最終更新 2021.5.2
当記事は、2018年7月31日に書いたものです。アーカイブとしてお楽しみください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、日経MJ(Nikkei Marketing Journal)という専門誌があります。
この専門誌は、毎年上期と下期にヒット商品番付を掲載しています。
その期間、何がヒット商品になったのか発表しています。
このヒット商品番付に対して、世の中の関心は高く、必ずといっていいほどテレビや新聞で話題となります。
みなさんも記憶に新しいのではないでしょうか。
↓なお、日本経済新聞、日本経済流通新聞、日経MJを日経テレコンを使って無料で読む方法があります。当サイト一番ヒットとなりました。^^;
2018年上半期は、すでに6月6日に発表されました。
管理人が気づいたのは、不覚にも昨日です。
業界の切り抜き情報誌(NANERまとめのような冊子)が、回覧されて気づきました。(ToT)/
しまった。
しかし、情報というものは、瞬時に使い物ならなくなるものは、何一つありません。
情報は収集し、分析して、行動するかどうか判断するとても重要な材料になるからです。
掲載後約2ヶ月経った番付商品に関わる企業の株価の動きを探り、投資の教訓を考えてみます。
株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。
1 東横綱 大谷翔平
日本のいや世界の至宝、二刀流大谷翔平君が東横綱です。
あの羽生結弦君を抑えての堂々の1位です。
それもそのはず、初打席初ホームランに開幕投手で2連勝して、野手では3試合連続ホームランです。
こんなマンガのような事実があるでしょうか?
まさに天網恢恢な話です。
↓大谷翔平情報は、なんと言ってもフルカウントです。圧倒的なボリュームで濃い考察記事に感動します!
しかも彼の場合、野球がやりたくて、大リーグにずっとあこがれてきました。
日ハム入団の際に入団を渋ったのも、契約金額ではなく、大リーグに行きたいからの理由でした。
お金の匂いがないヒーローに国民は、夢と希望を抱きます。
これまでも、長島、王そして松井秀樹選手と国民のヒーローとなった選手は、契約更改で渋るなど一度もありません。
ヒーローの資格は、お金にうるさくない人という絶対条件があると思います。
大谷投手の場合、本来なら200億円とも言われた契約金額は、今期はわずか6千万円での契約です。
この事実はアメリカでも驚嘆を持って受け止められました。
その野球少年としての純粋さに、アメリカ国民のハートを掴みました。
もっとも、来年の契約更改では年齢制限条件は一定程度外れるので、長期契約が可能になるそうです。
6年契約で、2億ドルは、固いとされています。
また、今年だけでもCM契約だけで2,000万ドルといわれています。
2 大谷モデル野球用品発売
この人気に便乗?したのが、アシックスの大谷モデル野球用品の販売です。
アシックスは、エンゼルズ大谷選手と2018.2.23にアドバイザリースタッフ契約を締結しました。
大谷モデルのスパイクシューズ、グラブ、バッドなどを発売しています。
初日出荷は、わずか1日で完売という超人気です。
さすがはオオタニサンです!
3 アシックス(7936)の株価
アシックスは、ご存知競技用シューズの最大手企業です。
オニヅカタイガーブランドとして、東京オリンピック女子バレーシューズを提供し、世界的な名声を得たメーカーです。
2月5日世界同時株安に見舞われ、2月15日には1539円まで大きく下落しました。
しかし、大谷モデル発売で人気に火が点き、5月1日には2122円を突破しています。
3ヶ月で、36.45%もの上昇です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
ところが、5月8日に1Q決算を発表します。
経常利益は、なんと47%減益です。
株価は、ドーンと下落です。
番付公開(6月6日)直後の6月11日には、1713円の2番底をつけています。
東横綱の番付に載ったからと買った個人投資家もいたと思います。
しかし、チャート上の相場は、一旦終わっています。
長期チャートでみるとよくわかります。
4 株式投資は思惑で買って、事実で売れ!
東京オリンピック開催が決定したのは、2013年9月7日のことです。
その半年前あたりから、東京開催有力の情報が、繰り返し報道されていた記憶があります。
チャート上も東京開催なら、スポーツ用品の売上げは増えるはずとの思惑が、市場に殺到し、動意づきました。
2015年8月14日には最高値4000円をつけました。
株価は、目標を達成し、下落に転じています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
相場の格言「株は思惑で買って、事実で売れ」そのもののチャートです。
一般投資家なら、東京オリンピックまであと2年だし、これからまだまだ上がるだろうという思惑を抱くと思います。
管理人もそのとおりだと思います。
まさか、アシックスがここまで上がるとは夢にも思っていませんでした。
そして、東京オリンピックまでまだ2年もあるのにここまで下がるの?と驚いています。
東京オリンピック開催があと2年に迫り、株式市場は東京オリンピック後のリスクに向かい始めていると考えるしかありません。
わが国は、すでに人口縮小社会に突入していて、国内でどうがんばろうがモノが売れなくなっています。
海外に目を向けて売っていかなければなりません。
ところが、スポーツシューズの世界は競争が激しく、ライバルがひしめいています。
ナイキ、アディダス、プーマ、リーボック、新参のアンダーアーマーも参入しています。
きびしい世界です。
国内に目を向けても、ミズノ、アキレス、ムーンスター、アサヒシューズとメーカーがひしめき合っています。
特にアサヒシューズ(旧アサヒコーポレーション)は、1998年に経営破たんしてしまいました。
しかし、2017年3月に更生手続きが完了し、再度の上場を目指しています。
シューズメーカーは、今後もしのぎを削って戦っていくしかありません。
5 東京オリンピックリスク
東京オリンピック開催が2年を切りました。
次第に東京オリンピック特需が逆に不況に陥るという悲観論が少しずつ増えてきたように思います。
東京オリンピックの代表的銘柄である建設株は2017年12月まで、ぐんぐん上がりましたが、2018年に入って、下落気味です。
もっともリニアモーターカー談合が影響しているという見立てもあります。
しかし、オリンピック関連銘柄は、開催後下落するのが通説になっているので、いつの時点かを見極めるのはこれから難しい判断が必要となると思います。
個人的には、まだまだ上がれえ!といいたいです。(泣)
大林組(1802)
鹿島建設(1812)
6 まとめ
日経MJヒット商品西横綱は、ピョンチャンオリンピックです。
羽生結弦選手を始め、スピードスケート女子の活躍、カーリング娘のモグモグタイムなど懐かしい記憶となりましたが、まだ月日が経っていないことに驚きます。
株式投資でも、よく間違いやすいのが、高値覚えや安値覚えです。
あこがれの株式の株価が下がると、あれほど高かったから買いだと思って買うと、イタイ目に遭うことがあります。
株価が上下するのは、それなりの理由があるからです。
記憶でもって株式投資するとイタイ目に遭うことがあることは覚えておいて損はないと思います。
失敗者からの助言です。(T_T)/
今回紹介できなかったほかの商品番付については、あらためて紹介したいと思います。
くれぐれも株式投資は、自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは