ようこそ(^^ゞ
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2018年もノーベル賞のシーズンがやってきました。
2018年10月1日 医学・生理学賞
2018年10月2日 化学賞
2018年10月3日 物理学賞
そのほか文学賞、経済学賞、平和賞の合わせて6つの受賞があります。
株価に直結する研究は、なんといっても医学・生理学賞と化学賞と物理学賞です。
(最近は、村上春樹氏のノーベル文学賞の下馬評が風物詩です。)
日本人の受賞が目立っています。
わが国は科学立国の名にふさわしく、続々と世紀の発見が相次いでいます。
2018年は、何の研究がノーベル化学賞の最有力なのか、勝手に大予想します。
管理人は、ペロブスカイト型太陽電池の発明者である宮坂 力(桐蔭横浜大学 大学院工学研究科 教授)を一押ししたいと思います。
ペロブスカイト型太陽電池?
何それ?
難しそう!
と言わないで、まずはおつきあいください。
<(_ _)>
- 1 ぺロブスカイトって何?
- 2 世紀の発見! ペロブスカイト型太陽電池
- 3 ペロブスカイト太陽電池が注目される訳
- 4 ペロブスカイト太陽電池は、実現可能なの?
- 5 ペロブスカイト太陽電池で一体何が変わるの?
- 6 もしペロブスカイト太陽電池研究がノーベル化学賞を受賞したら
- 7 まとめ
1 ぺロブスカイトって何?
ぺロブスカイトとは、ロシア人科学者ペロブスキ(1792-1856)が、発見した単結晶構造体です。
発見した灰チタン石(CaTiO3)をペロブスカイトといい、同じ単結晶構造体をペロブスカイト型といっています。
発見から200年近く経って、その不思議な特性が、一躍注目が浴びるようになりました。
ペロブスカイトとは一般式ABX3で表される物質の総称で、超伝導 など興味深い電気的・磁気的特性を有する特殊な物質群として知 られている。
薄膜にして光を当てると強く蛍光発光するなど、光に対して優れた 応答性を持っている。
(引用:宮坂教授「ペロブスカイト太陽電池の基礎」)
2 世紀の発見! ペロブスカイト型太陽電池
太陽は、地球に膨大な光エネルギーを注いでくれています。
母なる太陽です。(^^;
この光エネルギーを電気エネルギーに変換するものが太陽電池です。
太陽電池の開発は、日々世界中で開発にしのぎを削っています。
大きく分けると「シリコン系(無機系)太陽電池」と「化合物系(有機物系)太陽電池」そして、「色素増感系太陽電池」と呼ばれる3つのタイプがあります。
現在主流の太陽電池は、「シリコン系(無機系)太陽電池」です。
安価だったアモルフォス系シリコンから、現在は発電効率の高い結晶型シリコンが主流となり、すでに22%を超える高変換効率を達成しています。
しかし、デメリットがあります。
結晶型シリコンは、材料や製造コストが高く、また、堅くて重く、曲げることができず、設置場所が制限されるという欠点があります。
新たな太陽電池として期待されているのが、有機物系太陽電池です。
新型iPhoneXsに採用されて話題の有機EL液晶の原理を利用した有機物系太陽電池が、次々と開発が進んでいます。
有機物系太陽電池の多くは、どれも薄く軽く柔軟性に富んでいて、印刷も可能で、次世代の太陽電池となることが期待されています。
フラーレン誘導体(PCBM)
こうした中、第3の太陽電池として「色素増感系太陽電池」が大注目されて、その中心にある技術がペロブスカイト型太陽電池です。
ペロブスカイト型結晶は、太陽光を吸収する性質があり、この光エネルギーを電気エネルギーに変換させる方法を世界で初めて発見した人が、宮坂力教授です。
(提供:科学技術振興機構(JST))
詳しい仕組みは、ネットでご確認ください。(^^;
3 ペロブスカイト太陽電池が注目される訳
ペロブスカイト太陽電池が注目される理由は、塗るだけで太陽電池としての機能を果たせるところにあります。
シリコーン系太陽電池は、太陽光線の当たる場所に設置しなければなりません。
広大な面積を必要とし、環境破壊や光反射による気温上昇などが問題となっています。
しかし、ペロブスカイト太陽電池は、塗るだけなので無限の可能性を秘めています。
ビルの外壁に塗装したり、車のボディに塗装することが可能です。
背広やコートなどに織り込むことも可能だし、靴やガラス板も可能です。
太陽光の当たる場所なら、どこでもシリコーン系太陽電池と同レベル以上の電気エネルギー変換が可能となります。
この世紀の発見に世界は飛びつきました。
2009年に発表したペロブスカイト太陽電池に関する最初の論文は4400回以上引用され、これまでの出版論文全体の引用数は17000に達しています(引用数は2017年10月現在)。
ペロブスカイト太陽電池は、人類の未来を左右するかもしれない夢の大発見です。
4 ペロブスカイト太陽電池は、実現可能なの?
2018年6月20日には、世界最大のペロブスカイト太陽電池が、我が国で開発されました。
703㎠で、変換効率11.7%とまだまだ研究開発レベルですが、実現に向けて大きくスタートしています。
5 ペロブスカイト太陽電池で一体何が変わるの?
ペロブスカイト太陽電池は、ペンキのように塗ったり、繊維質に織り込んだり、加工が容易でとても安価です。
極端な話をすれば、日中は電気を自前で確保することが可能になる世界がやって来るかも知れません。
スマホの充電をペロブスカイト太陽電池を織り込んだ背広やカバンから可能になるかもしれません。
寒い日は、ペロブスカイト太陽電池を織り込んだコートで暖を取れるようになるかもしれません。
地震など災害が生じても、ペロブスカイト太陽電池を塗布した外壁から電気を供給し、自家発電できるかもしれません。
ペロブスカイト太陽電池を塗布した電気自動車は、バッテリーチャージしなくても走行できるようになるかもしれません。
ペロブスカイト太陽電池塗装した道路は、路面凍結を防いだり、照明を点けて、事故を防ぐことが可能になるかもしれません。
ペロブスカイト太陽電池は、人類の未来を劇的に変革させる可能性が大いにあります。
6 もしペロブスカイト太陽電池研究がノーベル化学賞を受賞したら
2017年にも宮坂務教授は、ノーベル化学賞の候補者となりましたが、残念ながら栄誉には与れませんでした。
もし、ペロブスカイト太陽電池の研究で、ノーベル化学賞受賞ともなれば、世界中でペロブスカイト太陽電池大フィーバーが起こることは想定されます。
これまでの化石燃料と原子力に依存していた生活が一変するかもしれません。
研究が世界レベルで進めば、想像もできない世界が待ち構えているかもしれません。
目先の影響は、何といってもペロブスカイト太陽電池関連株の高騰です。
何が関連するかは、会社四季報やネット情報などでご確認ください。
7 まとめ
いかがでしたか。
ペロブスカイト太陽電池、覚えていただけましたでしょうか。
夢の大発見です。
世紀の大発見です。
太陽光さえ当たるところでしたら、ありとあらゆる場所から電気エネルギーを取り出すことができます。想像もつかない世界です。
夢が実現できるように応援してみたくはありませんか?
そう思い、管理人は、本日、ペロブスカイト太陽電池関連株をほんの少し買うことにしました。(^^;
いよいよ、明かりに困らない社会、エネルギーに困らない社会、環境破壊に困らない社会が、ペロブスカイト太陽電池によって実現するかもしれません。
投資家の端くれとしてワクワクします。
(´▽`)
なお、特定の株式銘柄の推奨は、はてなブログの規定に反しますので、お知らせはしません。(^^;
関心をお持ちであれば、ご自分で調べて見てください。
株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。
なお、予想が外れた場合は、ふざけた野郎だと軽蔑してください。
(-"-)
ノーベル賞の予想は、ほぼ不可能です。
審査経過は、50年後に公開されるという完全秘密主義の中で進めます。
ブログとペロブスカイト太陽電池に愛と真の情報を
それでは