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お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、日本の財政の方向性を決める2018年第6回経済財政諮問会議で、正視に堪えない想像を絶する2040年度の世界の推定値が示されました。
2040年度というとわずか22年後の世界です。
22年後、社会保障費はなんと190兆円に膨れ上がります。
国家予算の約2倍です。
どうやって負担すれば、サービスの給付を受けられるのか考えてみます。
1 経済財政諮問会議とは
経済財政諮問会議とは、経済財政政策に関し、内閣総理大臣の下での、関係国務大臣や有識者議員等の意見を十分に政策形成に反映させることを目的として、内閣府に設置された合議制の機関です。
いわば日本最高の経済財政の意思決定機関です。
議長は内閣総理大臣、議員は副総理兼財務大臣、官房長官、経済産業大臣、総務大臣、日本銀行総裁に加え、有識者と目も眩むような方々ばかりです。
2018年5月21日、第6回会議で税や保険料で賄う医療、介護など社会保障給付費の推定値が示されました。
2 2040年度社会保障費は190兆円に膨張
管理人が新聞でこの記事を読んだときはにわかには信じられませんでした。
もはや絶望という数字しかない未来が、わずか22年後に訪れるからです。
内容を見て見ます。
(引用:第6回経済財政諮問会議HP)
年金 56.7兆円→73.2兆円
医療 39.2兆円→70.1兆円
介護 10.7兆円→24.6兆円
子ども 7.9兆円→13.1兆円
全体 121兆円→190.3兆円
22年後、社会保障費は、121.3兆円から最大190.3兆円へ1.57倍も膨れ上がります。
現状の社会保障サービスの給付を受けようとすると、私たちは税金や各種保険料の負担割合を増すしかありません。
3 平成30年度国家予算
我が国の平成30年度国家予算を見てみます。
歳出予算はなんと97.7兆円です。
歳入である税収は、59.1兆円です。
この差額38.6兆円を毎年度国債や建設公債で賄っています。
あまりに想像できない数字ですので、これを家庭に置き換えてみます。
A家の年収は591万円です。
しかし、支出は多く、977万円も使ってしまいました。
その差額386万円は、フリーローンや消費者金融から借りてます。
返そう返そうと思っているうちに利子がたくさんついてしまい、いまでは1200万円(1200兆円)もついて困っていますという状態です。
一般家庭ならとうの昔に破産している財政状況です。
(引用財務省HP)
また、歳入の多くを占めるのが、所得税(190,200億円 19.5%)と消費税(175,580億円 18.0%)です。
これらで、社会保障費(329,732億円 33.7%)を賄っています。
(引用財務省HP)
4 2040年社会保障負担費はどうなる(推計)
さて、本題です。
平成30年度と同じ社会保障サービスを2040年も受けようとすると国民の負担は一体どれくらいとなるのでしょうか。
社会保障費は税金だけではなく、各種保険料と合わせての額となるので、単純に1.57倍としてみます。
すると
所得税は、1.57倍負担となります。
一般的なサラリーマンの所得税課税率は20%なので、約30%も徴収されることになります。
課税所得500万円の人は、100万円から150万円の所得税が課税されます。
消費税も1.57倍するとしたら、消費税は12.6%となります。
年間支出平均は300万円なので、消費税額は37万6800円となります。
さらに、介護保険料1.57倍!医療保険料1.57倍!社会保険料や国民健康保険料も1.57倍です!
国民年金や厚生年金掛け金も1.57倍です!
生きていけますかああああ!
もっと怖ろしいのは、同じく歳入の一角である法人税です。
法人税を1.57倍としたら、企業は税金の安い国へ本社を移す可能性があります。
となれば働き口はますます細くなっていきます。
第一法人税を1.57倍にすることは企業が絶対黙っていません。
某超優良企業の法人税は6000億円です。
これが1.57倍となったら、法人税は9,420億円です。
企業が倒産してしまいます。
となれば選択は、国民へのさらなる負担若しくは社会保障サービスの改悪化しか選択の道はありません。
5 社会保障は自己責任の時代へ(私見)
シュミレーションとして、2040年も現在と同じ社会保障サービスとなった場合の国民の負担を計算してみました。
とても現実的ではないことがお分かりとなったと思います。
残された選択肢は、社会保障サービスの改悪化しかないと管理人は思います。
自己責任の時代です。
以下妄想です。
当たるかどうかはわかりません。<(_ _)>
◆治療代がない?病気になったお前が悪い!保険も自己責任で払え。
◆老後の年金がない。もう制度は破たんしました。貯蓄していなかったお前が悪い!国は面倒見ない。の垂れ死しても国は関係ない。
◆年を取れば介護が必要なんて若いうちに気づかなかったのか!要介護3以上の重症者以外、自己責任で生きやがれ!
◆収入がない?おまえはアリとキリギリスの話を知らなかったのか!自己責任で生きてくれ!!生活保護なんて甘い制度なんて、もう破たんしたさ!
◆保育所幼稚園無償化?ああ、昔少しだけあったね。今昔の話さ。国家が破たんしかけているときに子供は親の責任でみろ!
6 まとめ
なんとも戦慄するような未来予想図が、我が国の最高レベルの会議で報告されたものです。
22年後の社会保障サービスが、190兆円にまで膨れ上がるというのですから、悪夢以外の何物でもありません。
国はすでに1200兆円の借金があり、地方自治体も同程度の借金があり、もがき喘いでいます。
そこにさらに年間約70兆円もの追加負担などありえません。
残された道は、自己責任、自助努力しか方法はありません。
いまこそアリと同じ生き方が求められているのではないでしょうか。
また、貯蓄から投資へとパラダイムシフトし、将来に備えた資産づくりをしていかなければならないのではないでしょうか。
なお、株式投資もまた自己責任です。
くれぐれもよろしくお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは