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お金を貯めることを通じて人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、昨日10月4日は何の日だったかご存知でしたか?
中秋の名月でしたね。
管理人の住む地域ではほんの一瞬しか月が出なかったのは残念です。
もうひとつ、10月=とう+ 4日=しで、とうしの日=投資の日でした。
今回は投資の日にちなんで、管理人が研究中の国内最大利率14.5%を誇る投資商品「ソーシャルレンディング」をプレゼンツします。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
- 1 クラウドファンディングとは?
- 2 ソーシャルレンディングとは?
- 3 投資効率は?
- 4 高利回りで貸し倒れはないの?
- 5 事業の透明性はあるの?
- 6 ソーシャルレンディング運用業者は、本当に大丈夫なの?
- 7 それでも利回りが魅力的と思う方はどうすればいいの?
- 8 まとめ
1 クラウドファンディングとは?
みなさんも最近はクラウドファンディングという言葉は聴かれたことがあるかと思います。
クラウドファンディングとは、主としてインターネットを通じて、多くの人から資金を募り、ビジネスや社会的事業に役立てる手法です。
出資者は社会に貢献したという満足感や、プロジェクトへの参画意識を得ることができます。
有名なクラウドファンディング案件には、朝日新聞が全額出資しているA-Portで行ったSMAP解散応援プロジェクトがあります。
(引用元:A-Port)
SMAPが解散しても応援を続けるメッセージを全国紙に載せようと始まったクラウドファンディングには1,000万円募金に対し、瞬く間のうちに3,999万円も集まりました。
このようにクラウド(Crowd)=群集+ファンディング(Finding)=資金集めの手法がインターネットの普及と共に世界的に広がっています。
2 ソーシャルレンディングとは?
クラウドファンディングは、3つに分類することができます。
寄附型 資金提供者に対する金銭リターン(見返り)の無いもの
購入型 資金提供者に対する物品のリターンのあるもの
(例:SMAP広告に名前掲載権)
投資型 資金提供者に対する金銭リターン(見返り)を伴うもの
このうち投資型クラウドファンディングをソーシャルレンディングといい、まったく新しい投資法です。
不特定多数のボロワー(お金を貸す人)がレンダー(お金を借りたい人)を結びつけるサービスを行う者をソーシャルレンディング運用業者と呼んでいます。
国内では、2014年アベノミクスによる規制緩和で、できたばかりのホヤホヤで、現在1,000億円以上の実績があります。(2017年3月末現在)
ソーシャルレンディング運用業者は、今のところ22社が参入しており、中には大手資本の入るSBIソーシャルレンディングやmaneo(マネオ)があります。
3 投資効率は?
ソーシャルレンディング運用業者は、不特定多数のボロワーからお金を集めて、ローンファンドを組んだり、マンションファンドを組んだり、太陽光発電に出資したり、マンション開発に出資したりします。
その利回りは驚くなかれ、2.8%~14.5%まであります。
この定期預金が0.01%の時代に利回り14.5%まであるのかと思いますが、現実にそのようなファンド募集はあり、ものの数分でファンド枠が埋まってしまう超人気です。
しかし、疑問もたくさんあります。
4 高利回りで貸し倒れはないの?
最大の疑問は、そんな高利回りでレンダーから資金を回収できるの?という疑問です。
現在はマイナス金利で、市場にはお金が余っていて、お金を低金利でも貸したい銀行があふれています。
それなのに何故ソーシャルファンディングまで使ってそれも高利回りで借りなければいけないプロジェクトなの?という疑問が湧きます。
銀行が貸せないほど無理なプロジェクトなの?
銀行が貸せない事業主体なの?
事業終了後高利回りの金利を返せるの?
貸し倒れはないの?
デフォルトリスク(倒産、焦げ付き)はないの?
と不安が募ります。
事業の透明性を確認の上、出資の検討が必要となります。
5 事業の透明性はあるの?
ソーシャルレンディングは、金融商品取引法の第2種金融商品取引業の登録が必要となり、しかも匿名組合による融資の形しか取れません。
つまり、事業主が匿名なので、プロジェクトの事業情報がまったくわからず、運用業者の情報でしか出資できないという大きな欠点があります。
株式会社に投資する際は、事業報告書や総会資料で会社情報が把握できます。
特に賃借対照表などを見れば、企業の健全性が浮かび上がりますが、ソーシャルレンディングは、運用業者はわかっても貸し付ける事業主情報がまったくわかりません。
よくぞこのような金融商品が法律で認められたと思います。さすがはアベノミクスです。
6 ソーシャルレンディング運用業者は、本当に大丈夫なの?
すでに2件の不祥事が発生しています。
2015年クラウドバンクと2017年みんなのクレジットです。
みんなのクレジットはソーシャルレンディングで集めた資金を自社グループの融資に回していたことが発覚しました。
7 それでも利回りが魅力的と思う方はどうすればいいの?
開示がオープンな運用会社や実績が申し分ない運用会社を選ぶのが間違いありません。
特にSBIソーシャルレンディングは、SBIグループの子会社で、これまで一度も貸し倒れになったことは一度も無いそうです。
また、maneoは、大手企業が出資しており、安心感があります。
特に利率10%を超える募集は、ものの数分で売切れてしまうほどの人気です。
投資の判断は、くれぐれも自己責任でお願いします。
8 まとめ
2014年から我が国でも認可されたソーシャルレンディングについてまとめてみました。
新たな金融商品で根付くかどうかは、まだまだわかりません。
管理人はどうしても納得できない部分があります。
それは14.5%もの高利で、何故わざわざ個人投資家からお金を集めなくてはならないのか?の一点です。
大規模なプロジェクトであれば、当然銀行の融資案件であり、このマイナス金利の時代にもっと低利で貸し出す銀行はいくらでもあります。
ボロワーへ14.5%もの金利を払って、しかも事業者は匿名です。
焦げ付きの恐れやデフォルトの恐れは十分にあります。
しかも、支払いは元利一括返済が原則です。
融資期間が1年から3年が一般的です。
3年後に本当に出資金を返してくれるのでしょうか?
それでもリスク犯しても投資をして高利で回収すべきなのかどうか?
個人的には、1口10000円程度であれば、面白いような気がしますが・・・。
リスクを恐れていたら何も始まらないと言われればそれまでですが・・・。
それでは