ようこそ(^o^)丿
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
みなさん新聞は毎日読んでいますか?
最近、管理人は、新聞を読む機会がめっきり減りました。
最近の新聞は、余りにも恣意的で、真実がどこにあるのかよくわからないからです。
むしろ、ネットを通じて、たくさんの情報を収集した方が、よほど正しい情報が入るような気がしています。
先日は、日銀があきれるような大変なミスをしでかしましたが、なぜかほとんどの全国紙は取り上げません。
こういったところにも、新聞への不信感は募るばかりです。
投資信託を始めた人には衝撃的なニュースです。
今回の日銀資金循環統計修正発表を通じて、これからの投資のあり方について考えてみます。
1 日銀資金循環統計修正発表
2018.7.23、日本銀行は、資金循環統計の修正を発表しました。
日銀は、1954年から我が国の金融資産の動きを四半期ごとに統計資料として記録公表しています。
これを資金循環統計といい、我が国におけるもっとも正確なお金の流れを示すデータベースです。
ネットが進展したからこそ、国民が見ることができるようになりました。
これによれば、2017年12月末時点での個人の預ける投資信託の保有額は、109兆円1,000億円で過去最高です。
このデータを基に、各証券会社や銀行は、盛んに投資信託の勧誘を個人客に勧めています。
貯蓄から投資の時代です。
誰もがやってます。
株式はリスクがあるけど、投資信託は安全で高利回りです。
こういった勧誘で、投資信託を始めた人も多かったのではないでしょうか?
また、2018年1月から始まったつみたてNISAやiDeCoを始めた人もいらっしゃったのではないでしょうか?
ところが、日銀は、「資金循環統計を半年に1回遡って再計算し直しているが、今回計上ミスがあったことが明らかとなった。」と発表しました。
なんと、投資信託保有高109兆円1,000億円は、実は76兆4000億円であったそうです。
33兆円近くも多めに報道していたことになります。
実際には76兆4000億円でした。
個人の投資信託保有高は、33兆円も水増しだったわけです。
2 計上ミスの理由???
計上ミスの理由は、今ひとつすっきりしません。
郵政民営化の際にゆうちょ銀行が保有していた投資信託を、個人が保有していた保有高として計算していたそうです。
だったら郵政民営化した3年前に遡るの?
それは違うらしいです。
わけがわからないよおおおお!(怒)
折りも折り、国会は、7月22日に事実上閉幕しました。
なぜ半年前の修正情報を国会が閉幕した7月23日に発表するのでしょうか!
さらに33兆円修正ニュースは、現時点では、毎日新聞と時事通信社だけです。
こんな大ニュースをなぜ大新聞は取り上げないんでしょうか???
3 投資信託保有高は実は減少していた!
金融庁は、貯金から投資へと積極的に預貯金を株式や投資信託にシフトする方針を進めています。
NISAやiDeCoの制度創設などはその一環です。
こういった取り組みもあり、投資信託保有残高は右肩上がりだと信じられてきました。
ところが、今回の日銀資金循環統計修正の結果、2014年4.6%をピークに2017年は4.1%にまで下落していました。
2005年以降の数値をさかのぼって改定した結果、17年12月末の家計の投信保有額は、改定前の109兆1000億円から約33兆円少ない76兆4000億円まで激減。
個人金融資産に占める投信の割合も、改定前は12年の3.8%から17年の5.8%まで上昇していたが、改定後は14年の4.6%をピークに低下し、17年は4.1%まで下落していたことが分かった。
我が国の国民性は、やはり投資ではなく、貯金だったわけです。
日銀の資金循環統計により、投資がどんどん増えていることを信じ、株式投資や投資信託を始めた人は多いと思います。
特に2018年1月からは、つみたてNISAも解禁となり、スタートした人も多かったと思います。
誰もが始めているから、みんなやっているからというのは、真実ではなかったわけです。
4 個人の金融資産運用状況
個人の金融資産運用状況は、日銀の資金循環統計で把握できます。
修正後の資産比率です。
個人や、法人形態を取らない自営業者(農林業従事者を含む)が保有する現預金、株式、投資信託などの金融商品の合計。
日銀が四半期ごとに「資金循環統計」で公表しており、18年3月時点の総額は1829兆205億円。
資産ごとの比率は、現預金が52%▽保険・年金準備金28%▽株式6%▽投資信託4%--など。
現預金は近年52%前後にとどまっている。
我が国の国民性は、いくら定期預金の金利が0.01%であれ、安全確実な銀行預金が一番と考えているわけです。
5 我が家の資産比率
ちなみに我が家も妻は銀行第一主義です。( ゚Д゚)
参考にまったくなりませんが、我が家の微々たる資産運用割合です。(^^;
管理人(夫)
現預貯金:保険:株式:投資信託=1:2:7:0
妻
現預貯金:保険:株式:投資信託=7:3:0:0
妻の預貯金を株式投資に回したくてパタパタしていますが、許してくれません。(>_<)
管理人は、預貯金のすべてを株式投資へぶち込みたいと常々企んでいます。
まあしかし、夫婦でバランスはとれているのかなと思っています。
ちなみに預貯金は社内預金(現利率0.65%)と財形年金(年予想5.5%)、保険は個人年金積立保険(平均運用利回り1.2%)です。
お金を貯めることをテーマにしているブログのこともあり、この運用利率には自信があります。
これに株式(23種類の盆栽株)の含み益とその配当益(現在税抜き年34.5万円)があります。
これらで、なんとか老後の心配は回避できると考えています。
なお、投資信託商品には一切手を出していません。
投資信託商品への興味関心はまったくありません。(^^;
6 管理人が投資信託に手を出さない理由
株式投資はその企業の成長に期待して、投資し、成長したあかつきには利益を配当と含み益という形で返してくれます。
つるの恩返しのようなもので、そのストーリー性には日本昔話のようなドラマを感じます。
まるで自分が投資家となって、その企業を応援しているんだと自負する気持ちになります。
管理人が価値が数分の一となり、大損しているシャープ株を持っているのも、復活を期待しているからです。
今年10円(併合前1円)の配当復活はとてもうれしいものでした。
その分、7.64倍になった株式を保有しているので、死ぬまでシャープ株は持っているつもりです。
投資信託にはこういった企業との結びつきがなく、資産が増えることだけを目的とする商品であることが、管理人にはどうしてもなじみません。
また、バカ高い販売手数料や信託報酬を払わなければならないのはとても悔しいです。
金融庁長官も、今の投資信託販売は、手数料稼ぎじゃないかと異例の批判を行っています。
日米で比較すると、なんとアメリカの約5倍の手数料だそうです!
こういう状況の中でも、個人が資産運用に投資信託商品を選んでいることに疑問を感じていました。
今回の33兆円嵩上げ(正確には計上ミス)は、今後投資信託商品を検討している人に大きな影響を与えることは間違いないと思います。
日銀の統計に基づく投信保有額の増加は政策効果の表れとみていただけに、金融庁幹部は「我々の認識以上に個人の投資への動きが進んでいないなら、改めてどうすべきか考えないといけない」と厳しい表情を見せた。
7 まとめ
いかがでしたか。
貯蓄から投資へと金融の大々的な方針転換を金融庁は行っていますが、国民の資産の52%はあいかわらず預貯金での運用です。
あれほど右肩上がりだったと思われた投資信託への運用は、まさかの33兆円減額修正と、投資信託商品による国民の資産運用は実は統計ミスで、わずか4%でした。
この報道をきっかけに投資信託なんかやりたくないと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろんひふみ投信やさわかみ投信、いちよし投信など優れた運用成績を挙げている投資信託商品はたくさんあります。
実際にはみんなではなく、多数の人がやっている投資信託商品にはなりましたが、少なくとも預貯金に預けておくくらいなら、優れた投資信託商品を選んだ方がいいに決まっています。
ただし、そのときには必ず販売手数料や信託報酬料など毎年引かれる諸経費を勘案の上、商品を選ぶべきだと思います。
株式投資並びに投資信託は、くれぐれも自己責任において行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは