ようこそ(^o^)丿
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、みなさんはクラウドソーシングをご存知でしょうか。
クラウドソーシングとは、インターネット上で、人と企業の仕事を仲介する仕組みのことです。
匿名で、発注を請け負うことが可能なことから、時間のスキマを使ってちょっとしたこづかい稼ぎがしたい主婦、学生そしてサラリーマン層を中心として、根強い人気があります。
しかし、今クラウドソーシングの仕組みは、大きく変わろうとしています。
クラウドソーシングを運営するリアルワールドの株価を通じて、これからのクラウドソーシングを考えてみます。
1 リアルワールドとは
リアルワールドは、ポイントサイトの草分け「Gendama(げん玉)」を運営している企業といえば、ご存知の方は多いと思います。
一方でクラウドソーシングの先がけともなる「CROWD」を運営しています。
平成17年に操業を開始し、平成26年9月にマザーズに上場しています。
(引用:ヤフーファイナンス)
IPO上場直後は、4565円の値をつけました。
しかし、2017年からは株価は下落傾向で、2018.5.7現在の終値は1341円と最高値より70.62%も下落しています。
IPO直後に購入した人にとっては、まさに煉獄の中に4年間生きていることと思います。
2 Gendama(げん玉)
Gendama(げん玉)は、ポイントサイトの草分けであり、現在会員数は1,000万人を超える超人気のおこづかいサイトです。
第2位は、会員数600万人を超えるモッピー(Moppy)です。
みなさんも一度はおこづかい稼ぎに挑戦されたことではないでしょうか。
しかし、なかなかおこづかいをゲットすることは困難だということに気づくはずです。
広告をクリックしたり、ゲームに参加するだけで1ポイントもらえますが、げん玉の1ポイントは換金すると0.1円に相当します。
管理人も一時期やってみましたが、1日30分かけて20ポイント=2円が限度でした。
時給なんと4円のバイトです・・・。
1年間頑張って、365日×2円=730円が関の山です。
ポイントサイトには、ねずみ講的な仕組みがあり、紹介者を作るとその紹介者が稼いだポイントの35%が還元されるという仕組みがあります。
1日2円でも1,000人の紹介者を作れば、1日700円の収入がゲットできます。
げん玉でおこづかい稼ぎしている人は、胴元にたどり着けなければ、いくらがんばっても収入が増えない仕組みとなっています。
これでは嫌気が差してしまいます。
最近のポイントサイトの人気が翳ってきているのも、こういったアンフェアな仕組みに不満があるからではないかと思います。
3 CROWD
リアルワールドは、我が国にクラウドソーシングという名前がなかった頃から、CROWDというネット活用の仕事仲介サイトを運営しています。
2018年5月8日現在の登録会員数は86万人、作業実績は6,726万件にも及びます。
記事作成、データ入力、レビュー、写真撮影、求人情報まで、さまざまなジャンルがあります。
匿名性が高く、軽い気持ちでおこづかい稼ぎができる感覚です。
管理人も以前CROWDの作業を必死にこなしていた時期があります。
給料が下がる一方で、何かスキマ時間を生かしておこづかい稼ぎをやってみたかったからです。
アフィリエイトにも興味はありましたが、自分のブログで物が売れるわけがないとアフィリエイトには一切手は出しませんでした。
むしろブログライターやクラウドソーシングで、発注された仕事を確実にこなせば、確実に収入となるところに魅力を感じました。
平成24年11月3日から平成25年2月22日までのつらい記録が残っています。
CROWD 21,895円
REPO 7,420円
Shinobi 3,465円
ブログ広告 340円
ブログミ 750円
3ヶ月で、31,905円もおこづかいをいただいた記録です。
でも、つらい思い出しかありません。
相場は、1文字=0.1円です。
1600文字なら、160円が相場です。
1日に3つこなしてようやく480円です。
原稿用紙4枚分を仕事が終わった後、さまざまな起承転結やキーワードなど条件を組み入れて納品しなければなりません。
