最終更新 2021.5.2 2018.8.10
当記事は、2018年8月10日に加筆した記事です。アーカイブ記事としてお楽しみください。コロナ禍の影響がなければ、ムーミンブームはやってきたかもしれません。コロナが落ち着いてからが勝負です!
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、突然ですが、みなさんはムーミンをご存知ですか。
フィンランドの作家「トーベ・ヤンソン」の生み出した架空の生き物です。
かばにとても似ていますが、トロールという妖精の一種です。
女性に大人気のキャラクターで、数年前からブームが続いており、ムーミンカフェやムーミンショップも続々オープンしています。
このムーミンブームに乗ろうとテーマパークがいよいよ2018年11月にオープンします。
計画では2017年でしたが、延びに延びすべての開業は2019年春の予定です。
果たして、ムーミンパークは成功するのかどうか、投資に適するのかどうか考えてみます。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
- 1 ムーミンパーク
- 2 ムーミンパーク開発の経過
- 3 場所
- 4 テーマパーク計画
- 5 埼玉県飯能市の協力体制
- 6 ムーミンパークは成功するか?
- 7 ムーミンの世界観がずれていないことを懸念
- 8 まとめ
1 ムーミンパーク
2015年7月1日、投資目的会社フィンテックグローバル(8789マザーズ上場)が、世界で2番目となるムーミンテーマパークを埼玉県飯能市にオープンするとぶち上げました。
このビッグニュースにフィンテックグローバルの株価は、2日連続ストップ高となりました。
80円前後の株価は、一気に300円近くまでの爆上げです。
しかし、工事着工などの遅れや年間100万人の来園を疑問視する声も出て、株価はダラダラと下げ基調です。
(引用:ヤフーファイナンス)
2 ムーミンパーク開発の経過
2013年 フィンランドムーミンパーク運営企業より、日本でのテーマパーク提携依頼が、投資目的会社「フィンテックグローバル」に依頼
2015年 埼玉県飯能市が誘致
2015年 西武鉄道より開発地を6億円で購入
2017年 着工
2018年秋 ムーミンメッツァビレッジ(無料)OPEN
2019年春 ムーミンバレーパーク(有料)OPEN
ムーミンの人気は、世界的にも浸透しつつはありますが、母国フィンランドと日本に偏っています。
その理由は、1969年と1972年にテレビアニメ「ムーミン」が放映され、その後も何度も何度も再放送されたからに他なりません。
その頃テレビにかじりついていた子供が成長して親になり、また子に伝えているからです。
そこで、フィンランド企業が、投資目的会社グローバルフィンテックに提携企業を探すよう依頼がありました。
しかし、提携企業が見つからず、自ら運営することとしました。
2013年には、子会社株式会社ムーミン物語(東京都品川区)を設立しました。
その後場所の選定は難航します。
一時、東京都立川市に決定しかけましたが、立川市と折り合いがつかず断念しました。
ほかにもお台場や晴海などさまざまな候補地が浮かんでは消えました。
難航しかけたときに埼玉県飯能市が立候補しました。
その理由は、飯能市では、1997年にムーミンをモチーフにした「トーベヤンソンあけぼの子どもの森公園」をオープンさせていたからです。
候補地を保有していた西武鉄道も自社所有土地を提供することになり、2019年春全面開園を目指しています。
計画では2017年オープンの予定が、2年も遅れていましたが、2017年6月ようやく着工し、工事は着実に進んでいます。
3 場所
場所は、埼玉県飯能市です。
東京駅から最短で1時間10分程度なので、アジアからも十分行ける距離です。
西武鉄道も全面協力の予定で、所有地を6億円の破格値で提供しています。
「東京駅」→「池袋駅」山手線24分 東京メトロ16分
山手線「池袋駅」→西武池袋線「飯能駅」40分 特急レッドアロー号
「飯能駅」から、バスで10分 西武鉄道よりシャトルバス運行(予定)
4 テーマパーク計画
ムーミンパークは2つのゾーンより構成されます。
(引用:ムーミン物語HP)
メッツァビレッジ(2018年11月OPEN)
メッツァとはフィンランド語で「森」を意味するそうです。
入場無料で、レストランや公園機能そしてボート乗り場があるそうです。
また、名前のとおり宿泊施設も併設し、フィンランドサウナなど北欧体験ができるそうです。
ムーミンバレーパーク(2019年春OPEN)
目玉のアトラクションゾーンとなります。
物語に出てくる灯台や水浴び小屋などでムーミンの世界観が体験できるそうです。
(引用:ムーミン物語HP)
5 埼玉県飯能市の協力体制
飯能市は、「ムーミンバレーパーク」の開設に伴う周辺インフラ整備や観光事業などに活用することを目的に設立した「ムーミン基金」を設置しました。
ふるさと納税で基金を集めています。
レアなぬいぐるみが欲しいマニアには垂涎らしいです。
6 ムーミンパークは成功するか?
テーマパーク成功のカギは、コアなリピーターの獲得です。
ムーミンの世界観は、特に女性に人気で、北欧の生活スタイルもIKEAのイメージもあり先進的でスマートなので、関心が高まることは間違いないと思います。
ただし、株価はそうは見ていないのが気がかりです。
年間100万人といっても、湖畔を挟んでの体験型のテーマパークだと、どうしても天候に左右されてしまいます。
東京ディズニーランドのように屋内に収容できるスペースを設けることができるかどうかも重要になりそうです。
また、参加企業を増やしていくことも重要です。
アトラクションは飽きが出てしまうので、テーマパークは常に開発を進めなければならない宿命を抱えています。
東京ディズニーランドもついに第3のゾーンSKYの開発に着手します。
7 ムーミンの世界観がずれていないことを懸念
1960年代後半から、フジテレビ系列で日曜日19:30から30分の番組「世界名作カルピス劇場」という伝説といっていいほど名作ぞろいのアニメ番組が放映されていました。
むろん管理人も釘付けでした。
名作中の名作フランダースの犬、アルプスの少女ハイジ、母を訪ねて三千里、あらいぐまラスカルなど今に残る不朽の名作ぞろいばかりでした。
この中に不思議なアニメが挟んで放映されました。
見るからにカバ(失礼)が主人公のアニメでした。
主人公のくせに妙になよなよして、はっきりせず悩んでばかりいるムーミンを軸の話でした。
陰々滅滅するような主人公に正直腹が立った記憶があります。
しかし、子供愛にあふれたムーミンパパとムーミンママそしてムーミンよりもよほどしっかりしている彼女(ノンノン)、そして、皮肉屋でいじめっ子のミーにさすらいの旅人スナフキンなど、こども心にもその不思議な世界観が強烈なインパクトを与えてくれました。
管理人が群れることを良しとしない自由人に憧れたのもスナフキンの影響が大と思っています。
しかし、ねえムーミン♪で始まる1969年と1972年のアニメ番組は、ムーミンの版権を所有するヤンソン姉妹の娘ソフィア=ヤンソンの逆鱗に触れました。
イメージが全く違うとこの2つの番組は、放映も販売もできない幻のアニメとなってしまいました。(悪夢)
その後1990年代にシリーズ化されたムーミンは、「楽しいムーミン一家」と頭がついていて、まったく毒のないアニメに変わりました。
主人公のなよなよとして苦しむ姿はありません。
日本独自の解釈でアニメ化したムーミンの記憶は、管理人のようにリアルタイムで見た者、親から子、子から孫に受け継いでいると思います。
日本アニメのイメージで訪れるとその違いに衝撃を覚えるのではないかということに管理人は危惧を抱いています。
ユーチューブに少し残っているかもしれません。
驚くと思います。
作画スタッフは、のちにルパン三世を手掛けたり、スタジオジブリに移ったりするクリエイターばかりです。
日本人の独自の解釈で作り上げたムーミンの世界観は、驚嘆するしかありません。
8 まとめ
紆余曲折はあったにせよ、いよいよ2018年11月にメッツァビレッジが、2019年春にはムーミンビレッジがオープンします。
株価は、フィンテックグローバル社の他の事業への投資効果が今一つのこともあり、株価は最高値の1/3にまで落ち込んでいる超低位株です。
無配当で90円前後の株は、悪材料が多く、経営状況が悪化している株がほとんどです。
しかし、時折爆発的な値上がりをすることも多い株価です。
昨年も五洋インテックス(7519)が100円から突如テンバーガー(資産10倍超)になったのは記憶に新しいところです。(悔)
(引用:ヤフーファイナンス)
なお、2018年3月9日には、フィンテックグローバルは、国内におけるムーミン版権の独占使用ができるライセンス会社株式会社ライツ・アンド・ブランズを設立しています。
市場調査によれば、ムーミン関連の市場規模は現在370億円で、5年間で4.6倍に増えているそうです。
当たれば株価は爆発するかもしれません。
現時点では、株価は1000株で9万円程度でNISAで購入すれば売却益の所得税20.315%は非課税です。
くれぐれも株式投資は、余裕資金で自己責任で行うようよろしくお願いします。
ムーミンからもお願いです。
ねえムーミンこっち向いて♬
ブログに愛と真の情報を
それでは