最終更新2019.12.5
ふるさと納税度は、2019年6月1日より大きく変わりました。
当ブログは昔はよかったアーカイブとしてお読みください。
ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、2017年もあとわずかです。
駆け込み「ふるさと納税」に迷っている人も多いと思います。
しかし、あまり遅くなると、年末繫忙期のため、寄附金控除が間に合わなくなってしまう場合もあります。
できるだけお早めに申し込みましょう。
さて、ふるさと納税の認知度そして実際に行う方が爆発的に広がっている中、都市部の自治体の中には、歳入が減少してしまって、困っている自治体も出始めています。
特に都市部は人口が多い分これまで住民税の税収が多かったのですが、地方が返礼品を手厚くした結果、ふるさと納税が都市部から地方へと流入する流れができつつあり、都市部によっては、深刻な財政難となっている自治体もあります。
ふるさと納税のあり方について、納税者の立場で考えてみます。
1 杉並区で区民にふるさと納税自粛呼びかけが話題に
東京都杉並区のホームページが話題になっています。
区民が本来納めるべき住民税が、ふるさと納税により、 13億9000万円も流出してしまい、保育所建設などの区政に影響を及ぼしているそうです。
杉並区は全国でも歳入が潤沢なため地方交付税の交付対象外自治体であり、ふるさと納税による税収減の補てんがありません。
そこで、区民にふるさと納税を止めるようにと訴えています。
なんとユーチューブまで作っているというから驚きです。
29年度、杉並区の住民税(特別区民税)は、ふるさと納税制度の影響で、約13億9,000万円の減収となり、その額は、3年前の38倍にまで上りました。この額は、認可保育所を3~4カ所整備できる費用に相当します。
区民の皆さんの暮らしを支えるために必要な住民税が、ふるさと納税(他の自治体への寄付)によって流出しています。このままの状態が続くと、区の行政サービスの低下につながりかねません。
ほとんどの自治体は、減収分の75パーセントが地方交付税で補てんされます。しかし、杉並区は、地方交付税による補てんがなされず、流出した額はそのまま純粋な減収となります。
みんなで考える「ふるさと納税」のコト【平成29年11月4日】みんなで考えるすぎなみのコト
2 国民は税金を支払いたくないのが本音
しかし、杉並区の訴えがそのまま区民に伝わるかどうかは、管理人には甚だ疑問です。
下記の記事はNHKニュースからの引用です。
事業構想大学で、ふるさと納税が高まる理由を統計学的に解析した結果です。
この調査によれば、ふるさと納税の返礼率が高まれば高まるほど寄付する人は増えるそうです。
それによりますと、調達価格が30%になった場合、「寄付をしたい」と答えた人の割合は、20%の返礼率と比べて、最大でおよそ2倍に増加。調達価格が40%に上がると、寄付をしたいという人の割合は品目によってはおよそ4倍にまで増えています。
さらに50%まで上がると、寄付をしたい人の割合は最も高い品目でおよそ7倍にまで増えており、高額な返礼品ほど、寄付が多く集まりやすい傾向が浮き彫りになりました。
当たり前といえば当たり前です。
できれば得したいと考えるのが、人間の本質かも知れません。
3 都市部自治体の見直しに対する官邸の対応
杉並区を始め、東京都全体のふるさと納税による減収額は、何と200億円に上ります。業をいやし、都市部の首長たちは官邸に見直しを求めています。
しかし、官邸の対応はふるさと納税の制度見直しは考えていません。
自治体間での競争がしかるべきだとの考え方です。
そもそもふるさと納税の控除額を倍に引き上げたのも安倍内閣であり、ふるさと創生を進めているのも安倍内閣です。
見直すはずはありません。
ふるさと納税をすでに4年続けている管理人にとっても、とてもありがたい答弁でした。
4 寄付行為の選択肢
とはいっても、ふるさと納税という寄付行為に返礼品を目当てにするのは如何なものかとする考え方も、もちろんあると思います。
返礼品のない寄付行為のみのふるさと納税も静かに広がっているようです。
杉並区も返礼品競争には参入しないで、障害者施設で制作された品をお返しするというふるさと納税を始めています。
こういった返礼品を期待しないふるさと納税の趣旨に賛同される方は、大いに行うべきです。
返礼品競争には参入しません。
杉並区の返礼品は、働く障害者の方を応援するため、障害者施設で製作された品を用意しています。
なお、総務大臣通知(平成29年4月1日付)に従い、杉並区にお住まいの方には返礼品はお送りできません。
また、寄附者に返礼品を贈らない場合は、その代わりに、寄附者が選んだ社会福祉施設に支援品を贈呈します。
5 管理人の選択
しかし、管理人は返礼品のないふるさと納税の考え方を持っていません。
やはり、寄付をするなら、返礼品に期待したいです。
精神が未熟と非難してもらって結構です
ただで寄附するのなら、ふるさと納税を期待しなくとも、いつでも自治体では受け付けています。
年末に実施する赤十字による募金活動もあります。
管理人は、ふるさと納税に現世利益を期待します。
寄付文化は、我が国にはなかなか根付かないのではないかと管理人は思います。
クリスマスももうすぐです。
管理人の選択は、クリスマスケーキです。
10000円のふるさと納税で、3800円相当の小岩井農場のドウーブルフロマージュタルトの返礼品がもらえます。
12/6に申し込みました。
(引用:ふるさとチョイス)
こすっからい奴と思わば思えです。
6 まとめ
ふるさと納税が広がれば広がるほど、都市部の住民税が減っていくというムーブメントが起きています。
しかし、ふるさと納税は、都市部に集中する住民税の一部を地方に分配することにより、疲弊した地方を創生する国家プロジェクトです。
ふるさと納税は、国の政策であり、後ろ指を指されるいわれはまったくありません。
返礼品目当てであろうが、寄付したお金は確実に地方に分配されます。
ふるさと納税を行いたい方は、何を言われようと堂々と行うべきです。
ブログに愛と真の情報を
それでは