ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはアウトドアを楽しんでいますか?
アウトドアというとキャンプや山登りなどアクティブなイメージが強いと思います。
また、高価なキャンピングカーで、海外高級ブランドに身を包み、バーベキューやルアー釣りやカヌーなどを楽しむセレブ御用達のものすごくお金がかかるイメージを持っている人も少なくないと思います。
(/o\)
しかし、アウトドアの楽しみ方は、千差万別です。
管理人は、アウトドアとはサバイバルだと思っています。
生き延びるため、自然といかに闘うかが、アウトドアの根本だと思っています。
生きることは食べることです。
自然界から食べ物をいかに奪取するかが、アウトドアの精神であると思います。
特に山菜採りやきのこ採りは、格別の醍醐味です。
管理人は、若い頃から山菜採りやきのこ採りが大好きでした。
山菜採りやきのこ採りは、自然との勝負であり、知的興奮に満ちているアウトドアです。
自然の地形や気象状況を入念に調査し、採取するターゲット(山菜やきのこ)を絞り込みます。
⇩なめこです。なめこはツキノワグマも好物なので、注意が必要です。
例えば、山菜の女王とも呼ばれるタラの芽は、開墾地で日当たりが良く、沢が近い傾斜地に多く発生します。
闇雲に里山を探し回っても見つかりません。
山菜採りやきのこ採りの最大のライバルは、人間です。
人間を出し抜き、自分だけが知っている秘密の場所で毎年収穫する喜びは、何物にも代えられません。
そのため、毎年きのこ採りでは遭難者が後を絶ちません。
たかが山菜採りやきのこ採りがサバイバルだと!
なにいってやがるんだ!
年寄りのレジャーだろうが!
とお思いの方もいると思います。
しかし、特にきのこ採りは命がけです。
秋の深まりとともに、キノコや山菜採りで山に入って遭難し、死亡する人が全国各地で後を絶たない。
長野県では14日、男性2人の死亡が確認され、今秋だけで13人が死亡した。
東日本での死者は20人を超えており、各地の警察が注意を呼びかけている。
私事で恐縮ですが、管理人もこれまで何回か遭難しかけ、死を意識したことがあります。
きのこ採りでもっとも多い滑落です。
きのこは急傾斜地に生えていることが多いので、つい収穫の喜びに深入りすることがあります。
かなり大きめの剥き出しの岩に乗った瞬間、岩ごと10m以上滑落しました。
タワーオブテラーのようなスピードで滑落した瞬間、死を意識しました。
幸い岩に乗っていたので、岩が木々をなぎ倒し、さらに大きな岩に乗り上げて止まってくれました。
もしも、あの大きな岩に乗り上げてくれなかったら、間違いなくこの世にはいませんでした。
それほどきのこ採りは、怖ろしいものです。
レジャーやアウトドアというよりは、サバイバルという言葉が一番しっくりきます。
舞茸(マイタケ)は、以前は栽培不可能とされた幻のきのこでした。
舞茸の名の由来は、きのこの先が天女に似ているからという説が有力です。
しかし、もう一つの説があります。
それは、舞茸を見つけるとうれしさのあまり、小躍りしてしまうからという説です。
かつて幻のきのことされ、その希少価値の存在から、舞茸は一株数千円とも数万円ともされていた時代がありました。
踊りたくなるのもわかります。
管理人も初めて舞茸を見つけたときは、感極まったときがありました。
誰も来ない急傾斜地を登り、滑落の危険を冒しながら命がけで見つけたときは、本当に踊りたくなりました。
しかし、技術の革新は、すさまじいものがあります。
舞茸は、栽培が可能なきのことなりました。
今やスーパーで普通に128円程度で売っています。
出汁がとれるので、鍋物や野菜炒めには重宝する食材となってしまいました。
スーパーで舞茸を見ると、あの頃の俺の苦労は何だったんだろうと頭をよぎることがあります。(^^;
今やきのこの栽培技術はどんどん進展しています。
ぶなしめじ
ぶなクイーン
エリンギ
たもぎだけ
やまぶしたけ
まで栽培が可能となりました。
特にやまぶしたけは、幻のきのことしてマニア垂涎のきのこです。
管理人も探しましたがついに見つけることはできませんでした。
しかし、今や栽培技術が可能となり、高級食材店では入手も可能になってきています。
そして、このたびマツタケとほぼ味覚が同じバカマツタケの栽培に成功したというニュースが駆け巡りました。
(出典:ウィキペディア)
栽培技術を確立した肥料メーカーの多木化学(東証一部)は、この大ニュースに連日ストップ高で沸騰しています。
(出典:ヤフーニュースHP)
