ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、突然ですが、読者のみなさんは、宝くじを買っていますか?
管理人は、一時的な場合(後述)を除いて、これまでまったくというほど買ったことがありません。
世の中も宝くじブームは下火のようで、売上高も平成28年度についに9,000億円を割り込みました。
これから2020年東京オリンピックを控え、その財源も宝くじを当て込んでいます。
果たして宝くじは夢を買うものとして、投資or投機?していいものなのかどうか考えてみます。
- 1 宝くじの売上げは、ついに9,000億円割れ
- 2 宝くじの懸賞額は、バブリーになっている
- 3 気になる期待値
- 4 当たる確率
- 5 宝くじは、パチンコやタバコと同じ?
- 6 夢は買うものではなく、捕まえるもの
- 7 宝くじの未来
- 8 まとめ
1 宝くじの売上げは、ついに9,000億円割れ
平成29年5月、総務省は2016年度の宝くじ売り上げを発表しました。
前年度比7.7%減の8,452億円です。
過去最高は、2005年度の1兆1,047億円でした。
2005年度をピークに年々減少し、ついに9,000億円を割るまでになりました。
ピーク時の76.51%と3/4にまで減ってしまいました。
特にサマージャンボや年末ジャンボなどジャンボくじの販売額は、3,746億円と前年度比11.5%減です。
その他スクラッチくじ、ナンバーズやロトなどの数字選択式くじも前年度比減でした。
2017年8月31日、総務省は宝くじの起死回生策として、2018年度より全種類の宝くじをネットで発売するとぶち上げました。
だからといって、売り上げが増加するのかどうかは、わかりません。
2 宝くじの懸賞額は、バブリーになっている
以前は年末だけに販売し、その行列が、冬の風物詩の代名詞にもなっていたジャンボ宝くじは、いつの間にか年に6回も販売しています。
・グリーンジャンボ:例年2~3月頃
・ドリームジャンボ:例年5~6月頃
・サマージャンボ:例年7月頃
・オータムジャンボ:例年9~10月頃
・年末ジャンボ:例年11~12月頃
1等当せん金額7億円と1等・前後賞合わせて10億円です・・・。
10億円はうれしいですが、その確率たるや、2000万分の1です。
東京都民が全員購入しても当たらない宝くじが、当たると思うこと自体が、無理というものではないでしょうか。
これでは、購入する気力がなくなるのも無理はありません。
宝くじは買わなければ絶対に当たらないともいいますが・・・。
3 気になる期待値
宝くじは、震災復興や社会インフラなど公共事業に使われます。
宝くじの期待値はというと、脅威の47.0%と世界でも類を見ない超ぼったくりです。
競馬など公営競走の期待値は、75.0%です。
パチンコなどの期待値は、90%~95%とされています。
ルーレットの期待値は、アメリカン式が94.7%、モンテカルロ式が97.29%です。
宝くじの期待値はありえないほど低いです。
買った瞬間に購入額の半分失っていることと同じです。
これでは宝くじの人気が凋落しているのは当たり前です。
(引用:宝くじ公式サイト)
4 当たる確率
1等賞7億円前後賞3億円合わせて10億円のジャンボ宝くじを例にとります。
1ユニットは2,000万枚です。
2,000万枚×300円=60億円を買えば、1等賞7億円前後賞3億円合わせて10億円が1本だけ当たります。
また、1等賞が5億円のジャンボ宝くじの場合は、1ユニット1,000万枚です。
(出典:宝くじ公式サイト)
1等 5億円 1,000万分の1
1等前後賞 1億円 500万分の1
1等組み違い賞 10万円 約10万分の1
2等 2千万円 500万分の1
3等 100万円 10万分の1
4等 5万円 1万分の1
5等 3,000円 100分の1
6等 300円 10分の1
2等賞までは、500万分の1です・・・。これは当たる気がしません。
当てようとするのが無理です。
5 宝くじは、パチンコやタバコと同じ?
