ようこそ(^^)/
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供するサイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、はてなブログ開発部が、今月(2017.6月)に入って、ブログ運営を大きく変えようとしています。
はてなブログ=マネタイズの公式を大きく変えようとしているので、注意が必要です。
- 1 記事下に関連記事をデフォルトで表示
- 1-1 はてなProでブログをつくる理由
- 1-2 Google AdSenseによるマネタイズ
- 1-3 広告の最適な掲載方法
- 1-4 はてなが、関連記事の掲載に踏み切った理由(推察)
- 2 スマートフォンへの広告枠追加
- 2-1 はてなが、スマホに広告を掲載する理由(推察)
- 2-2 スマホでも課金ビジネス
- 2-3 スマホでもアドセンス収益
- 3 まとめ
1 記事下に関連記事をデフォルトで表示
2017.6.13付けで、記事下に「関連記事」をデフォルトでつけてくれるようになりました。
これまでは、CSSをちょっといじって、Milliard用のCSSを貼り付けないと、関連記事は掲載できませんでした。
関連記事を表示しない
記事下の関連記事は、すべてのはてなブログでデフォルトで表示する設定になっています。
デザイン上などの理由で表示したくないときには、デザイン設定画面(PC版)の「カスタマイズ」ページと「スマートフォン」ページで、それぞれPCとスマートフォンの表示・非表示を切り替えることができます。
関連記事が表示されれば、記事を読んだ読者が、関連記事にも関心を抱き、見てくれる機会が増えます。
また、サイトの滞在率が高まり、結果的に広告をクリックしてくれる機会が増えるので、マネタイズが増える可能性があり、大変ありがたい機能が追加されたことになります。
しかし、本当にそうなるでしょうか?
1-1 はてなProでブログをつくる理由
おそらくはてなブログを開設している方で、有料のはてなブログProのほとんどの方は、ブログでのマネタイズを期待していると思います。
もちろん私もです。
純粋にブログを楽しみたいのであれば、無料のはてなブログで充分だからです。
年間8,434円と独自ドメイン1000円~3000円を負担する必要がないからです。
はてなブログは、SEOに強く、また、はてな民からのアクセスも期待でき、PV数が確保できやすいブログです。
だからこそ、Google AdSenseのクリック型報酬やA8ネットやAmazon、楽天等の成果型報酬で、マネタイズできる可能性が高まります。
そういった意味でもはてなブログは、マネタイズするには、最強のブログです。
1-2 Google AdSenseによるマネタイズ
無事にGoogle AdSenseの審査が通過できれば、いよいよマネタイズが可能となります。
AdSenseのルールでは、クリック型の広告は、これまで3つの広告しか出せませんでしたが、昨年方針を変え、上限を撤廃しました。
ただし、上限撤廃については、Google側ははっきりとは説明していないので、賛否両論です。
そこで私は、4月から試しに4つのレクタングルを掲載してみましたが、今のところポリシー違反の通知はきていません。(内心ドキドキしています。)
いろいろ調べてみると、必ず3つまでよいということではなく、コンテンツの質と量によって、4つでも5つでもいいけれども、3つでもダメな場合があるということです。
コンテンツに乏しいペラペラサイトでは3つでもポリシー違反の可能性がありうると質を重視したGoogle側の戦略です。
1-3 広告の最適な掲載方法
これまで、Google AdSenseの最適なレクタングル広告の掲載方法は、記事中に一つ、そして記事下直後にWレクタングル掲載がBESTとされてきました。
かなりの割合で、このようなフォーマットになっているブログが見受けられます。
しかし、今回デフォルトでの関連記事は、Wレクタングルの上に表示されることとなりました。
これでは、記事を読んだ後、広告をクリックする気持ちが萎えてしまい、広告のクリック数が減少することが懸念されます。
私は速攻でデフォルトを取りやめました。
止め方はとても簡単です。
設定→デザイン→記事にいくと、関連記事が今回追加されました。このチェックを外すだけです。
1-4 はてなが、関連記事の掲載に踏み切った理由(推察)
