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お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、最近は食品から宅配料金、電気ガス料金にいたるまで値上げラッシュが続くニュースばかりです。(-"-)
うんざりしていませんか。
しかし、中には珍しく値下げのニュースもあります。
2018年4月1日より、死亡保険が10%から15%も下がるというニュースです。
生命保険各社が、2018年4月の新規契約から一斉に値下げするというニュースは、これから保険を考えている人にとってはうれしいニュースです。
その根拠となったのは、10年ぶりに改定した生命標準生命表2018です。
人は必ず死ぬという事実を統計的にあぶり出すアクチュアリーの世界に誘い、人生設計を考えてみます。
1 日本人の平均寿命
2016年、日本人の平均寿命は、男性が世界第2位、女性が世界第1位です。
男性は80.98歳、女性87.14歳で、過去最高の記録です。
長寿はうれしいものです。
ただし「健康」でという条件が付きます。
介護が必要な長寿は、経済的にも体力的にも精神的にも一家を追いやってしまいます。
長寿すぎることも現実にはリスクとなっています。
2 平均寿命と平均余命
日本人の平均寿命は、男は80.98歳、女は87.14歳であれば、自分の現在の年齢を逆算して、60歳の人はあと20年しか生きられないなどと誤解してしまうケースは、少なくありません。
私の先輩も同じで、俺はあと〇年の命だから、ぜいたくするんだと散財しています。
しかし、これは間違っています。
平均寿命とは、0歳から死亡の歳までの年齢の平均値です。
一方、平均余命とは、その年齢から何年生きるかの平均値です。
長い人生は常にリスクとの戦いです。
リスクに勝ち残った人の平均余命が、平均寿命より長くなるのは当然です。
たとえば、75歳の人の平均余命は、なんと15年です。
75歳の男性は、平均寿命が80歳でも、実は平均15年の余命があると思うと、人生なんとなくうれしくなりませんか。
生きる希望が湧きます。
散財しては絶対にいけないです。
また、できることなら健康で長生きしたいものです。
3 都道府県別平均余命格差の衝撃
厚生労働省は、都道府県別の余命を都道府県別に分析しています。
これが
実に衝撃的です。
男性の場合、平均余命は沖縄県が最も長く、最も短いのは青森県です。
その差は、75歳で約2年、65歳で約2.5年となっています。
長野県や東京都が長く、秋田県や栃木県が短い傾向にあります。
(引用:厚生労働省HP)
女性の場合も同じで、沖縄県や長野県が長く、青森県、秋田県、栃木県が短い傾向にあります。
(引用:厚生労働省HP)
4 将来は都道府県別に生命保険料が変わる可能性も
都道府県別に男女ともここまで、余命格差があるのには、驚きました。
ある程度は何となく理由がわかります。
一番は風土の違いです。
沖縄県は、亜熱帯気候で、1年中温暖です。
そのためヒートショックはありません。
また、戦後アメリカ軍基地が多く作られ、食肉文化がいち早く導入され、栄養価の高いたんぱく質の摂取が顕著です。
ところが青森県や秋田県は、冬の厳寒期はとても寒く、辛い毎日が続きます。
こういった生活環境や居住環境が、平均余命にもろに影響するのは想像だにしません。
ここまで平均余命に差が付くと、アクチュアリー分析で、生命保険料にも差をつける可能性はあります。
実際に喫煙/非喫煙で保険料に格差がついているので、今後住む地域により保険料が変わる可能性は十分にあり得ると思います。
ただし、算定基準のアクチュアリーは相当に難しいと思います。
5 生命の値段は生活習慣で変えられる
この平均余命で注目すべきは、長野県の平均余命の長さです。
長野県は内陸地で、冬は豪雪で気温の低い日が続きます。
条件としては青森県、秋田県、栃木県と同等または同等に近い気候の地方です。
しかし、平均余命はトップ若しくはトップクラスです。
その理由が2つあるとされています。
長野県は風土が厳しい地域のため、塩分を摂り過ぎ脳卒中の多い地域でした。
そのため県民一丸となって、減塩運動、塩分を排出する特産のりんご食べる食習慣つくりを進めたことが大きな理由という考察があります。
もう一つの理由は、厳しい風土を生かした健康づくりです。
長野県は平均標高300mもあり、運動に負荷がかかります。
そのため、少しの運動でも多めに運動することとなり、運動による血管の若返りや心肺機能の強化が余命が伸びたことにつながった説があります。
いずれにしても長野県は、厳しい風土で、余命日本一という結果はすばらしいです。
健康を維持するというヒントが、長野県にはたくさん隠されていると思います。
6 まとめ
人は生まれれば、いつかは必ず死にます。
しかし、死ぬことを予想しながら生きる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
住宅ローンも組めません。
健康で長生きしたいと思うのは、人として当然の欲求です。
しかし、その寿命が地域や食生活そして生活習慣によって、最大2.5年もの開きがあります。
アクチュアリーは、人はいつかは死ぬことを大前提に生命保険の掛け金や年金の基礎計算のデータベースとなります。
生命の値段は残酷ですが、科学的統計的根拠に基づき算定されます。
少しでも健康で長生きできるように、今日からでも食習慣や運動の改善に取り組みたいものです。
ブログに愛を それでは