ようこそ(^^)/
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当ブログの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、我が家には2人の娘がいますが、長女が高3で、そろそろ進路を決定しなければなりません。
↓イメージです。(笑)
私立のエスカレーター式の高校に入学したので、ほぼ大学には入れるものと確信しており、困ったものです。
せめて、社会人になるまでには目覚めてもらい、社会の厳しい荒波に揉まれても負けないタフな経験を積んでもらえればと願っています。
本日は、IT革命の中で、今まさに起きているフィンテック革命により、10年後には当たり前の存在の企業が淘汰されているかもしれない未来について考えてみます。
1 10年以内に、銀行の92%は消滅するという予想
ハーバードビジネスレポートという出版誌をご存知でしょうか。
日本でもダイヤモンド社で翻訳発行している雑誌で、記事の精度の高い出版誌として、ビジネスマンの間では高名です。
この中で、昨年衝撃のリポートが掲載されました。
アメリカの銀行の92%が、10年以内に消滅するというレポートです。
しかし、今後このスピードがどんどん加速する事により、より一層既存の銀行の存在価値が下がってくるのは火を見るより明らかである。
消費者に対しての価値が提供出来ない金融機関は、フィンテック革命下においては滅びるしか道は無くなって行く。
http://blog.btrax.com/jp/2016/05/08/future-banking/
2 銀行のイメージ
みなさんは、銀行に対しどのようなイメージをお持ちでしょうか?
私の銀行に持つイメージは、あまり良いものではありません。
カスリを喰って、収入を得ているはずなのに、大口の客にはすり寄り、小口客は見下しているというイメージしかありません。
↓先日も下記ブログで語りました。
私の見方が、近視眼的で、被害妄想じゃねえ?とお思いの読者の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、引用した記事の記者も同じ事をいってくれました。
“銀行”や”金融機関”と聞いてどのようなイメージを持つだろうか?
恐らく、店舗で長い間待たされる、たらい回しにされる,使いにくいオンラインバンキング、スーツを着たお固い金融マンが渋い顔で数字を睨んでいる。
事業をされている方であれば、貸し渋りや冷酷な切り捨て宣告など、ユーザーから見て心地よい利用体験を提供しているとは到底思えない。
まさにその通り!
こういった銀行のイメージは、銀行のビジネスモデルにあります。
小口客から安い金利で金を集めて、その金で大口客に高い金利で貸し付けたり、為替や株式売買で運用し、金を儲けるというのが、銀行のビジネスモデルだからです。
まったく汗を流さないで、金を動かして金を儲けるというビジネスモデルは、本来は反道徳的な行動だと私は思います。
水戸黄門や仕掛け人などの時代劇ファンは、悪徳商人「越後屋」などの両替商や金貸しが悪役で、懲らしめられると庶民がやんやの喝采を送るというもの、金融業に対して、庶民は不快なイメージを持っているからです。
しかし、銀行は社会的ステータスではトップレベルの業界であり、常に大学生就職希望企業のベスト5に入っているという現実があります。
理由はなんといっても、高給取りです。
都市銀行の支店長クラスですと、年収2,000万円は下りません。
私の同級生にも、ベンツを乗り回し、都内の高級高層マンションに住んでいる奴がいます・・・。
お妾さんまで囲っているという噂まであります。
やっかみではありませんが、娘も銀行に就職できれば親は安泰なので、経済学部コースに進学してほしいと思っていました・・・。
3 フィンテック革命は、すでに始まっている
しかし、フィンテック革命は、日本にも確実に影響が広がり始めています。
考えてもみてください。
- 銀行の窓口は、9時から15時までです。さすがに、最近は19時までとか休日営業を実施する銀行もポツポツ増え始めてはいますが、原則は平日15時までという異空間です。
- ATMは18時以降に使用すると高い手数料がとられます。
- 振り込もうとすると高い振り込み手数料がとられます。
- 住宅ローン金利は高めであり、手数料も高めです。
- 融資を受けようとすると、非常に慎重で、審査が厳しいです。
- 一方では、サラ金並みの高い金利の銀行フリーローンに積極的です。
- 空き家が800万戸もあるというのに危険水域にあるアパマン融資に積極的です。
- そして、高級取りです。
- 小口客を見下しています。
- 22時までATM無料(イオン銀行)
- 振込手数料は実質無料(月制限、利用額制限あり)
- 住宅ローン金利は、店舗型銀行よりはるかに安い
- 融資にも積極的で審査基準も緩い
- 公共料金や給料振込みでポイントがつく
- 金利が高い(イオン銀行の普通預金は、0.12%)
4 大手銀行の生き残りをかけた大リストラ開始
biz-journal.jpまた、地方銀行も生き残りをかけて、合併を全国的に進めています。toyokeizai.net
5 まとめ
いかがでしたか。こうしたことを考えると、ハーバードビジネスレポートの10年後92%の銀行がなくなるのは、あながち絵空事ではないと思います。
私も、娘を経済学部に入れて、地方銀行に就職してもらい、銀行マンと結婚できれば、安定した家庭を築けるのではないかと安易な気持ちで、経済学部に入れといっていましたが、今、真剣に悩んでいます。
娘は教養学部か経営学部に入りたいといっているので、最近はそれもいいかなと思っています。
私は技術屋なので、本当は資格が取れる理系に進んでもらった方が、将来のためにはいいと思っているのですが・・・。それは下の娘に期待しようかなと思っています。
一寸先は闇の時代です。
何が起こるかは、誰も予測できません。
ただ願うのは、娘には幸せになって欲しいと願うだけです♡
これから就職を目指す方も、転職を考えている方も、家族や知り合いが就職する方も、10年後のことを考えて、就職先を検討しなければならない時代になったのだと思います。
それが、結果としてお金が貯まり、人生を豊かに生きることにつながるのだと思います。
それでは