ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、はてなブログを運営する方には大ニュースがこの2日間続いています。
ひとつは、はてなの創業者近藤会長の電撃退任です。
もうひとつが、はてなブログのHTPPS化です。
はてなブログがこの先ますます成長の道を歩むのか、それとも成長の壁にぶつかってしまうのでしょうか?
はてなブログがますます成長することを祈るばかりです。
- 1 はてなとは
- 2 はてな代表取締役会長近藤淳也氏 突然の退任
- 3 はてなの収益構造
- 3-1 コンテンツプラットフォームサービス
- 3-2 コンテンツマーケティングサービス
- 3-3 テクノロジーソリューションサービス
- 4 はてなの死角
- 5 まとめ
1 はてなとは
はてなとは、2001年に京都大学理学部を卒業した近藤 淳也氏が創業したIT企業です。
2001年 人力はてな
2005年 はてなブックマーク はてなダイアリー
2013年 はてなブログ
2014年 マザーズ上場
はてなブログは、これまでの無料ブログの制約が少なく、自由度が高く、しかもSEOに強いことから、ブロガーのみなさんから強く支持されています。
最近は、京都大学の人脈ネットワークを生かしてMackerel(サーバー管理システム)の開発管理支援、少年ジャンプと提携したマンガビュワー「GigaViewer」を開発しています。
また、Nintendoと提携し、スイッチと連動したスマホ用スプラトゥーン2ゲーム連動サービスを開発し、株価が急上昇しました。
まさに順風満帆に成長しているように見えます。
(引用:ヤフーファイナンス)
2 はてな代表取締役会長近藤淳也氏 突然の退任
9月26日、近藤会長が代表取締役会長を退くというビッグニュースが、IT業界を駆け巡りました。
原因は、近藤会長が肝いりで進めた不動産情報サービス「物件ファン」サイトの不振にあるのは、まず間違いのないところです。
報道によれば、鳴り物入りで2016年2月から始めた当事業は、不振で2017年9月期の売り上げはなんと112万2,000円だそうです。
不動産情報サイトはリクルートのSUUMOがあるし、クックパッドを辞めた穐田社長の「オウチーノ」もあり、いかにITとマッチングしようと後発は厳しいものがあります。
3 はてなの収益構造
3-1 コンテンツプラットフォームサービス
いわゆるはてなProの課金(月1,008円)と無料はてなブログでのアフィリエイト広告の収益です。
はてなブログを始める人は、年々増えています。
2015年期末 450万人
2016年期末 520万人
2017年期末 618万人
利用者の視点に立ったサービスが続けば、課金ビジネスモデルは安泰だと思います。
3-2 コンテンツマーケティングサービス
はてなブログメディア(いわゆるホームページ開発支援)は、38件ですが、高い収益率を誇ります。
そのため業界の競争は烈しく、ダンピングなどで解約率は19%と高止まりです。
新規開拓は喫緊の課題です。
3-3 テクノロジーソリューションサービス
Mackerelがすこぶる評判が良く、採用企業が増えています。
9月にはアマゾンも採用することとなりました。
今後に期待できますが、懸念は開発者の確保です。
2017年は人員を13名増やし、117名としました。
しかし、113名でこれら3つの事業の開発支援保守管理は厳しいのではないでしょうか。
4 はてなの死角
はてなブログは増加の一途、Mackerelも採用企業がうなぎ登りです。
まったく死角がないように見えます。
しかし、新規事業である「物件ファン」が全然うまく行かず、そのためもあってか、この事業そのものを近藤会長が購入して、テコ入れを図ることとなりました。
そのためなのかよくわかりませんが、近藤代表取締役会長は、10月26日の定時株主総会で退任し、非常勤取締役となります。
まあ、実質はてなの株式の半数以上を握っているので、経営権は近藤会長になるのはいうまでもありません。
うわさでは持っている株式を放出するのではないかともいわれています。
しかし、創業者の退任という事態が、社員の動揺を誘うのかが心配です。
また、急激な業務拡大に開発者の開発費や人件費が収益を圧迫しています。
2017年期末の売上高は+17%ですが、経常利益は-37%となっているのは気になるところです。
さらにシステム開発が追いついていないという大きな課題があります。
特に10月からGoogleが始めるというHTTPSサイトのSEO優遇化は、はてなブログProのみなさんのブログ収益に直結するので深刻です。
HTTPをHTTPSに替えるのはそう難しいことではありませんが、HTTPとHTTPSが混在しているブログは深刻です。
最悪、ブログ記事を1つ1つ検証し、HTTPSの付け替え若しくは削除の作業が必要となります。
この記事でリンクした天下の「ITメディア」でさえまだHTTPです・・・。
この作業が嫌で、WordPressに替える人が続出すると大変です。
5 まとめ
いかがでしたか。
今やブログははてなブログといえるほど、はてなブログは確固たる地位を構築しました。
しかし、近藤会長の退任という突然のカリスマの退場、そしてはてなブログのHTTPS化という大問題が浮上しています。
実際、株式はスプラトゥーン開発報道の頃より800円も株式が下がっています。
10月26日の定時株主総会の動向を注視する必要があります。
はてなブロガーのみなさんにとっても、決して他人事ではありません。
今後のはてなの進むべき方向には注視していく必要があります。
それでは