以前同僚に宝くじマニアがいました。
年末ジャンボにずべてを賭けるとボーナスをつぎ込んでいました。
その金額は、毎年必ず30万円購入していました。
私が知っているだけで10年続けて、当たりは4等賞5万円1回のみ・・・。
社内でも有名人となり、止めるに止められなくなってしまったようです。
投資額 30万円×10年=300万円
回収額 300円×100枚×10年=30万円
損失額 265万円です。
ジャンボ以外にも、常にナンバーズやロトなどを買いまくっていたようです。
金がない金がないといつもいっていましたが、宝くじだけは常に買っていたようです。
すでに退職してしまい、風のうわさも聞かなくなりました。
一体いくら使ってしまったのでしょうか。
宝くじもタバコやパチンコと同じく、強い依存性があります。
社会問題にならないのが不思議な気がします。
似たような経験が管理人もあります。
或る自治体のミニ万博のようなイベントに関わった時期があり、そのイベントでは会場内でのみ、記念スクラッチ宝くじが発売されていました。
会場内でしか入手できないこともあり、レアものの宝くじのため、関係者がこぞって会場内で宝くじを買ってきて、当たった当たらないと大盛り上がりでした。
管理人は当初関心は持っていませんでしたが、あまりの人気に真似をして1枚2枚と買ってしまうと、スクラッチを削る興奮が、だんだんと癖になってしまいました。
スクラッチを削らないと、落ち着かない依存症のような症状となってしまいました。
もうずい分と前のことですが、今でもあの削るときのワクワク感は忘れることができません。
たしか4万6千円分購入し、回収できたのは2万円くらいだった記憶があります。
4等賞5,000円を一度引いたのが大きかったです。
ですが、同僚や先輩はもっと激しく買い込んで、「28万円使った」、「35万円使った」など桁違いで、宝くじは怖ろしいという印象を強烈に刷り込んでくれました。
カジノIR法が法制化し、いよいよ国内にもカジノができることになると思いますが、高揚感を持ってしまい、冷静な判断ができなくなって、予算よりも突っ込んでしまうのが、怖ろしいところです。
判断力や制御力がなくなり、知らずに多額をつぎ込んでしまい、目が覚めると借金だけが残っていたことになりかねません。
6 夢は買うものではなく、捕まえるもの
宝くじは歴史的に巨額のお金を集めるために利用されてきました。
江戸時代は自社仏閣の修繕のために富くじが幕府から認められ、巨額のお金を集めることができました。
また、戦中も戦費調達のため、勝札が始まりましたが、ときすでに遅く敗戦となって幻の宝くじとなりました。
そして、2020年東京オリンピック開催のための資金集めとして宝くじが期待されています。
このように宝くじとは国家がお金を必要とする際の有力な方法です。
アメリカでは、愚か者の税金(Fool of Tax)とまで言われているそうです。
そもそも夢は努力を積み重ねて捕まえるものであり、お金で捕まえるものではありません。
7 宝くじの未来
宝くじの未来は大変厳しいといって過言ではありません。
方法としてはもっと極端に1等賞の賞金を高くして社会の関心を呼ぶことがあげられます。
もうひとつは、1等賞の賞金を安くして、多数の人に当たるチャンスを高めることです。
個人的には、1等10億円を1本よりも、1等100万円を1,000本の方がうれしいです。
今のままでは、まず人気回復は無理だと思います。
8 まとめ
いかがでしたか。
毎年、年末ともなると年末ジャンボ宝くじに長蛇の列が続いたものでした。
ところが最近はまったくというほど宝くじ売り場で並ぶ姿を見かけません。
管理人は、宝くじには全く興味がないので、一部の同僚が騒いでいるBIGやTOTOは仕組みすら知りませんし、知る必要もないと思っています。
その理由は投資に対する見返り、いわゆる期待値にあります。
宝くじの期待値は47%です。100円投資して戻ってくる確率は47円という、ハイリスクハイリターンの象徴です。
これを公営競技である競馬、競輪、競艇、オートレースに当てはめると期待値は75%です。
宝くじはあまりにも割の合わない投資であるということがわかります。
宝くじと公営競技を一緒にするなという批判もあると思います。
宝くじは夢を買うもので、金目当てではないという主張です。
しかし、繰り返しとなりますが、夢は自分で努力を繰り返して、捕まえるものではないでしょうか。
それでは