「もやし」の値上げには大賛成です!
「もやし」がなくなれば、結果的に懐が痛むのは私たち消費者自身です。
たばこが420円の時代です。1袋40~50円くらいが適正な価格ではないでしょうか。
今の「もやし」の価格が、たばこ1本分と思うと泣けてきます・・・。
A friend who shares is a friend who cares.
「もやし」を食べるため、もやし生産者を助けましょう。
リンク元:もやし生産者協会
なお、管理人の私は、もやし生産者協会とは利害関係はまったくありません。あまりのもやし生産者の窮状に義憤にかられて、このブログを書き綴りました。
よろしくお願いします。
それでは