ようこそ(^o^)丿
お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、サラリーマンにとって、天国と地獄の人事異動もあらかた出揃ったのではないでしょうか。
悲喜こもごも、人生までも大きく左右する人事は、サラリーマン本人にとっても家族にとっても一族にとっても最大の関心事です。
たかがサル山というなかれ。
お役人様だって、忖度忖度で連日大騒動です。
ですが、組織人であればあるほど、世の中は忖度があふれかえっていることにはわかっているはずです。
超大国アメリカだって、お隣の中国だって忖度人事です。
果たして、出世が男子の本懐かどうかについて、管理人が日頃感じていることを生涯賃金から考えてみます。
読み物として読んでいただければ幸いです。(^^ゞ
1 生涯賃金
週刊朝日2018年3月30日号で、サラリーマンの生涯賃金を一挙公開しました。
他人の不幸は蜜の味、隣の芝生はよく見えるの例えどおり、他人の給料は興味はあるけれども、なかなか明かされないものです。
同じ会社の中でさえ機密事項です。
自分が人よりも多くもらっているのか否かを知りたい心理は、他人のテストの成績や他人の弁当の中身を知りたいのと同じ心理かもしれません。(^.^)
週刊朝日によれば、厚生労働省が毎年行っている「賃金センサス調査」である程度わかるそうです。
全産業の平均値だが、平均生涯賃金は男性「約2億9400万円」、女性「約2億4400万円」だった。
やはり、サラリーマン(公務員含む。)正社員は強いです。
生涯賃金は約2~3億円が標準と考えていいでしょう。
管理人も就職したその日に、直属の上司から君は生涯賃金2億円で、会社に雇われたことを心しておくようにといわれた言葉が忘れられません。
大卒で60歳まで38年間働くとすると
年平均789万円という計算になります。
う~ん、我が社よりずいぶん高いなあと管理人は感じますが、いかがでしょうか?
2 従業員規模別生涯賃金差
生涯賃金を従業員規模別に比較すると、また衝撃的な結果が出てきます。
企業規模別では、男女とも規模が大きくなるほど、生涯賃金も高くなっている。
男性で見ると、1千人以上の大企業は「約3億2800万円」。
10~99人規模の小企業の「約2億2300万円」と比べると、1.5倍弱だ。
同じく女性は約1.3倍。
大企業と中小零細企業の生涯賃金差は、1.5倍です。
しかし、分析した久留米大学塚崎教授によれば、むしろ1.5倍差しかないことが衝撃的といっています。
確かに思い当たる節はあります。
管理人は比較的規模の大きな団地に住んでいます。
団地には富裕層も入れば、勤労層もいます。
割りと区画も大きく、地代も高いはずですが、管理人を含め、幅広い所得層が入居しています。
近隣もかなり無理して生活を送っているようには見えません。
新居には、ヴェルファイアーやアウディなどの新車が鎮座しています。
近隣で、朝6時半に6年物の原付で通勤するのは管理人くらいなものです。(^^;
それだけ給料格差がないからこそ、ローンが支払えると推測してもいいと思います。
3 主要40業種別男女大卒者の生涯賃金比較
これは読みたくもない人はどうぞ飛ばしてください。(+_+)
男性トップは「航空運輸業」の「約4億8900万円」。これに、「各種商品卸売業(商社)」の「約4億7500万円」と、「金融商品・商品先物取引業(証券会社)」の「約4億4700万円」の二つが続いた。尾上所長が言う。
やはり、飛行機パイロットは、昔も今も花形です。
でも日常生活に相当なプレッシャーがかかっていることは想像に難くないです。
前日は早めに休養し、睡眠時間をしっかりとらなければならないし、体調管理も万全でなければなりません。
後は想像通り商社マンと怪しい金融マンが高給取りというところです。
女性のトップ3は、「放送業約3億7200万円」、「輸送用機械器具製造業(自動車)約3億2600万円」、「各種商品卸売業約3億2千万円」。
女性のトップは、全女性あこがれの放送業です。
意外にも自動車製造業や商品卸売業も、賃金が高いのは驚きです。
女性で製造業の場合、現場よりも、おそらくは総合職のようなポストで、経理や営業、マーケット戦略、対外交渉組と推測すると納得です。
能力主義、成果主義の職場であれば、男性も女性も当たり前のように格差はなくなっています。
一方、ワーストの業種は、ご存知社会福祉関係介護関係の職業でした、
生涯賃金は一番安いですが、それでも2億円少々です。
超高齢社会を支える「社会保健・社会福祉・介護事業」は男性ではワースト3の一角を占めた。
このクラスの生涯賃金は、男性では「2億1千万~2億2千万円」台で、女性は「2億円未満」だ。
しかし、この結果にも分析した塚崎教授はいいます。
意外に差は少ない!
確かに、高賃金の航空運輸業パイロットが4億8900万円でも、社会福祉介護事業の夫婦が共働きすることによって、年収は4億円以上に上がり、大差がなくなります。
夫婦正社員共働き最強説が裏付けられたといっていい結果です。
4 大卒男性の昇進モデル別の生涯賃金比較
いよいよ本題の核心である昇進モデル別の生涯賃金比較です。
それによると、「30歳で係長、40歳で課長、50歳で部長に昇進」という部長モデルの生涯賃金は「約3億2200万円」、「30歳で係長、40歳で課長」で昇進が止まる課長モデルなら「約2億9800万円」、「役職昇進なし」のモデルは「約2億7400万円」となった。
部長まで昇進しても、昇進なしの人より1.17倍しか生涯賃金は高くない。責任の重さに比べると、部長モデルの生涯賃金は魅力的とはいえず、これでは出世志向が低くなるのも、むべなるかな、だ。
一般的な出世の花道といえる部長職と役職なしの生涯賃金の差は、2400万円です。
この差は果たして高いのでしょうか?
塚崎教授も意外に差はないといっています。
管理人もそのとおりだと思います。
管理人の場合、名ばかり管理職なのでこのことがよくわかります。
管理職にはすずめの涙のような管理職手当が支給されます。
喜ぶというより、哀しんだ方がいいです。
いくら残業してもただになるからです。
もちろん土日出勤もただです。
以前管理人は現場の責任者になったことがありますが、部下社員は全員残業するので、給料合計額は、なんと管理人が一番安かったという経験があります。
今、働き方改革で労働界が働きすぎは良くないといいながら、月50時間は少ないと矛盾している主張を繰り返しているのは、残業代が第2の給料と化しているからです。
また、管理職となると取引先や関係先との飲み会も増えますが、我が社は上限があり、上限を超えると自腹です。
何か不祥事があるとすぐに火消しを命じられ、上からは指示され、下からは処遇改善を求められます。
いいことですか?
名刺に肩書がつけられること
多少退職金の上積みがあること
第2の再雇用先が有利になること
この程度でしょうか?
5 当世若者出世したくない症候群
管理人が感じていることは、20代30代の若者となるともっと顕著です。
転職サイトで有名なキャリアパークでも同様の特集を組んでいます。
なんと60%が出世したくないと考えているそうです。
主な出世したくない理由
1 給料が下がること
2 人間関係のリスクを背負い込みたくないこと
3 自分の時間を大切にしたいこと
4 責任を回避したいこと
管理人が抱いている理由と符合します。(^^;
青年よ!大志を抱け!
は遠い明治の話となりそうです。
6 まとめ
いかがでしたか。
サラリーマンは、いい意味で生活の安定が守られている職業です。
一度正社員(正職員)となれば、基本的に生涯賃金が約束されています。
大企業と中小零細企業の違い
業種の違い
役職の違い
により、生涯賃金には多少の幅がありますが、せいぜい2倍以内です。
そして、この格差は正社員夫婦共働きで、差を無くすことが可能です。
これから就職を目指す方、転職を検討している方はもちろんのこと、子供のいる親御さんも勤めるというメリットとデメリットを十分に検討して、就職先を決めることが肝要かと思います。
冒頭書きましたが、あくまでも管理人の考え方ですので、読み物としてとらえていただければ幸いです。
つまんねえ人生だな!おい!
とけなされて結構です。
それでは