2018.6.17最終更新
ようこそ(^o^)丿
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、管理人は魅惑の株式に心を奪われた真性株バカです。
当サイトでも、お金を貯めて資産を作る方法は、株式投資が一番とたびたび言いつづけてきたところです。(もちろんiDeCoもNISAも投資信託もありです。)
昨年は、1年間で日経平均株価が3466.26円も値上がるというすさまじい値上がりでした。
日経平均株価は、2017年1月4日19,298.68で始まり、12月29日22,764.94で終了しました。
騰落率は、実に117.96%です。
それに輪をかけて、2018年1月4日と5日の2日間で1,000円もの値上がりです。
(引用:ヤフーファイナンス)
昨年1月に株式を購入した人は、理論上は17.96%も資産が増えたことになります。
1,000万円の資金で株式投資を行った場合、単純計算で179.6万円分増えたことになるはずです。
しかし、注意したいのは、この結果は、世界を股にかけるトレーダーや証券会社、投資信託会社などの超一流の株式投資のプロを含めての結果です。
個人投資家は残念ですが、現実にはそうはなりません。
個人投資家は、株式を高いときに買って、安いときに狼狽売りか塩漬けを繰り返してしまいます。
先ごろ、日本生命のマネーハックサイトNIKKEI STYLEで、2017年の日経生活モニターの株式投資分析結果が公開されました。
個人投資家の株式運用成績はちょっと衝撃的です。
2017年の運用成績がプラスになった人は、6割しかいないからです。
いかに株式投資がむずかしいかがわかる貴重なデータです。
なぜこんなにも株価が上がっているのに、4割もの個人投資家が運用成績がマイナスになるのか、私的経験に基づき考えてみます。
1 2017年日経生活モニターの分析結果
2017年日経生活モニターアンケート結果を分析してみます。
(NIKKEI STYLEのデータを元に管理人作成)
25%の人がプラマイゼロのとんとんの運用成績でした。
8%の人がマイナスという残念な結果です。
本来なら日経平均株価の値上がり幅である17%プラスの運用成績を超えるはずなのに、4割の人がとんとん若しくはマイナスという結果です。
とんとんの人も証券会社の株式売買手数料や売却益を考えるとマイナスになると思われます。
また、運用がプラスでも、運用成績が0%~10%以内の人は、全体の26%を占めています。
アンケートは、0%~10%、10%~30%、30%~50%、50%超えのおおまかな分類ですが、30%以上の運用成績をあげたスーパーマンは、わずかに10%しかいないという厳しい結果となっています。
2 株バカ管理人の運用成績
株バカの管理人は、現在17種類のさまざまな株式を18,800株持っています。
昨年10月1日付けの株式併合がなければもっと持っていたのですが、所有株式数が減ってしまい、とても残念です。
管理人の2017年の運用成績は、実際には売却していないので、確定益ではありませんが、プラス28.2%と大満足の成績です。
3 株式投資リターンの目安は、年5%から7%
現在日本最高の運用成績を上げているファンドであるひふみ投信の「ひふみプラス」は、5年間で平均27%を超える運用成績を維持しています。
しかし、新聞欄を見ていただくとわかりますが、ファンドの中には運用成績がマイナスの商品も少なくありません。
中には半値以下になっているファンドもあります。
投資のプロでも年間20%を超える成績を出せるのは、極めて困難であるという事実は、株式投資を行ううえで、しっかりと認識しなければなりません。
管理人は2017年こそ保有する株価の合計は28.2%上がる結果となりましたが、毎年この成績を上げているわけではありません。
そんな成績を上げられたら、会社を辞めて、投資信託会社を設立します。(^^ゞ
7年前、東日本大震災が発生した際は、保有する株式が軒並み下がってしまい、正直死ぬかと思いました。
しかし、いつかは上がることを信じ、ロスカットは一切せず、苦しみながらも持ち続けました。
アベノミクスという神風が吹いたおかげで、地獄から生還し、プラス転換して、この数年は確実に増えています。
10年間の平均利回りを計算すると配当金を含めて、利回りは10%前後です。
並みの運用成績と笑ってください。
ですが、リーマンショックと東日本大震災という二度の株価暴落という地獄から生還することができました。
十分に満足しています。(^^ゞ
ちなみに世界一の投資家ウォーレンバフェット氏の運用成績は、37年間もの間、年利平均22.6%を維持しているそうです。
