最終更新 2021.5.2
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、値上げ値上げのニュースばかりでうんざりする今日この頃ですが、読者のみなさまは元気にお過ごしでしょうか。
1か月近く前に記事にしたリンガーハットで安く食べる方法が、ロングテール記事となっています。(^^;
どこから来るのかとソースを調べてみると、話題のスマートニュースから来ているのでびっくりしました。
スマートニュースは旬が命と思っていましたが、長く掲載される記事もあることがわかりました。
しかし、どこに掲載されているのかわかりません。
謎です。(/o\)
少しでも出費を抑えることは、切実な関心事だとつくづく思います。
値上げ値上げでうんざりの毎日が続きますが、2018年9月は、ちょっと違います。
昨年まで高嶺の花だった秋の味覚さんまが、激安です。
管理人の使うイオン系のスーパーでは、すでに98円の投げ売り状態です。
確か、昨年までのこの時期は、大ぶりのさんまは500円もあったかと記憶しています。
秋の味覚の最高のごちそうは、新米とさんまであることを管理人はぜったいに譲りません。(極まれにまつたけ土瓶蒸し)
⇩2018.9.3昼食で食べたさんま塩焼き定食600円!
場末の大衆食堂で食べるさんま塩焼き定食は最高です!ポイントはテーブルにクロスがかかっている食堂が狙い目ですね。(経験上)
さんまを時短の観点から、手早く料理して得する方法を考えてみます。
- 1 秋の味覚さんま
- 2 さんまの刺身はアニサキスに注意!
- 3 目黒寄生虫館
- 4 さんまの漁獲高は年々減少の一途
- 5 その他のさんまの寄生虫
- 5-1 ペンネラ
- 5-2 ラジノリンクス
- 6 さんまの時短料理
- 7 まとめ
1 秋の味覚さんま
管理人はさんまが大好きです。
昼食代がもったいないので、滅多に外食を食べには行きませんが、さんまの水揚げの盛んな9月、10月の時期は、自分へのご褒美にさんま定食を求めるのが、たまらないぜいたくです。
何といっても、さんまは塩焼きが一押しです。
だいこんおろしにすだちを絞って、醤油をかけて食べるのがたまりません。
多少の小骨はそのまま呑み込みます。
いちいち取ってたのでは、食べ方も汚くなってしまいます。
正中線に沿って割り、背中の肉から食べます。
フィナーレは、お腹のワタです。
内臓が苦手という人は多いですが、あの苦みとお腹のたっぷりの脂肪と大根おろしのハーモニーは、絶品です。
閲覧注意です。(^^;
アイキャッチの本日のさんま塩焼き定食の食後の姿です。
おいしくいただきました。至福です。
(´▽`)
管理人の知人には、もっと強者がいて、残った頭も骨もバリバリ食べてしまう奴もいます。
2 さんまの刺身はアニサキスに注意!
その他最近はさんまの刺身もおいしいです。
ただし、さんまの刺身にはアニサキスが結構な頻度で寄生しているので、注意が必要です。
(出典:埼玉県HP)
よく噛んで食べるか、リスクを考えたら、刺身は食べない方は安全です。
現在アニサキスの食中毒は、年間100件くらい発生しています。
我が国の食中毒の第3位を占めています。
ただし、氷山の一角ともいわれ、推定では年間3,000人以上がかかるとされています。
アニサキスというとサバやイカをイメージしますが、さんまやカツオさらにはマグロにも多く含まれます。
その理由はアニサキスの最終宿主はクジラやシャチだからです。
クジラの餌であるサバやイカに寄生して、最終的にクジラの内臓に寄生し、体内で一生を過ごすという壮大な生態系を持っているのがアニサキスです。
アニサキスは実は人間には間違って寄生してしまいます。
胃に噛みつき、最悪穿孔を開けてしまうので、猛烈な胃痛を生じ、救急車で運ばれることもしばしばです。
最悪、急性胃潰瘍と間違われ、緊急開腹手術されてしまうこともあります。
3 目黒寄生虫館
アニサキスの成虫を見たい方は、デートスポットでも有名となった東京目黒寄生虫館を訪れてみてください。
管理人も若い頃は何度も通いました。
たまたま初代館長さんとお知り合いになる機会があり、いろいろと教えていただけたのは、今となってはいい思い出です。
職場の後輩をつれて、公開していない標本室や作業場を見せていただき、圧倒的な標本の数のおどろおどろしい光景が今でも眼に焼き付いています。
こういう基礎的な研究を私費で運営していると聞き本当に驚きました。
現在は公益財団法人化されていますが、経営は大変きびしいようです。
入場料は無料ですが、寄付は受け付けています。
寄生虫は、ウイルス、細菌に次いで、人類の脅威です。
2015年にノーベル生理学医学賞を授与された大村智教授は、寄生虫風土病として、熱帯地方で恐れられているオンコセルカ症(河川盲目症)の特効薬イベルメクチンを発見した業績での授与です。
オンコセルカ症(河川盲目症)の原因は、回旋糸状虫と呼ばれる寄生虫で、年間2億人がかかるとされ、失明に至る人類の脅威でした。
大村教授は、近くの花壇から採取した土中から、偶然特効薬となるイベルメクチンを発見しました。
人類の危機を救った大村教授のイベルメクチンの発見は、ノーベル賞受賞にふさわしい大発見です。
このような発見も、寄生虫の基礎研究なしには科学は進歩しません。
訪れた際には、寄付をお願いします。(^^;
なお、管理人は利害関係はありません。
現在は現地に新築建替えし、おしゃれな建物となりました。
以前のホルマリン漬けの瓶だらけのおどろおどろしさが亡くなったのは少し残念です。
お土産は寄生虫をかたどったTシャツやキーホルダーなど品数が揃っています。
目玉は寄生虫を美しく撮影したポスターカードです。
⇩10枚セットで800円です!上段左から2番目がアニサキスの成虫です。
(出典:目黒寄生虫館HP)
オンラインショップでも扱っています。(^^;
以前の職場で、パワハラを気にしながらも、おそるおそる配ってみました。
意外にも若い女子社員に大人気でした。
女子のパワーを感じます。
4 さんまの漁獲高は年々減少の一途
さんまは、庶民の代表的な魚ですが、この数年不漁が続き、すっかり高級魚となってしまいました。
(出典 [国立研究開発法人 水産研究・教育機構] )
特に台湾国籍の漁獲量が驚異的に増えていて、さんま資源の枯渇化が懸念されています。
また、中国、韓国そしてロシアも積極的にさんまを食べる習慣が高まっていて、需要が伸びているのも、世界のさんま漁獲高が増える割に我が国の漁獲高が減る原因ともされています。
(出典 [国立研究開発法人 水産研究・教育機構] )
さんまの不漁が、この数年ずっと続いてきたことはみなさんもご存知のことと思います。
特に台湾のさんまの漁獲方法は、冷凍冷蔵を備え付けた大型船で漁獲し、漁獲後ただちに運搬船で母国に運搬しています。
我が国の小さな漁船では太刀打ちできません。
不漁の原因は、他国も参入し、乱獲したことは大きな理由です。
ただし、その他にもさまざまな要因があります。
日本唯一の海洋資源の研究機関である国立研究開発法人水産研究・研究機構(FRA)では、さんま不漁の原因をさまざまな角度で研究を行っています。
5 その他のさんまの寄生虫
さんまはアニサキスだけではなく、さまざまな寄生虫に寄生されています。
これはさんまに限ったことではなく、自然界に特有な現象です。
牛も豚も同じです。
人間だって、微生物やウイルスによる病気も一種の寄生虫病(感染症)といえなくもありません。
5-1 ペンネラ
さんまの外側にひじきのようなものがぶら下がっていることがあります。
ペンネラというカイアシの仲間で、人体には無害です。
魚屋さんやスーパーでも商品価値がなくなると引き抜いて販売しています。
内臓に穴の跡があるさんまは、たいていペンネラです。
まるで宇宙生物のようです。
(出典:東京都食品衛生の窓)
5-2 ラジノリンクス
さんまの体表や内臓にひときわ鮮やかな赤い糸のようなものを見つけることがあります。
ラジノリンクスという寄生虫ですが、人体には無害です。
先日妻が、さんまのお腹に釣り針が入っていると騒ぎました。
娘たちも同様に見つけました。
何これ?
キモイ!
寄生虫というと、さんまを食べなくなるので、すべての生物は人間のために生きている訳じゃないんだとむにゃむにゃとごまかしました。
食べない!
食べない!
の大合唱です!
バカ野郎ううううう!
1人で4尾も食べました・・・。
(出典:東京都食品衛生の窓)
6 さんまの時短料理
話がさんまの塩焼き、アニサキス、寄生虫、さんま不漁とぶっ飛んでしまい、申し訳ありません。<(_ _)>
管理人のさんまに対する愛のためとお許しください。
先日、新さんまの塩焼きを焼いたのに、妻がラジノリンクスを見つけて騒いだために、娘たちがさんまを食べなくなりました。
だからといって、さんまを割いて、いちいち内臓を取っていたのでは、時間もかかるし、生ごみの処理も大変です。
そんな中、ふと少し高めのスーパーに入ると、さんまを無料でおろしますとのPOP広告を見つけました。
これはすばらしい!
価格は138円とちょっと高めです。
しかし、さばくことを考えたらむしろ安いと考え、買い求めました。
内臓だけでなく骨まで取ってあります。
ちょっと赤く見えますが、写真の関係です。
あとは塩を振って焼くだけです。
実に簡単です。
調理の時間と片付けの時間を大幅に時短することができ、すごく得した気分になります。
ですが、一番おいしいお腹の部分が削られています。
(´Д`)
これも時代なのでしょうか・・・。
7 まとめ
さんまの時短料理だけを記事にしようとしましたが、管理人のさんまに対する愛が深く、うんちく記事となってしまいました。(^^;
さんまのおいしさの醍醐味は、そのまま塩焼きにして、頭と骨以外は食べ尽くすものなのですが、寄生虫のおかげで開きもので当面我が家は過ごさざるを得ません。
おまえら、秋刀魚の歌(佐藤春夫)くらい知っているかあああ!
さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。
さんまのわた(腸)の味は、人生の味だ。
酸いも甘いも噛み分けてこそ人生だ!
さんまのわたくらい喰ってみろやあああ!
今年は近年にないさんま大豊漁です。
安い良質なさんまをたくさん食べれば家計も助かります。
寄生虫が苦手な方は、魚屋さんかスーパーで開きにしてもらうと、調理や片づけが時短することができてお得です。
ブログに愛と真の情報を
それでは