ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
かつて、管理人は「長財布を持つとお金が貯まる説に断固反対する!」というブログを記事にしたことがあります。
世論を変えるなんてことは、超弱小ブロガーには力はありません。
そうこうしているうちに、またも珍説がリバイバルしています。
持っている長財布の値段を200倍すると所有者の年収がわかるという大珍説です。
管理人は茫然自失です。(◎o◎)
この大珍説は2011年に税理士の方が700名の社長の財布の中身を見て、見つけた法則だそうです。
もちろん大批判もありましたが、再び最近リバイバルしています。
何しろビジネスマンの必携サイト「プレジデント」にまで掲載されているから驚きです。
管理人は二つ折り派です。
ただの名もない安月給サラリーマンです。
年収数千万円の収入なんてありません。
ただし、人間の価値を財布で判断する考え方には到底納得いきません。
長財布派と二つ折り財布派論争の中で、忘れてはいやしないか大切な論点について考えてみます。
- 1 長財布の値段を200倍するとその人の年収がわかる説
- 2 お金持ちが長財布しか使わない理由
- 3 管理人の身近な体験 サラリーマン編
- 4 管理人の身近な体験 パチンコ屋に巣食う人々編
- 5 大切なことはお金は手段に過ぎないこと
- 6 まとめ
1 長財布の値段を200倍するとその人の年収がわかる説
筆者は税理士と経営コンサルタントの社長を兼ねている方で、これまで700名以上の社長の財布を見てきたそうです。
700名全員が長財布しか持っていないことを確認し、お金持ちは長財布しか使わないことを大発見したそうです。
さらに長財布の購入価格を200倍すると、その人の収入をピタリと当てることができるそうです。
これが法則なら、イグノーベル賞ものです。
10万円の長財布を持っている人は、年収2,000万円
20万円の長財布を持っている人は、年収4,000万円だそうです。
はあ?としかいいようがありませんが、天下のプレジデントにまで取り上げられた記事です。
否定はいつでもできます。
まずはなぜお金持ちは長財布しか使わない理由を分析してみます。
2 お金持ちが長財布しか使わない理由
もはやスピリチュアルな説明です。
長財布にお金を入れると、お金は羽を伸ばすことができ、お金本来の動きができるそうになるそうです。
二つ折り財布は、お札を折っていること自体が、お金をぞんざいに扱っているので、お金が逃げ出すそうです。
二つ折り財布をお尻のポケットに入れれば、お札を常に踏んづけていることとなり、お金に対して失礼であり、お金が怒り出すそうです。
頭がクラクラします。
お金がまるで魂を持った生き物みたいな説明です。
紙幣は、財務省造幣局が印刷した日本銀行券に過ぎないはずなのですが。
3 管理人の身近な体験 サラリーマン編
管理人は、たくさんの社長と身近に接する環境などないので、そういった階層の方々が長財布しか持っていないかどうかはわかりません。
また、10万円や20万円もする長財布が販売されているのかどうかもわかりません。
ただ、いっしょにいる同僚とはたまに昼食を食べに出かけたり、懇親会にも出席しますが、誰一人長財布を持っている人はいません。
安月給の集まりの集団だからかもしれません。
しかし、背広の内ポケットに入れるには、どうしても二つ折り財布の方が、収まりがいいです。
また、初夏になれば上着を脱ぐこともありますが、お尻のポケットに財布を収めないと動きようがありません。
たまに、昼食時に長財布をお尻に刺して出歩くサラリーマンを見かけますが、どうぞ盗んでくださいと言いたげです。
あまりにも格好が悪すぎです。
危機管理は持っていないことをいっているようで、美しい姿には見えません。
4 管理人の身近な体験 パチンコ屋に巣食う人々編
管理人は以前ほぼパチンコ依存症のような暮らしをしていました。
ほぼ毎日パチンコ店に通っていると、無職と思しきDQNの多さに唖然とします。
体験上のことですが、彼らのほとんどは長財布でした。
男性はたいていヴィトンの長財布をお尻に刺して、さもブランド物の財布を持っていると主張しているかのようでした。
また、女子はというと決まってカルチェの長財布でした。
おそらくは数万円以上はする長財布だと思います。
DQNが定職を持っているわけがありません。
親の資産か借金か生活保護のいずれかです。
もし長財布の値段の200倍が収入であれば、彼らDQNの年収が1,000万円にも2,000万円になってしまい、とても法則にあてはまるとは思えません。
5 大切なことはお金は手段に過ぎないこと
お金があれば幸せの大部分を買うことはできます。
貧乏よりも裕福な方がいいに決まっています。
いい服が着れるし、おいしい食べ物が食べれるし、広々とした家に住むことができます。
高級車に乗り回すこともできれば、旅行にもたびたび出かけることもできます。
不自由ない暮らしを実現することができるお金は誰もが夢見るのではないでしょうか。
宝くじを買うことも一攫千金のお金を得て、夢を実現することですし、株や為替の目的もはっきりいえばお金を増やしたいからです。
これは現実ですし、管理人は否定する気はありません。
お金は汚いものという道徳的なイメージを持つ人は多いですが、やはりお金は生きる上で、一定程度は必要です。
しかし、そのお金を入れる器である財布が、長財布であろうが二つ折りであろうが、どうでもいいと思います。
長財布の価格で年収が決まるなど論じることがナンセンスだと思います。
冒頭で、プレジデントオンラインで、お金持ちは長財布しか使わないという記事を紹介しました。
しかし、実は同じプレジデントオンラインで、ビジネスエリートは二つ折り財布しか使わないという記事も掲載しています。
「ファーストクラスの常連であるビジネスエリートの方々が多く使っていたのは、二つ折りのシンプルな財布です。
特定のブランドにこだわっている様子はなく、使いやすさ、スーツの内ポケットにスマートに入る大きさを重視しているようでした。
もちろん、財布がお札やカード類でパンパンになっていることはありませんでした」
同じメディアで、まったく別々な記事を掲載していること自体が、財布の種類などどうでもいい記事であることを如実に示しています。
マスメディアに躍らせられて、使いにくく高額な長財布を持ったはいいが、DQN族のように財布の中身が空っぽでは、高級財布が泣くというものです。
お金は夢を実現するための手段であり、目的ではありません。
お金はいくら貯めても、墓場までは持ってはいけません。
財布はお金を入れるためのツールに過ぎず、まして財布で人間の価値を判断するものでは絶対にないことを主張します。
6 まとめ
いかがでしたか。
長財布の価格の200倍が年収である法則のような記事が、一流経済雑誌に掲載されること自体が信じられませんが、社長クラスの収入の多い方ですと正しいのかもしれません。
しかし、日本人の平均年収は中央値で530万円であり、平均的な収入の人にはあてはまらない法則です。
財布の値段や長財布で、お金が貯まるなどのアノマリーは根拠が乏しくありえない考え方です。
大切なのは財布に収まる中身です。
そのお金も貯めるのはあくまでも手段であり、目的ではありません。
お金を貯めることを目的として、さまざまな根拠のない風説や考え方に振り回されることがないようにしたいものです。
長財布でも二つ折り財布でも、自分にとって使いやすいタイプの財布を選べばいいだけのことです。
長財布が金持ちでお金が貯まるなどという考え方は決して信じることはできません。
財布は単にお金を入れておくための容器に過ぎません。
こんな科学的根拠に乏しいアノマリーに振り回されて、10万円20万円もする長財布を購入し、むしろ使いにくくて困り果てる事態にでもなったら、愚の骨頂です。
自分自身の生き方に自信を持てば、どんな財布であろうが、どんなにくたびれ果てていようが誰からもいわれる筋合いはありません。
ちなみに管理人の財布は15年物のよれよれです。
それでは