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お金を貯めることを通じて人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、暦の上ではようやく立春を迎え、大寒波が襲来しているところですが、確実に春遠からじです。
2018年1月からは、いよいよつみたてNISAも始まり、株式投資に関心が高まっています。
株式相場には、さまざまな格言名言そしてアノマリーがあることをご存知だと思います。
アノマリーとは、説明はできないが、関係性があるという意味です。
雨男や雨女もアノマリーの一種です。
今や、ジブリ映画放映で株価が下落するとするアノマリーもあります。
こうした中で、有名な割りにあまり当たらないアノマリーがあります。
節分天井彼岸底
2月の株価は高く、3月の株価は安くなるというアノマリーです。
株を売るなら2月に売り、買うなら3月に買えという意味です。
折りしも、2018年に入ってから異常ともいえる上昇だったアメリカの株価が、2月3日にリーマンショック以来最大の暴落となりました。
なんと665.75ドル四捨五入すれば、666ドルの暴落です。
666といえば、ホラー映画オーメンに出てくる恐怖の数字です。
ホラー映画の古典ですが、管理人は、今でもトラウマが残っています。二度と見たくありません。
2018年は、節分天井彼岸底アノマリーは当たるのか考えてみます。
1 節分天井彼岸底アノマリーの根拠
節分天井彼岸底が、まことしやかに今に伝わっているのは、米相場に遡るとされています。
新年を迎えるとご祝儀気分で、財布の紐も緩み、米の価格はどんどん高くなったそうです。
特に現在の節分である立春の日2月3日は、旧暦では12月19日前後です。
アメ横の世界ではないですが、年末になると何でも価格が跳ね上がりますが、正月だからとつい高めのものでも、無理をして買いがちです。
3万円前後のおせちも飛ぶように売れます。
また、新年を迎えた初めての初せりでは、毎年、まぐろの競り値が、数千万~億を超えて話題となります。
ちなみに2018年は、405キロの青森県大間産クロマグロが3645万円で落札されました。
けれども、春を迎える彼岸の季節ともなると、お祭り気分の目が覚めて、できるだけ安く買おうという意識が高まります。
お祭り気分で生活していたのでは、破たんは目に見えています。
景気よく使うのも節分までにして、後は質素に倹約して生活しようとするため、一気に需要が減り、価格が底値になるという論理です。
なんとなく、米相場にはあてはまるアノマリーだと思います。
2 株式市場の節分天井彼岸底の根拠
日本の上場企業の約7割の決算期は3月末です。
上場企業は、出資する株主のために常に成長しなければならない宿命を抱えています。
そのため、企業は前年度よりも良い決算とするため、必死にがんばります。
年初めともなると、新たなビジネスチャンスを求め、新規資金を投資する機運が高まるため、資金が株式市場に流れ込み、相場が上昇しやすくなります。
特に2月となると、決算発表が集中して始まります。
業績が上がれば、株価が上がります。
買う根拠が高まり、株価が上がります。
しかし、3月になると材料出尽くしとなり、機関投資家が利益確定売りを行うため、一気に下落します。
この現象を「節分天井彼岸底」といいます。
決算発表を行うと一気に株価が上がるのに、配当落ちの翌日にガクッと下がるのはこうした現象であり、特に季節的な影響ではないとされています。
3 節分天井彼岸底のリズムの株は確かにある
しかし、節分天井彼岸底のリズムで動く株もあります。
例として、マックスバリュ東海(8198)を紹介します。
マックスバリュ東海は、上海進出などで話題となったヤオハンが経営破たんし、イオンの子会社となりました。
デフレの波に乗り、業績はぐんぐん伸びています。
2015年 EPS 71.36円
2016年 EPS 105.18円
2017年 EPS 179.44円
その結果株価もぐんぐん上昇を続けています。
(引用:ヤフーファイナンス)
ところが、この株の特徴は、典型的な節分天井彼岸底株です。
例年11月頃からぐんぐん上昇し、2月にはピークを迎えます。
しかし、配当落ちとなったとたん、ガクンと大幅下落します。
それが数年連続で続いているので、管理人もやって見ようかなと数年前から考えていましたが、ついにできずに現在に至ります。
そうこうしているうちに業績が上がり、昨年は一気に1,000円以上の爆上げとなってしまいました・・・。(涙)
このマックスバリュの株は
マックスバリュ北海道
マックスバリュ東北
マックスバリュ中部
マックスバリュ西日本
マックスバリュ九州
と6社が上場していて、6社とも節分天井彼岸底のリズムを持っています。
個人的に思うに、個人投資家が泣いている株だなあと思います。
市民生活に身近な存在なので、特に女性の場合、関心が高い株です。
マックスバリュ東海の場合、1000株で、配当43,000円のほかに20,000円分の株主優待券がもらえます。
合わせて63,000円です。
年利にして、2.31%の利子がつきます。
これが魅力で配当権利がつく直前まで株価は上がりますが、配当落ちすると、2017年の例ですが200円以上株価が暴落します。
63,000円の権利を得るために20万円を損します。
それで嫌になって売ってしまうと、また年末にかけて上がっていきます。
そしてあわてて買い増しし、また損を繰り返す・・・
ただし、2017年はBOX相場を抜け出して、1000円以上上がっています。
まさに、ウォーレンバフェット氏のいう優良企業への長期投資の典型的な例です。
急いてはことを仕損じます。
参考までに、1000株当たりのマックスバリュの現在値の年利を掲載します。
4 まとめ
いかがでしたか。
節分天井彼岸底アノマリー
こういったアノマリーをさも神々の作った法則として投資してしまうと、目も当てられない大失敗をしでかすことになりかねません。
株価は、思惑と業績と変化率で動くものです。
もちろん、地政学的なリスク、政治の変化、季節の変化などさまざまな事象が、思惑の中に含まれます。
あくまでも参考に留めた上で、自己責任で投資するものです。
中にはマックスバリュの株価のように不思議と連動してきた株もありますが、だからといって今年もそうなるとは限りません。
未来は誰にも読めません。
しかし、考え方によっては、だからこそ株式市場は魅惑と魔力に満ち満ちた世界ともいえます。
管理人の株式も、今年は順調で、1月中旬には計100万円以上のプラスになって、天にも昇る気持ちでいました。
それがコインチェックのハッキング流失発覚以降、関係ある株式全般が下落の傾向にあり、一気に99万1千円も暴落してしまいました。
アメリカの666ドル下落の影響はまだ含んでいないので、まだまだ下げ止まらない可能性は高く、半ばあきらめています。
日本の株式市場やアメリカの株式市場の株価が暴落しているのは、金利上昇の懸念や実体とかけ離れた株価の調整だけではないと思います。
仮想通貨騒動が落ちつかなければ、しばらく市場も動揺が続くのではないでしょうか。
666ドル暴落という数字が、不吉でなければいいのですが・・・。
まあ、666もアノマリーです。(^^ゞ
それでは
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
さすがに明日の株式市場は見たくありません・・・。