世の中には時折、テンバーガーといって短期間に10倍にもなる株式がありますが、滅多やたらにあるものではなく、そのようなハイリスクな株式ばかり狙うのはとても危険です。
まずはインカムゲイン(配当益)を含めて、年5%~7%を目標にできれば理想だと思います。
ただし、2018年はアメリカの法人税大減税などの効果で、世界的な株高が予想されています。
管理人も、2018年は年利15%を目標にしていきたいと考えています。
4 株式は底値で買い、高値で売るのが大原則
株式の買い方には、上がっている株式に乗り遅れないように買う順張りと安いうちに買っておく逆張りの2通りがあります。
三日天井底百日という格言があります。
株式チャートをみると、突如急激に上がったかと思うと、3日程度で一気に下がり、動かなくなるパターンがたくさんあります。
上がり始めたら、その上昇に乗って、すばやく買いすばやく売る方法は、イケイケドンドン感が強く、高揚感にあふれ、おもしろいものです。
しかし、機関投資家などの動きはすばやく、もっと高くなってから売りたいという個人投資家の思惑を読んで、すばやく売り叩きます。
後に残るのは、高値掴みを負わされた個人投資家ばかりです。
死屍累々です。
個人投資家は、管理人も含めて、持っていれば上がるはずと頑なな信念で持ち続けます。
そして長期間塩漬けとしてしまい、身動きができなくなります。
株式投資で失敗する個人投資家は、順張りで失敗する人が圧倒的です。
(引用:ヤフーファイナンス)
一例として、2017年6月それまで100円前後だった五洋インデックス(カーテンなどインテリアの卸売り業)は、突如1300円まで沸騰しましたが、現在は641円と半値となりました。
猛烈な勢いで上がっているときに順張りで購入し、利益を確保すればいいのでしょうが、個人投資家にはできません。
1,300円前後で購入した人は、ずっと塩漬けです。
ロスカットができればいいのですが、なかなかできません。
プロ中のプロは、初動で購入し、高値で売り切っています。
このチャートから、個人投資家の阿鼻叫喚が聞こえてきます。
資金が限られる個人投資家にとって、大事な資金を塩漬けにしないためには、逆張りが一番だと思います。
安いときに仕込んでおき、上がることを待つ方法です。
人の行く道の裏に山あり花の山という格言そのものです。
ウォーレンバフェット氏とともに高名な相場の神様であるジョージソロス氏も、相場は誰も信じるなといいます。
株式投資に関心を持つとさまざまな情報にあふれていることに気づくはずです。
アナリスト、投資顧問の中には、怪しい紳士もたくさんいます。
証券会社でさえ、顧客に電話でわざわざ推奨株を教えてきます。
しかし、誰も正解はわかりません。
自分の責任で、投資する株式を研究して底値で購入し、長期間保有して値上がりを待つという逆張りが、個人投資家にできる最良の策と管理人は信じます。
ディトレーダー派の方は、何をいってやがるという意見もおありかと思います。
しかし、記録的な株高の年であった2017年でさえ、個人投資家の4割は株式投資に失敗しています。
その失敗を分析し、次に生かしていかないとこれからも失敗してしまう可能性は高いと思います。
5 まとめ
いかがでしたか。
株式市場の世界は、華やかで猛烈に儲かっているように見える魔法の利殖が可能な世界に見えるかと思います。
しかし、個人投資家が参入しようとすると、その障壁はあまりにも大きく、現に2017年には4割もの方が失敗しています。
その理由は圧倒的に資金が不足していること、情報と時間が少なく、立ち回りができないこと、氾濫している情報に振り回されて、タイミングの良い市場参入ができないこと、いつまでも決断ができないことにあるのは明白です。
管理人も資金があったらと何度臍を噛んだかわかりません。
資金の乏しい個人投資家が参入するには、成長性のある株式に目をつけ、安く仕込んで、高くなったら売却するしか方法はないと思います。
これができなければ、成績の良い投資信託商品を購入し、株式投資を信託するのもひとつの方法です。
ただし、自分でこれは!と思う株式を見つけ、底値で買い、狙い通りに上がるとこれほど株式投資がおもしろいと思うことはありません。
株式投資は決してギャンブルではありません。
競馬や宝くじなどより、もっと確実性が高いものです。
4割の負け組とならないように日々精進と冷徹な判断力と決断力を持ちたいものです。
それでは
なお、株式投資は自己責任で購入を判断してください。
くれぐれも余裕資金で投資されるようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは