2019.4.22最終更新
※当記事は、2018年9月27日の記事をベースにしています。株価は毎日変動しています。現在とは違うアーカイブ記事としてお読みください。
ようこそ(^^)/
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、当サイトの一番人気の記事は、イオン株100株主の記事です。
イオン株を100株持っていても、年間配当は3,400円(2019年2月期税込み)なので、金利は年に1.25%と配当益で得するには、インパクトに欠けます。
ところが、イオン株100株主になると、常に買い物した額の3%がキャッシュバックされるすさまじいVIP待遇の株主優待があります。
さらに、イオンカードセレクトで、オートチャージ設定電子マネーWAON支払いにすると、0.5%+0.5%=1.0%引きとなります。
(出典:イオン銀行HP)
つまり、イオン株100株主は、常に4.0%引きとなります。
こんなに得する100株株主制度ですので、イオンまたはイオン系列店舗を利用する人なら、株主にならないと絶対大損します。
ところがこの100株株主に異変が生じています。
管理人の記事が影響しているとは全く思えませんが、イオンの株価が、沸騰中です。
このままでは、100株購入に、30万円も必要になってしまいます。
管理人も深く深く落ち込んでいます。
嗚呼!何でもっと買っておかなかったんだあああ!
1 イオン株価
イオンの株価です。
2013年頃までは、1000円前後の値動きのない万年不動株でした。
管理人は、イオン株主にずっと前からなりたかったのですが、一時は3000円以上となり、とても手が出せませんでした。
やっぱり安いので、2012年に941円で購入しました。
2018.9.27には、最高値を記録し、2737.5円を突破しました。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
この1年の動きをみても、株価上昇の波動は強く、1年でなんと1000円も上がっています。(泣)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
追記(2019.4.22)
まさか2018年12月のセリングクライマックスで暴落するとは、まったく読めませんでした。
2019年4月22日現在、株価終値は、2058.5円です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
2 イオン株の値上がりは実に11年ぶり
イオンは2018年度本決算(2019年2月決算)で、営業収益8兆5,182億円、営業利益2,151億円を誇る日本一の超巨大流通産業です。
(出典:イオンHP)
イオンは事業を7つのセグメントに分けています。
GMS(総合スーパー)事業
SM(食品スーパー)事業
ドラッグ・ファーマシー事業
総合金融事業
ディベロッパー事業
サービス・専門店事業
国際事業
イオンといえば、誰もがAEONのことを思い浮かべると思います。
特にイオンに一日中たむろする人のことをイオニストといい、どんどん増えています。
イオン株100株主になると全国のイオンに設置(一部)されたイオンラウンジを利用することができます。
無料でコーヒーやジュースを飲むことができます。
また、トップバリューのお菓子が試供されます。
ただし、イオニストがどんどん増えているおかげで、最近は利用は1日1回限り30分以内の制限となったラウンジばかりで、少し残念です。
こんなに混んでいるにもかかわらず、GMS(General merchandise store総合スーパー)事業は、7部門の事業のうち6番目の営業利益(115億円)でした。
本業が不振の状況が長らく続き、株価は長期に渡って低迷してきました。
3 イオン収益の柱 金融総合事業
しかし、百貨店事業の経営が苦しい状況が続いているのと同じく、GMS事業も苦しい状況は続いています。
イオニストがいくら徘徊しても、お金を落としてはくれないわけです。
しかし、そこは日本一の超巨大流通事業者です。
収益の柱は、現在金融総合事業とドラッグ・ファーマシー事業とディベロッパー事業に変革しています。
(出典:イオン銀行)
2018年度末のイオンカード会員数は、4,064万人です。
(出典:イオンファイナンシャルサービス㏋)
イオンカードショッピング額は、なんと4兆9,179億3千万円です。
また、イオンカードによるキャッシング利用額は、3,878億4百万円です。
100株株主は、金融リテラシーがしっかりしているはずなので、イオンカードセレクトを使っても、WAON支払いにしていると思います。
しかし利用者の中は、4,000億円近くをキャッシング支払い利用している人がいるとは、びっくりで腰が抜けてしまいます。
イオン銀行であれ、慈善事業ではありません。
カードローンの金利は、2018.9.30まで、10万円~90万円は、11.80%〜13.80%
となります。
仮に4,000億円をこの金利でキャッシングすれば、利子は472億円~552億円となります。
通常金利を0.1%にしたり、WAON支払いで1.0%還元という形で、クレジットカードを作るように誘導し、キャッシング支払い利用を期待することで、巨額の利子を得ることができる事業です。
決して、イオンを批判することはできません。
銀行ローンを含め、クレジット事業のすべては、同じからくりです。
1回支払いと2回支払い利用にのみ金利がつかないのは、実は撒き餌です。
冷たい言い方ですが、金融リテラシーを持たない利用者が搾取されていることに気づいていないだけの話です。
4 イオン収益の柱 ドラッグ・ファーマシー事業
今後すべてのコンビニはおろか、中小スーパーを蹴散らすのではと恐れられている事業が、イオンのドラッグ・ファーマシー事業です。
ドラッグストアウェルシアの全国事業展開です。
2017年度末で全国に1,693店舗あり、店舗数でツルハドラッグやマツモトキヨシと激しく競っています。
ウエルシアの強みは、調剤薬局の割合の高さと24時間営業にあります。
調剤薬局は、なんと1,160店舗で展開しています。
また、24時間営業店舗は168店舗まで増えています。
コンビニより圧倒的に品揃えが豊富で、薬局を併設し、しかも24時間営業となれば、近くのコンビニはたまったものではありません。
管理人なら近くにコンビニとウェルシアがあり、ペットボトルを購入しようと仮定したら、160円販売のコンビニには絶対に行きません。
98円のウェルシアに嬉々として行きます。
すさまじい勢いでウエルシアは増えていて、株価も連日最高値更新営業利益です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
5 まとめ
いかがでしたか。
まだまだイオンは書き足らないことだらけです。
管理人が悔いに思うのは、イオンは100株株主になるだけで得と考え、売却益(キャピタルゲイン)まで考えていなかったことです。
イオン株主優待は、3000株以上持つと、キャッシュバックが7%になります。
100株株主になる際、どうせほとんど上がらないはずだから、いつか買い増ししてやろうと考えていました。
イオンは、今やGMS事業主体から、総合金融事業、ディベロッパー事業そしてドラッグ・ファーマシー事業が稼ぎ頭に変貌しています。
ああ、941円のときに100株ではなく、3000株購入していれば・・・
282万3,000円が、821万2,500円になっていました・・・。
793万円も得していたかもしれなかったのに・・・。
嗚呼!
あんたばかあ!
また、イオンで年間50万円程度を利用する方は、年間20,000円の還元と配当金2,709円(税抜き)です。
100株2737.5円とすると還付率は8.30%となります。
今の高値の株価だと、投資分を取り返すためには、約11年かかることとなります。
果たしてこの高値で、100株を購入するのか少し悩みどころになります。
株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。
ブログとイオンに愛と真の情報を
それでは