まさか、バカマツタケの栽培で、ここまで株価が上がり、大ニュースになるとは夢にも思いませんでした。
きのこ道数十年のキャリアを持つ管理人が、きのこ道について語ります。
もう、びっくりです。
1 マツタケとは
ご存知と思いますが、マツタケは読んで字のごとくアカマツに寄生するきのこです。
アカマツの根にシロと呼ばれるマツタケ菌子体が、外生菌という形で、共生しています。
その子実体(花のようなもの)をマツタケと呼んでいます。
香り松茸(まつたけ)味占地(しめじ)といわれるくらい、マツタケの香りは、とてもかぐわしい香りがします。
なんといっても土瓶蒸しとマツタケ炊き込みご飯は最高です。
しかし、今や国内ではほとんど採れません。
ほとんどのマツタケは、韓国や中国からの輸入品です。
ここで、管理人がきのこ名人から教わったマツタケの生息に適した場所を公開します。
1 アカマツ林で、生育後20年から30年程度の若い林であること
2 根の周りに、落ち葉や枝などができるだけ落ちていないこと
3 灰色の石灰質系の土壌であること
4 西日が存分に差す地形であること
この4条件がそろっていて、なおかつシロを形成してなければ絶対にマツタケは生えません。
一子相伝の管理地であることがあり、新参者が入り込む余地はありません。
基本的に本州に生息します。
秋田岩手長野群馬、そして本場の京都広島が有名です。
健闘を祈ります!
2 バカマツタケとは
バカマツタケとは、まぎれもない正式学名です。
ひどい話ですが、事実です。
和名を漢字で、馬鹿松茸と書きます。
学名は、ホントのホントTricholoma bakamatsutakeといいます。
とても可哀そうなきのこです。
バカマツタケは、アカマツ林ではなく、広葉樹林(コナラやミズナラなど)に生息します。
マツタケもバカマツタケも、キシメジ科キシメジ属まで同じです。
マツタケはマツタケ種、バカマツタケはバカマツタケ種と、種の分類で初めて系統が分かれる相当に近い近縁種といえます。
味も香りもそっくりとは、分類学上からも証明しています。
ちなみに、マツタケの学名は、Tricholoma matsutake と学名がそのままマツタケです。
バカマツタケもマツタケも、我ら日本の誇りうるきのこです。
3 多木化学とは
管理人も多木化学までは知りませんでした。
創業は何と1885年!
老舗中の老舗の農薬メーカーです。
売上高わずか322億円に過ぎない小さな企業が、10月初旬になんとバカマツタケの完全人工栽培に成功したというニュースが入って、市場はてんやわんやの大騒動となりました。
3日連続のストップ高となりました。
10月19日に盛んにこのバカマツタケのニュースが報道され、味も香りも違いなしのお墨付きが次から次へと流れます。
相場の格言
思惑は買い
が膨らみます。
10月22日は、なんと+1,500円のストップ高です!
4 実用化は3年後
まだネット情報しかありませんが、実用は3年後だそうです。
特許もこれから申請するようです。
同社は約6年間の研究期間を経て、天然のきのこから分離した菌株を植物と共生せず、室内環境で栽培することに成功した。
今後は安定栽培技術や供給体制の構築を進め、事業化を目指すとしている。
そもそもきのこの生態は謎だらけです。
イメージとしては、寄生する木々の根に菌子体ができ、さまざまな菌とコロニーを作り、木々の根から栄養をもらう代わりに、ミネラルなどの成分を送り込み、共生していて、種族を残すため子実体が、シロから地上にひょろひょろと生えだし、やがて胞子を放出して、別な場所にシロを作っていきます。
このようなライフサイクルを持つきのこが、えのきやぶなしめじと同様に栽培されるとは驚きです。
ぜひとも実現化してもらい、舞茸やぶなしめじやエリンギのように食卓に花を添えてもらいたいものです。
5 まとめ バカマツタケ実用後の世界(妄想)
いかがでしたか?
バカマツタケが実用化となったら、土瓶蒸しやマツタケ炊き込みご飯は劇的に下がるはずです。
コンビニでマツタケ炊き込みご飯おにぎりが販売されるかもしれません。
マツタケソテーハンバーガーも販売されるかもしれません。
あのバカ高い松茸土瓶蒸しも、ファミリーレストランのメニューになるかもしれません。
いずれにせよ食卓に大きな彩を添えることとなるでしょう。
マツタケ輸出をドル箱としてきた北朝鮮、韓国そして中国は相当打撃を受けるかもしれません。
何にせよ食生活が豊かになるのは楽しみです。
多木化学さん、実用化よろしくお願いします!
ブログとバカマツタケに愛と真の情報を
それでは