最終更新 2018.9.24
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さて、この週末は、まるで日本列島が梅雨明け直後のような猛烈な暑さに見舞われています。
私の住むS市杜王町でさえ、30℃を超えました。
出典元:日本気象協会 2017年5月21日
日曜日も、北海道から九州まで大体晴れて、土曜日と同じくらい、もしくはそれ以上に気温が高くなりそうです。北海道や東北北部では暑さが落ち着くものの、東北南部から九州の予想最高気温は30度前後。どこに行っても暑いのですが、特に東北南部は、5月としてはめったにない暑さになる所もあるでしょう。例えば福島市は最高気温が34度の予想で、猛暑日(最高気温が35度以上)に迫るほど。こまめな水分補給を心掛け、屋外で過ごす方だけでなく、部屋の中でも熱中症にご注意ください。また、寝不足も熱中症のリスクを高める要因になります。しっかり睡眠をとって、体調を整えましょう。
日本気象協会でも、熱中症に注意と呼び掛けています。本日は熱中症対策で必要な水分補給の効果的なドリンクについて考えてみます。
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1 地球温暖化は本当なの?
2017年も本当に暑いです。この数年は毎年暑い暑いの記録しかありません。
気象庁によれば、日本の平均気温は確実に上昇していて、2015年、2016年と平均気温最高記録を更新していて、2017年も記録更新の可能性が高いとのことです。
100年前と比べると、日本の気温は、1.5℃近くも年平均気温が上がっているそうです。
地球温暖化は、確実に進行しています。
出典))気象庁「気候変動監視レポート2014」
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
2 熱中症による年間死亡者数の推移
熱中症という言葉が一般化してきたのは、この10年前後です。
私が小学校の頃は、日射病といわれて、帽子を被れと教えられていました。(懐)
特に、6年前に発生した東日本大震災以降、電気不足が懸念され、節電が国を挙げて推奨されました。
その結果エアコンを止める家庭が増えたわけですが、負の副次作用も発生してしまいました。
室内での熱中症による死亡者の続出です。
熱中症は炎天下での作業や運動により、脱水症状が進んで発生するものと考えられていたのが、実は室内でも起こりうるということが、知られるようになりました。
熱中症の怖ろしさが、国民に浸透し、寝る前の水分補給の重要性が認識されました。
日本において、年間1,000人前後が熱中症で死亡するとは、とても信じられませんが現実です。
出典)気象研究所
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
3 2100年の日本は、どうなっているの?
地球温暖化は、今後の日本の気象をどう変えていくのか、とても心配です。
環境省や気象庁では、すでにさまざまな予測研究を進めています。
2100年という83年後の日本は一体どうなっているのか?
なんと、真夏日(30℃)を超える日数が、現在の倍から3倍にまで増えるそうです。
出典)
環境省・気象庁「日本国内における気候変動予測の不確実性を考慮した結果について」
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
札幌 8日→ 48日
東京 49日→105日
大阪 73日→141日
福岡 57日→121日
日本が、亜熱帯気候若しくは熱帯気候になるのは時間の問題です。
4 熱中症対策
さて、本題です。熱中症とは、高温多湿な環境において、体内から水分が蒸発し、めまいや吐き気など体が適応障害となる症状の総称です。
大きく分けると4つの症状に分類されます。
熱失神
目まいや冷や汗をかき、一時的に失神する症状です。足を高くして、涼しいところで休ませます。
熱けいれん
手足のけいれんや筋肉がピクピクしたりする症状です。塩分が失われた際に起きる症状なので、生理食塩水を飲ませます。
熱疲労
全身の疲労や嘔吐、頭痛を伴う症状です。汗で塩分が大量に失われた際の症状なので、塩分を含んだ水を大量に飲ませます。また、足を高くして休ませます。
熱射病
体温のコントロールがつかなくなって、体が高温となる症状で、意識障害となり、命の危険が生じます。すぐに首筋や腋下を氷で冷やし、体温を下げ、救急車で搬送します。
5 熱中症対策で必要な水分
熱中症は、体から汗とともに水分が奪われることによって生じる適応障害です。体の自律作用のコントロールが効かなくなっている状態です。
大切なのは、1に水分、2に塩分、3にミネラルです。
つまり、必ずしもスポーツドリンクを飲む必要はありません。
国も生理食塩水を飲むようにアドバイスしています。(近くにスポーツドリンクがあれば飲ませた方が良いそうです。)
生理食塩水とは、体内の塩分濃度と同程度の濃度の食塩水のことです。
人間は海の生物から進化した生き物なので、塩分との親和性は非常に高い生き物です。
生理食塩水とは、0.9%の食塩水です。
生理食塩水は、体内の水分と当張であるので、体内を構成する細胞膜に速やかに吸収されるという特徴があります。
つまり、1リットルにつき、9gの食塩を加えた食塩水を飲むことにより、熱中症の症状を和らげ、また、予防することができます。
あえて、水分補給水やスポーツドリンクを飲む必要はありません。
これからの季節、毎日水分補給水を飲んでいたのでは、大変な家計負担となっています。
生理食塩水を作って飲めば十分です。
6月から9月まで、4ヶ月間、120日毎日水分補給水(170円)を飲むとしたら、20,400円の出費となってしまいます。
これがタダとなります。
なお生理食塩水の代わりにみそ汁を飲むのも効果的です。
私は夏場は、冷たいみそ汁が大好きです。
塩分濃度も生理食塩水に近いし、ミネラル分もたくさん含まれています。
熱中症は、生理食塩水か、みそ汁で乗り切りましょう。
それでは