今は規定も緩くなりましたが、当時の納品時間は60分以内でした。
60分を超えると、発注はアウトとなりました。
しかも、不承認となることもしばしばで、審査過程も不透明でした。
時給100円代のバイトです。
仕事が終わってから原稿用紙4枚の案件を3件もこなすのは至難の業でした。
今考えても狂気でしかありません。
低賃金重労働の過酷そのもののブラックバイトであり、ランサーズが誕生してからは、さすがにCROWDからは手を引きました。
↓具体的な記事です。管理人の暗黒史です。(^^ゞ
4 クラウドソーシングも大きな曲がり角に来ている
クラウドソーシングは、いつでもどこでも仕事が発注できるし請け負えると、一時期は時代の花形のようにもてはやされました。
しかし、悪質な医療健康関係サイトのキュレーション(情報まとめ)にクラウドソーシングが使われていたことから、世の中から相当の批判を浴びることとなりました。
匿名で発注できるクラウドソーシングは曲がり角に来ています。
こうした問題を受け、クラウドソーシングの雄であるランサーズは、匿名性を排した クラウドソーシングに舵を切ることを宣言しています。
専門性を有するフリーランスの方にとっては、作業単価も上がり、より高度な発注にも応えられる仕組みとなります。
匿名性があり、誰もが気軽に作業しておこづかいを得られるクラウドソーシングの時代は、終焉を迎えようとしています。
おこづかい稼ぎならともかく、仕事としてのクラウドソーシングは、低賃金重労働の過酷な請負業務で、ブラックそのものの仕事でした。
それが、専門性の高いスキルを持った人に実名で発注できれば、高賃金で依頼できるようになります。
請け負った人の処遇が改善され、依頼する企業も満足できる納品となり、さらに仲介業への依頼も高まることから、ウィンウィンの関係となっていくことは間違いありません。
今後スキルを持たない層は、クラウドソーシングから排除されていく流れとなっていくことは間違いありません。
実態がどうなっているのか、賃金の面で見てみますと、ワーカー1,000人を対象にした調査では、平均月収は、専業で7万3000円余り、副業で3万円余りという結果が出ました。
また、80万人の登録者がいる大手仲介サイトで、月収20万円を超えている人、8,000人に1人という数字もあるんですよね。
専業で稼ごうっていう人が増えている中で、これは厳しい数字ですね。
5 リアルワールドのこれから
平成30年5月2日、リアルワールドの株価は突如として、一時ストップ高となりました。
その理由は、平成30年5月14日よりリアルワールドで貯めたポイントをセブン銀行やセブンイレブンで、現金で下ろすことができる仕組みとしたからです。
手数料が206円もかかるのはいただけませんが、ポイントをお金にしたいという利用者層が多いということを裏付けるものです。
もっとも株価チャートは一過性となってしまっています。
同じポイントサイトの同業者であるセレス(モッピー)は、仮想通貨に生き残りの道を模索しています。
リアルワールドも他社の吸収合併に積極的で、将来核となるフィンテック事業を進めています。
フィンテックがうまくいけば金融業への進出も可能です。
投資家は粘り強く大化けする日を夢見ていると思います。
6 まとめ
いかがでしたか。
一大ブームとなった「ポイントサイト」や「クラウドソーシング」は、さまざまな課題に直面しており、一時期よりはブームは翳っているようにみえます。
IT企業の変化は早いです。
ミクシーは、一時期SNSサイトミクシーが一大ブームとなりましたが、すぐに廃れてしまいました。
しかし、今ではモンスターストライクのスマホゲーム業が稼ぎ頭となっています。
リアルワールドもフィンテック事業分野への進出を目指しており、今後大化けする可能性は大いにあると思います。
管理人もこの2,3年リアルワールドの値動きは、他のIT企業と共にモニターしています。(^^;
くれぐれも株式投資は自己責任において行うようにお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは
(新幹線車中にて)