最終更新 2018.9.22
ようこそ(^^)/ お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、今年もまた本当に暑いです。
今後、日本の気候は、春と秋の季節が短くなって、その代わりに夏と冬が長くなるというのは、本当かもしれません。
暑ければ、野菜や果物が傷みやすくなり、冷蔵庫に保存する方が長持ちすると考えるのが一般的です。
しかし、何でも冷蔵庫に保存するのは、正解のようで外れです。
私の妻は野菜や果物を何でも冷蔵庫に保存してしまいます。(涙)
低温障害が生じるといくら言っても、いうことをききません。
妻とは結婚して26年となります。
いつもは仲良しですが、冷蔵庫の使い方と洗濯物の洗い方と干し方については、時折バトルになってしまいます。(哀)
今回は野菜や果物の保存を通じて、お金を無駄にすることがないよう考えてみます。
野菜や果物の保存を巡って、喧嘩になってしまうご家庭は必読です。(笑)
1 日本原産の野菜は、わずかに20種類程度
和食に野菜はつきものです。
大根、人参、胡瓜、白菜、玉ねぎ、長ねぎ、茄子など、和食の基本で、漢字にもなっているので、これら野菜は、我が国特有の野菜と思いがちです。
しかし、これらの野菜はすべて外来種です。
我が国原産の野菜は、本当に少なく、その数は20種類程度しかありません。
うど、わさび、みょうが、ミツバ、フキ、ジュンサイ、アサツキなど山菜と間違ってしまうような植物ばかりです。
じゃがいもはご存知の通り、アンデス地方を征服したスペイン人が広めたものです。
また、キャベツはヨーロッパ地中海が原産で、ヨーロッパではケールの名称が一般的です。日本に入ったのは、明治初期とまだ150年程度しか歴史がないのが意外です。
また、果実に至っては、日本原産の果実は、柿だけとされています。
梨(なし)も西瓜(すいか)も蜜柑(みかん)も林檎(りんご)も、漢字にはなっていますが、実は全部外来種です。
つまり、野菜や果物には、原産地の気候に見合った保存が必要ということです。
2 低温障害とは
低温障害とは冷蔵保存に不向きの野菜や果物を冷蔵してしまうと、色や味など品質が劣化する症状のことをいいます。
表面に褐変が出たり、くぼみや斑点が出たりします。
また、味も水っぽくなったり、軟らかくなったりして、商品価値を著しく下げてしまいます。
たとえば、ナスを冷蔵保存すると、紫色の表面が褐変化して、見た目がとても悪くなります。
また、中も種の色が黒くなったりして、おいしくなくなります。
3 冷蔵保存すると低温障害が起きやすい野菜と果物
3-1 野菜編
意外と思われますが、トマトとキュウリは、低温障害が起きやすい野菜です。室温保存がベストです。
しかし、数日間室温放置すると蒸発して表面にしわが寄ってよれよれになってしまうので、濡れた新聞紙にくるんで保管します。
数日間は、十分に鮮度が保てます。
また、さやいんげんは、冷蔵保存すると、表面が褐変化して、見た目が非常に悪くなります。なんとなく、おいしくなくなります。
うちの妻はカビといいますが、ち・が・い・ま・す!
さつまいもも冷蔵はダメです。中を切ると褐変化しています。
鹿児島など南国が産地なので、冷蔵してはいけないことはおのずと理解できると思います。
かびが生える原因ともなります。
出典:FPの家
3-2 果物編
代表例はバナナです。
バナナの冷蔵保管は厳禁です。
ただし、本日のような真夏日の場合は冷蔵保管も止むを得ません。
バナナは未熟のまま採取し、船積みして、輸入しています。
お盆の際に緑色のバナナが売っていますが、あの状態で購入しています。
国内で、追熟といって、エチレンガスと青酸ガスを加え、燻蒸処理します。ただし、有機栽培バナナで害虫(カイガラムシ)がいないことを確認できれば、燻蒸は行わず、船中で追熟させます。
管理人は、二度ほど築地のバナナ燻蒸場を視察したことがありますが、バナナが緑色であることにびっくりした記憶があります。
バナナは熟成が進むと、果皮の表面に斑点模様が出てきます。
これが、シュガースポットと呼ばれるバナナを一番おいしく食べるタイミングです。
バナナを冷蔵保存することにより、追熟が止まってしまい、果皮が褐変化し、真っ黒になって、捨てるしかなくなります。
冷暗所にアーチ形(先端と軸を下向き)に置くか、軸を結んで吊るしておくと長く保管できます。
また、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、アボガドなども冷蔵保管すると追熟が止まってしまい、おいしくなくなります。
アボガドは我が家でも、マグロの代わりによく食べます。
子供が小さい頃は、今日は緑のマグロだといってよく食べさせていました。(鬼父)
妻は、購入するとすぐ冷蔵庫に入れてしまい、1週間経っても硬いと不満を漏らします!
当たり前だあああ!
だから、冷蔵庫に入れちゃダメなんだって!
4 まとめ
家庭円満は、万人の願いです。
低温障害で傷んだ野菜や追熟しない果物を捨ててしまうと、本当にもったいないです。
冷蔵庫は万能であると思い込む人間の浅はかな知識のために、野菜や果物を捨ててはいけません。
野菜や果実を育てる人々、世界中から運ぶ人々、販売に携わる人々そして野菜や果物に対して、あまりに失礼です。
低温障害を受けやすい野菜や果物は、室温保存して、おいしく残さず食べましょう!
ブログに愛と真の情報を
それでは