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JR東日本豪華寝台「トランスイート四季島」運行開始に見るこの国の未来

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ようこそ(^^)/ お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントを提供するサイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、5月1日にデビューしたJR東日本の豪華寝台列車トランスイート「四季島」をTVやネットで見た方は多かったと思います。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2c/JR_East_E001_series_Train_Suite_Shiki-shima_20170213.jpg/300px-JR_East_E001_series_Train_Suite_Shiki-shima_20170213.jpg

リンク元:ウィキペディア

車両開発費用がなんと100億円という超高級車両です!

10両編成で、客室は驚きの17室のみ、最大定員は34名です。

1両に客室2室というあつらえで、全室スイートルームで、デラックススイートには、檜風呂や掘りごたつの和室まであるという徹底ぶりです。

今回は3泊4日で、一人当たり75万円から最高115万5,000円で、65歳と61歳の品の良いご夫婦が「楽しみです。」と乗り込んで行きました。

今回は、我が国も格差社会が固定化しつつある現状と脱出策について考えます。

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1 富裕層に広がるコト消費ブーム

日本人は、これまでお金の使い方はモノを購入するのが中心でした。海外に行っても、真っ先に行くのは免税店で、世界的ブランドを買い漁る姿は、エコノミックアニマルと揶揄されていたものでした。

ところが最近になり、特に富裕層の間では、商品やサービスを購入することによって得られる「使用価値」を大切にするようになってきており、この行動を「コト消費」と呼ぶようになってきました。

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「コト消費」とは、「使用価値を重視した消費行動」と定義されています。

平たく言えば、モノを購入する贅沢から、時間やサービスを購入する贅沢に消費マインドが変化してきたということです。

2 コト消費の具体例

コト消費の走りとなったのは、なんといってもJR九州が2013年から運行を開始した「ななつ星」です。

3泊4日コースで1人当たり63万~95万円(2人1室の料金)、1泊2日コースで30万~45万円(同)と高額ですが、大人気です。

https://www.cruisetrain-sevenstars.jp/_common/img/lounge_car_2.jpg

リンク元:クルーズトレインななつ星inJR九州

このほかにも、三越伊勢丹旅行が仕掛ける「プレミアムクルーザー」は、定員45名のバスを定員10名にして、リクライニングができるゆったり空間が売りのバスによるツアーで、6月15日より運行開始します。

「草津温泉『つつじ亭』と『赤倉観光ホテル プレミアム棟』で寛ぐ 3日間」が22万8000円から27万7000円、6月20日出発「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道と別邸音信 清流の恵み 割烹美加登家の天然鮎 4日間」が38万8000円から44万8000円(いずれも東京発着)と、バスツアーでは史上最高の価格です。

「プレミアムクルーザー」の画像検索結果

リンク元:ケイエム観光バス(三越伊勢丹旅行ツアーの運行管理会社)

3 コト消費ブームのきっかけは、富裕層への大増税説?

誰もがうらやむ時間への消費のきっかけは、実は富裕層への大増税だと管理人は推察しています。

平成25年度税制改正で、国は、課税所得額4,000万円以上の人の所得税率を40%から45%に引き上げました。

また、相続税も改正され、これまで50%(3億円超)の最高税率だったのが、税制改正によって55%(6億円超)に引き上げられました。

こういった富裕層を狙い撃ちにした税制改正により、富裕層の中に使った方がトクとする意識変化が生まれつつあるのだと思います。

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財産は墓場までは持って行けないので、当たり前といえば当たり前の話です。

こういった富裕層の消費行動が、経済を活性化させ、景気回復につながれば、企業の利益も増え、結果的にサラリーマンの給料も上がるはずなので、コト消費は喜ぶべきことですが、釈然としない人は多いと思います。

私は、こういった報道は、非常に気分が悪いです。

たまにテレビでやる芸能人のセレブ生活や高級リゾートリポートと同じレベルです。

ろくな才能もないのに、何千万円も稼いでいる芸能人を見ると、不愉快になります。

4 格差社会の固定化

数年前から、日本は格差社会に突入したとか、階級社会が固定化しているといわれています。

toyokeizai.net

貧乏人の子供は、教育の機会が少ないので、いつまでも這い上がれず、負の連鎖で貧乏な階級に留まらざるを得ないというものです。

これにはバブル崩壊とゆとり教育の2つによって引き起こされたと思います。

我が国は、二宮尊徳や野口英世に代表されるように、貧乏でも勉強に勤しみ、いい大学を出て、いい会社に入れば、貧乏から脱却できるという、立身出世の思想が明治維新以降、根付いてきました。

福沢諭吉の「学問のすすめ」の思想が、広く国民に支持されてきました。

しかし、バブル崩壊で、収入が激減し、この思想はぐらついてしまいました。

一般庶民は、大学が集中する東京へ送り出せる余裕がなくなりました。

その結果、親の顔色を見るいわゆる内向きの子供が多くなり、東京の大学をあきらめてしまう地方の子供たちが増えました。

また、地方に限らず貧困が原因で、進学そのものをあきらめてしまう子供も増えていると聞きます。

一方、ゆとり教育で満足に義務教育で教えないというとんでもない新学習指導要領により、全国でゆとり世代が排出されました

π(パイ)=3と先生が平気で教えていたのを参観したときは、腰を抜かしそうになりました。

企業でも、ゆとり世代の扱いには、ほとほと手を焼いています。

我が社でもゆとり世代には「困ったちゃん」が多く、大きな課題となっています。

教育の重要性をつくづく感じます。

一方、富裕層はゆとり教育の弊害を一早く見抜き、学習塾に我が子を早め早めに送り込みました。

その結果、富裕層は教育の機会均等を享受し、ますます階級が固定化してしまっているというわけです。

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貧乏人は塾代が出す余裕がないので、ここでも経済格差が教育格差につながり、階級の固定化を促進しました。

貧乏人が貧困から抜け出すチャンスは、教育しかありませんでしたが、現代においてはそう容易ではなくなったというわけです。

これが階級の固定化です。

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5 くやしければ立て!

富裕層が、コト消費に走っている姿は、とても許せないと憤りを感じた方も多いと思います。

私の昨日のニュースを見て、二人で3泊4日で230万円も使いやがっているのかと思うと、不愉快極まりなかったです。

しかし、何を批判しても無力です。

むしろ、我々にできることは、富裕層が楽しんでいる姿を目に焼き付け、いつかはそちら側に立ってやるという気概や闘争心を持つことが大切なのではないでしょうか。

「明日がある!」ではないでしょうか!

それこそが、生きる原動力、働く意欲となり、その姿は子供にも焼き付いて、自ら勉強していくものと信じたいです。

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一代では富裕層に追いつけなくとも、二代三代といつかは追いついてやろうとするハングリー精神が、貧困から脱却できる原動力となると思います。

そのためにも、あらゆる方法で、お金は貯めておきたいものです。

このサイトでも、限りだけのノウハウを提供していきます。

それでは