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お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、6日前のことです。
○○生命から、重要説明書類が送付されてきました。
娘の学資保険の満期返戻通知書でした。
この7年、学資保険を積み立てるのは、言葉に表すのも難しいくらい苦難の連続でした。
しかし、満期になったからこそ言えます。
学資保険は、余裕があれば入った方が絶対得する!
また、親としての務めも果たせる!
本日は、子供が生まれると誰もが悩む学資保険について考えてみます。
- 1 我が家の学資保険 その1 加入時の深き悩み
- 2 我が家の学資保険 その2 先輩の強烈な叱咤により加入
- 3 我が家の学資保険 その3 満期後の運用先家庭内協議
- 4 いまどきの学資保険
- 5 学資保険加入率
- 6 まとめ
1 我が家の学資保険 その1 加入時の深き悩み
我が家には、2人の娘がいます。
娘が生まれたとき、学資保険に入るかどうか悩みに悩みました。
その理由は、家の住み替えと重なってしまったからです。
住み替えをするため、銀行から6,500万円という途方もないお金を借り入れていたので、とても学資保険に入れる余裕などありませんでした。
学資保険というと現在のJPかんぽ生命(旧郵便局)の学資保険が有名ですが、7年前は学資保険は元本割れ若しくは返戻率100%ギリギリが普通で、郵便局員からも勧められない保険でした。
また、年齢制限も7歳までであり、猶予期間が厳しくて、JPかんぽ生命の学資保険はあきらめました。
しかし、○○生命は、返戻率が105%ほどあり、しかも10歳になるまで加入可能という好条件を謳っていました。
それでも、やはり経済的に厳しく、入るには入れない悩める時間ばかりが過ぎてしまいました。
2 我が家の学資保険 その2 先輩の強烈な叱咤により加入
そんなときでした。
同僚の先輩から、強烈な一言を喰らいました。
こどもに学資保険をかけるのは、親としての最低限の務めじゃないか!
先輩から激しくなじられました。
学資保険とは、我が子が成長し、やがて大学に進学する際に、親が病気や怪我で経済的に困窮しても、進学の夢が絶たれないように、学業のための原資を積み立てる保険です。
また、契約中に親にもしものことがあっても払い込み免除規定により、契約した満期分のお金が下りる保険です。
この親の存在をゆさぶる強烈な一言により、加入を決意しました。
加入年齢ギリギリの9歳11ヶ月に7年間で満期金600万円の契約を締結しました。
また、次女にも、10年間で満期金600万円の契約を締結しました。
長女は、毎月69,840円の84回積立です。
次女は、半年に287,520円の20回積み立てです。
長女の返戻率
6,000,000円/5,866,560=102.27%
次女の返戻率
6,000,000円/5,750,400=104.34%
単純計算ですが、長女の年あたりの利回りは、0.62%、次女の年あたりの利回りは0.434%となります。
払い込み金額は、5,866,560円、満期返戻金は6,000,000円なので、133,440円得したことになります。
1年定期預金が0.01%であることを考えても、学資保険のお得さは、際立っています。
また、一時所得にかかる所得税は、払い込み料-満期返戻金>50万円の場合に限られるので、今回の満期返戻金には所得税はかかりません。
厳しい先輩の叱咤激励のおかげで、133,440円得した他に、学資金600万円を残すことができました。
先輩には感謝しても感謝しきれません。
600万円にした理由は、1年で150万円、1月12万5千円あれば、足りない分はバイトでもすれば4年間満足いく学生生活が過ごせるのではということから決めました。
それにしても、7年間毎月約70,000円も積むという行為は、親としての務めというモチベーションを上げる魔法の言葉がなければ絶対に無理でした。
よくぞ続いたと奇跡の結果に感謝感謝です。
3 我が家の学資保険 その3 満期後の運用先家庭内協議
さて、来月早々に600万円が振り込まれます。
子供の進学は4月です。
ということは、7ヶ月もの間、600万円を金利0.001%という普通預金に寝かせるわけにはいきません。
600万円の運用です。
株買うぞ!株!買いたい株があるんだ!
却下!
