最終更新 2020.2.10
ようこそ(^o^)丿
人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、アベノミクスも行き詰まり感はありますが、現在就職戦線は未曾有の好景気で売り手市場が続いています。
しかし、そんな好景気とは無関係に、大学を卒業する女子大生の中に、職に就かない無業が静かに広がっているそうです。(推計2.2万人)
親が苦労に苦労を重ねて、子供を育て、大学を卒業させても、就労も結婚もしない無業女子が静かに増えているなんて、考えただけでもぞっとします。
管理人は2人の娘を抱えています。
決して他人事ではない無業女子に対する傾向と対策を考えてみます。
1 有効求人倍率は43年ぶりの記録更新
アベノミクスで景気がいいという話は、もう何年も聞こえてきますが、少なくとも管理人には、とてもその実感はありません。
しかし、景気のバロメーターといわれる有効求人倍率は、43年ぶりに記録を更新しました。
グラフ上で見る限り、現在国内は未曾有の人手不足です。
平成29年年6月の有効求人倍率は、なんと1.51倍です!
平成21年有効求人倍率は0.5倍を切っていました。
統計上は、労働市場のアベノミクスは確かに起きています。
あの狂乱のバブル期さえ超えているというから驚きです。
にわかには信じがたいですが、現在は、いくらでも就労できる労働環境にあります。
(出典:厚生労働省 一般職業紹介状況)
しかし、そんなの非正規雇用労働者の募集ばかりだろうと思われると思います。
管理人もそう思っていました。
ところが、2004年から統計を取り始めた正規職員有効求人倍率は、1.01倍と初めて1倍を超えました。
これは、我が国の近代化が始まって以来のことだそうです。
就職する気になればどこにでも就職できるのが、統計上の現在の状況です。
しかも、求人倍率は毎月上がっています。
働きたいと思えば、いつでも働ける夢の時代が、統計上の現在の姿です。
バブル崩壊後、長らく就職氷河期、ロストジェネレーションと呼ばれた時代とは様変わりです。
(出典:厚生労働省 一般職業紹介状況)
2 働かない若者が増えている
ニートやひきこもりなどの言葉は、だいぶ前から日本にも定着してしまいました。
働かない若者、社会から孤立した若者が急激に増加しました。
国の統計によれば、15歳から34歳までの無業者の数は69.6万人です。
全体に占める割合は2.1%(平成26年)と、平成7年に統計を取り始めてから倍増しています。
(出典:総務省労働力調査)
3 若年層フリーターの数
一方、若年層の非正規雇用労働者の数は、年々減少しています。
平成26年時点では。179万人と減少し、これもアベノミクスで就労できる環境が増えているということを示しています。
(出典:総務省労働力調査)
4 ひきこもり者の数
また、統計上なかなか調査のむずかしいひきこもり者の推計数も調査していて、国内には69.6万人がいると推定されています。
(出典:内閣府(2010)「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」)
5 統計が現実とずれている?
ここまで、国による有効求人倍率と若年層の就労状況、社会参加状況の統計を見てきました。
何か変?とは思いませんでしたか。
管理人は、とても疑問に思いながら、この統計を引っ張り出してきました。
そもそもそんなに求人している?
人手不足で困っているのは、いわゆる3Kと呼ばれるキツイ、キタナイ、キケンと呼ばれる労働環境です。
肉体労働の建設業や土木業、24時間不規則な労働の介護士、看護師、警察官、消防士などです。
むしろホワイトカラーと呼ばれる職業は、合理化、人減らしの対象であり、その代表ともいわれる公務員の数は年々減っています。
平成6年328万2千人だった地方公務員の数は、平成28年には273万7千人にまで減少しています。
実に16.6%減の削減です。
また、ニートの数は、全国引きこもりKHJ親の会によれば推計300万人と大きくずれています。
非正規雇用労働者の数も2,000万人を超えているという統計があり、若年層のフリーターの数が179万人とはとても思えません。
管理人は、仕事で街中に出かけることが多いですが、日中といえば、学生や主婦、老人層がほとんどと思われる方は多いと思いますが、現実はまったく違います。
本来就労しているはずだと思われる若年層の数には本当に驚きます。
たまに渋谷や新宿を歩くと本当に驚きます。
それはおそらくは大阪や横浜、博多や名古屋、札幌など全国どこの都市部でも同じだと思います。
学生でもない、社会人でもない若年層が、スマホ片手に街中にあふれている姿は異様です。