ブログに関連記事が掲載されると、サイトへの関心が高まり、結果として滞在率が高まり、場合によっては広告をクリックしてくれる可能性が高まります。
はてなブログは、現在520万人の巨大ユーザー数に増えており、半年で42万人も増えている人気ブログです。
しかし、決算ハイライトを見ると、課金ビジネスであるはてなProの収入は2.67億円です。
はてなProの1年間の費用は8,434円なので、31,657人がはてなProに加入している計算となります。
全体では520万人のわずか0.6%しか加入していません。
520万人が、Proに加入すれば、約400億円の課金ビジネスとなります。
そこで、はてな側としては、Proになれば、関連記事もあるのでPV数も増え、またマネタイズもしやすいということをアピールするために関連記事を掲載したのだと思います。
ただし、はてな側としては、マネタイズのため、はてなのもつブログに対する思いが偏るのを恐れて、マネタイズに特化したブログにならないよう、Wレクタングルの前に関連記事を持ってきたのだと思います。
㈱はてなの理念
「知る」「つながる」「表現する」で新しい体験を提供し、人の生活を豊かにする
デフォルトが気に入らななければ、ユーザーはチェックを外すだけでOKです。
なお、Milliard用のCSSを貼り付けによる関連記事掲載は簡単です。
2 スマートフォンへの広告枠追加
6月14日に、スマートフォン広告枠への掲載追加という、かなりショッキングな変更がありました。
カテゴリー別記事一覧ページを含むすべての記事一覧ページで、ブログタイトルの下(カテゴリー別記事一覧ページでは追加したパンくずリストの下)に、はてなによる広告を新たに表示することにいたしました。これはサービスの拡大に対応し、PCでもスマートフォンでも利用しやすいブログとして安定した運営・開発を続けていくためのものです。ご理解いただければ幸いです。
はてなによる広告は、はてなブログProに加入し、ダッシュボードの詳細設定で「はてなによる広告を表示しない」にチェックを入れてあれば、表示されません。
2-1 はてなが、スマホに広告を掲載する理由(推察)
現在は、すっかりスマートフォンの時代となりました。
私の拙いブログも8割以上はスマホからです。
マネタイズもスマホで見ることを前提としないと、非常に効率の悪いマネタイズになりがちです。
こうした中、はてな側では、はてなProにしないと、広告載せちゃうよという最後通牒のような変更がありました。
理由は大きく分けて2つ考えられます。
2-2 スマホでも課金ビジネス
端的に言えば、スマホにもブログを掲載しマネタイズする場合は、はてなProになり、年間8,434円払ってほしいということです。
はてなの収益事業は3つの柱があります。
コンテンツプラットフォーム はてなブログ
コンテンツマーケティング mackerel、Miiverse
テクノロジーソリューション はてなブックマーク
です。
それぞれ、事業は伸びていますが、期待は520万人の会員に膨らんだはてなブログのProへの課金ビジネスであることは間違いありません。
2-3 スマホでもアドセンス収益
スマホではてな側で広告を掲載し、訪問者がその広告をクリックすれば、その収益ははてな側に入ります。
つまり、はてな側では、Proになって課金ビジネスもいいけど、プロに入らなくともはてながアドセンスして得るクリック報酬でも収益するので掲載しますというビジネスモデルを進めることとなります。
はてな側には、毎年42万人以上膨れ上がる巨大コンテンツはてなブログを持っています。
もし、無料のブログ約500万ブログの広告を全部1クリックすると
一瞬にして、500万円×40円=2億円が転がり込む計算となります。(笑)
すごい収益構造です。
3 まとめ
いかがでしたか
ブログの運営方針は、さまざまな思惑によって、変わることがおわかりになられたのではないでしょうか。
はてなProで、少しでもマネタイズを進めようとしている方は、運営会社が運営方針を変える理由を少しでも言及して、速やかに対策をとるとよろしいのではないでしょうか。
ただ、今回のはてなブログ開発部の動きには、一抹の不安を覚えました。
はてなブログProで、マネタイズと騒いでいても、所詮はブログ運営会社の手のひらの上で、踊っているだけです。
粘りと根性と膨大な時間を投資できれば、レンタルサーバーを借りて、WordPressで運営する方法も考えなくてはなあと思いました。
それでは