妻に瞬速で却下されてしまいました・・・。
これからの大事な学業のために積み立てているのに何考えてるの!
この株バカ!
株バカって、あなた・・・。これでも家族のために運用しているんですが・・・。
こんなに運用益を上げても批判なの・・・?
と切ない気持ちになりました。
家族内協議の結果、運用は、イオン銀行普通預金に決定しました!
理由は、普通預金でも、金利が0.1%だからです。
イオン銀行の普通預金金利はこれまで0.12%と無敵の金利でしたが、7月にひっそりと0.10%に改悪してしまいました。残念です。
適用は2017年8月12日からです・・・。
無念です。
600万円を7ヶ月間金利0.10%で運用すれば3,500円利子がつく計算です。
確かにこれなら、株式よりは安全確実かなとも思います。
4 いまどきの学資保険
我が家の学資保険を例に、学資保険の優位性について、説明しました。
学資保険は2つの特徴を備えた積み立て保険です。
1 積み立て保険であり、掛け金は満期返戻されること。
しかも、返戻率110%を超える学資保険がゴロゴロしていること
2 積み立て最中に親が保険を払えない場合は、払い込み免除規定があり、払う必要はないこと。しかも、満期金が受け取れること
5 学資保険加入率
学資保険は、子供の進学に特化した積み立て保険であり、いいことづくめの保険です。
しかし、最大の難点は、積み立て額が高額だということです。
子供が進学するまでの間、たいていの家庭では、持ち家を求め、住宅ローンを組んでいます。
また、第2子、第3子と生まれ、配偶者が育児休業を取得する機会も増えます。
収入が減少するのに、負担が増えるのが子育て世代です。
いろいろなリサーチ会社で、アンケート調査を行っていますが、学資保険をかける家庭は、全体の約6割といったところです。
「NTTコム リサーチ」調べ:出典「NTTコム リサーチ」
生活が困窮しても、学資保険に入れるのでは、本末転倒です。
学資保険は、余裕があった場合に限って、入るべきです。
6 まとめ
いかがでしたか。
いまどきの学資保険は、返戻率が110%を超える商品がゴロゴロしていて、選ぶのにひと苦労かもしれません。
それほど学資保険はお得です。
しかし、学資保険は積み立て保険の一種であり、満期返戻金を高くすれば、どうしても月ごとボーナスごとの負担は増してしまいます。
生活に余裕があった場合に、入ってもいい保険です。
同じような積立には、iDeCoがあります。
iDeCoの方が学資保険よりもはるかに得しますので、進学には直接使えませんが、掛け金を検討するのならiDeCoが先です。
iDeCoに加入した上で、それでも生活に余裕があれば、学資保険を検討すべきです。
私の場合は、親の務めという言葉に、心をゆさぶられ、背中を押されて2人の学資保険計1,200万円を契約しましたが、はっきりいって、生活は本当に苦しかったです。
まさに爪に火を灯し、塩をなめなめ学資保険を支払いました。
無理な満期額の学資保険は、入るべきではありません。
管理人の学資保険契約の期間中にも、地デジやガラケーからスマホへという大きな社会変革がありました。
地デジは、最後まで契約しませんでした。おかげで、地デジ対応TVが安く購入できました。
また、ガラケーでさえ、その前はPHSを使っていました。今のガラケーも6年7ヶ月使っていて、子供からは恥ずかしいといわれています。
腕時計は欲しかったアストロン(定価20万円)をあきらめました。就職30年を記念し、自分への祝いのために買おうとしていましたが、買える状態になく、今に至っています。
妻への結婚25年記念の装飾品も実はまだ購入していません・・・。夫として恥ずかしいです。
背広もほとんど新調していません。
弁当持参など、節約に節約を重ねて、年間約88万円のお金を捻出したからこそ、学資保険を払い込むことができました。
こうした赤貧の覚悟を持って行動しなければ、無理な学資保険は間違いなく、生活が破たんします。
我が家の年間1,413,120円の学資保険の捻出は、本当につらかったです。
それでも親としての務めを果たせたことがちょっとした誇りです!
それでは