いつか、行ったことはありませんが、世界一の犯罪都市ホンジュラスのサン・ペドロ・スーラなど犯罪者のあふれる街が増えるのではないかととても危惧しています。
6 無業女子の存在
話が大きくなってしまいましたが、ここでようやく無業女子の話です。
就職先は統計上たくさんあるにもかかわらず、人口比に占める若年層のニート、フリーターそして引きこもり者は増えています。
ただし、ニート、フリーター、引きこもり者というと社会から適応できずにドロップアウトした者というイメージが一般的だと思います。
さらに男女比でいえば、男性がほとんどだと思います。
しかし、現在、大学まで進学した真面目で一生懸命な女子が、一度も就職せず、そのまま家事手伝いとなり、独身のまま家に残るという無業女子が増えているそうです。
一種のひきこもりと同じです。
筆者は、元横浜市副市長の前田正子氏です。
前田氏は、関西の方で、特に阪神の山の手は、経済的に恵まれた方々の住む街が多く、基本は女子は働くなという文化が根付いているそうです。
女子は家に入って家族を守るという考え方が残っていて、そのため就職もせず、家事手伝いとなるも、出会いがない場合、独身のまま家に残り、老後破たんが懸念されるそうです。
関西の女性といえば、オバンに代表されるパワフルで合理的な思想を持つ女性をイメージしますが、一方では芦屋などの深窓の令嬢として育てる文化も残っているというのがちょっと驚きでした。
就職状況が好転した2016年3月に大学を卒業した女子でも、派遣や契約社員が4.5%、アルバイトが1.9%、無業者が8.7%であり、人数にすると約2.2万人となる。
人手不足だというのに、大卒女子の約11人に1人は進路未定のまま卒業しているのである。
2016年には高校を卒業した女子の57.3%が4年制大学や短大に進学している(この他に専門学校への進学者は約20%)。
もはや大学進学者の方が多数派になりつつある中で、その大学を無業で卒業する女子学生がいる。
しかも大学進学率の高い大阪では(2016年に62.6%)、同年の大学卒業生の状況は、派遣や契約社員が5.4%、アルバイトが2.3%、無業者が9.6%と全国平均を上回っている。
実は関西では大学卒業時の無業者の比率が高いだけでなく、女性全体の就業率が低い。
2015年の国勢調査から25~44歳までの女性の就業率を県別に比較すると、神奈川県が最も低いものの、兵庫県・奈良県・大阪府はそれに次いで低い。
しかし、この考え方が、静かに大卒女子に広がっているというのは、由々しき問題です。
いつまでも親に寄生されても、親はいずれはリタイヤし、年金や蓄えたわずかばかりの資産で老後生きながらえなければなりません。
それが大学まで出しても一度も社会に出ない女子が増えるのであれば、家計は間違いなく破綻します。
7 まとめ
管理人は、二人の娘がいますが、本当に身を削る思いで、上の娘の学資保険600万円を昨年9月に満期払い込みが終了しました。
下の娘の学資保険もあと1年で終わります。
住宅ローンを抱えながら、2人分の学資保険1,200万円を払い込むのは並大抵のことではできません。
管理人がお金を貯める行為に目覚めたのも、老後不安もありますが、目の前の課題である学資保険をどうやって貯めるかからでした。
そのために昼食は手弁当にし、背広はよれよれ、靴は履きつぶし、携帯は6年半持ちという情けない貧相な初老男として、今日に至っています。
本当に情けないと思っています。
収入はそこそこあるのに何でこんな貧乏な暮らしに甘んじないといけないのかと自問自答するときもあります。
腕時計はシチズンのアストロン(正価20万円)の夢が、今やダイソーの300円の腕時計に満足している自分がいます。
ベルトもダイソーの300円です。100円はあまりにひどいので、革製にしました。
ハンカチはとっくの昔からダイソーの100円です・・・。昔はバーバリーのハンカチ(1,200円)だったのですが・・・。
整髪剤もブランド物はとっくにやめ、イオンPBやマツモトキヨシPBです。
背広は百貨店は辞め、今や県民共済の背広にしました。(安くていけます。)
そうやって苦労に苦労を重ね、大学まで出してやれば、後は自分の道は自分で切り拓いてくれるものだと信じています。
それが、無業女子となり家事手伝いの名の下にひきこもられてはたまったものではありません。
また、ニート、フリーター、ひきこもり、非正規雇用労働者、最悪な場合はストリートチルドレンとなり犯罪に手を染める者になってしまえば、親は一生涯悩み苦しみ生きるだけです。
このようなことが起きないように国にはしっかりと「働き方改革」「1億人総活躍社会」を実現してもらいたいものです。
本日は悩み尽きない親目線のブログとなりました。
お金を貯めて、せめて老後はお金に苦労しない人生を送りたいものです。
そのためには子供には真っ当な道を歩んでもらいたいと願うばかりです。
それでは