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お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2018年8月21日に、菅官房長官が、携帯電話使用料は高すぎると発言があったことはご記憶に新しいことと思います。
菅義偉官房長官は同日行った札幌市での講演で、大手携帯電話会社は巨額の利益を上げているとしたうえで「競争が働いていないと言わざるを得ない」と指摘。
「携帯電話料金は、今より4割程度下げる余地がある」と述べ、通信料金の改革に意欲を示した。
マスメディアの報道によれば、我が国は、携帯電話使用料が、世界主要国で最も高いとされています。
情報通信の所管庁は、総務省であり、官房長官にMNOの認可権限はありません。
時の総務大臣だった野田聖子大臣もさすがに不快感を示すほどでした。
内閣改造後も、留任した菅官房長官は、繰り返し日本の携帯使用料は高いと発言を繰り返しています。
菅官房長官の発言を受けたのか、これまで我が世の春を満喫していた携帯各社の株価は、大暴落です。
株価は常に政治に左右されることをあらためて見せつけています。
一人の男の発言で、阿鼻叫喚、悲喜こもごもの携帯会社株価ラプソディーを考えてます。
いやあ、だからは株は面白い!
いやあ、だから株は恐ろしい!
読者のみなさまは、どう思われますか?
1 菅官房長官の思い
歴代官房長官の更新記録を継続中の菅官房長官は、影の総理とも言われる実力者です。
過去に総務大臣を経験していたこともあり、携帯電話の料金は高すぎるとこれまでも発言を繰り返しています。
管理人もその通りだと思います。
我が家は家族4人で5台の携帯に2台のモバイルSIMを使っています。
毎月約4万円が溶けて消えると思うと忸怩たる思いがあります。
(´Д`)
娘たちが異様に使いやがります。
何がインスタ映えだ、何がストーリーだと思いますが・・・。
総務省も、景気が一向に改善しない要因に携帯使用料が、家計に占める割合が上がってきているからという認識を示しています。
(出典総務省平成29年版情報通信白書)
1世帯当たりの年間電話使用料平均は、120,392円と家計支出費の4.14%を占めています。
意外に安いですが、全世帯ですので、現役世代の携帯電話使用料はもっと高いのではないでしょうか。
ある総務省幹部は「通信料金が、他の消費を圧迫している」と述べ、現在の通信料の水準に不満を漏らした。
こうした携帯使用料がジワリと上がってきていて、携帯3社が巨額の営業利益を上げていることが菅官房長官の考えにあったのではないでしょうか。
2019年10月からは消費税が引き上げられます。
一時的には、クレジットカード利用で2%ポイント還元や、一定の収入層へのプレミアム商品券の販売など景気冷え込み防止策は講じるようですが、長い目で見ると、じわりと消費マインドを低下させることは間違いありません。
携帯電話使用料が4割下がれば、消費税引き上げ分を十分にカバーできます。
2 携帯各社の営業利益
管理人も携帯電話使用料の高さには、辟易している一人です。
怒り心頭になるのが、携帯電話会社の営業利益です。
2018年3月期の決算報告です。
NTTドコモ 9,732億円(3.0%増)
KDDI 9,627億円(5.5%増)
ソフトバンク 1兆3,038億円(27.1%増)
2018年3月期決算企業のうち、ベスト10に3社が入っています。
ベスト10の中には、NTTドコモの親会社のNTTも入っています。
すべて、公共の電波を利用しての認可業者の荒稼ぎです。
どう考えてもボロ儲けしすぎと批判されても仕方ないかもしれません。
3社寡占は健全な競争を阻害するとして、楽天のMNO参入を認めました。
犬のお父さんシリーズや昔話シリーズのCMなどバブリーすぎて、見ていて辟易とするのは、管理人だけなのでしょうか?
3 菅官房長官さらに追い打ち
菅官房長官は、決してあきらめません。
10月22日記者会見でも4割値下げの余地があると繰り返し発言しています。
「4割値下げの余地がある」と主張する携帯電話の料金について「事業者間の競争がしっかり働く仕組みが大事だ。
来年10月に楽天がサービスを始めるので、そこまでの間に(大手)3社の寡占状況はなくさないといけない」と述べ、来年10月の楽天の新規参入などを踏まえ、値下げに向けた競争環境を整備する考えを示した。
4 ドコモはついに降参
2018年10月31日、NTTドコモは先陣を切って2割から4割値下げを行うと発言しました。
携帯電話代と電話通信代を分離し、通信プランを見直すこととしました。
最大4,000億円を還元するそうです。
大英断に拍手!です!
(^.^)
19年度4~6月期に新たな料金プランを投入する。具体的な料金水準など詳細については今後詰めるとしたが、スマートフォン(スマホ)など端末の代金と月々の通信代を分離したプランを軸に検討する。
5 2018年11月1日運命の日
ドコモが4,000億円もの営業利益を削り、自社努力で再び4,000億円分の営業利益を確保すると記者発表したことを受け、株式市場は他社も追随すると反応しました。
大暴落です。
NTTドコモ(9437)
2844.5円→2426円
-418.5円(-14.71%)
約1兆5,829億円消失!
(出典:ヤフーファイナンスHP)
KDDI(9433)
2814.5円→2360円
-454.5円(-16.14%)
約1兆1,508億円の消失!
(出典:ヤフーファイナンスHP)
ソフトバンクグループ(9984)
9,048円→8,310円
-738円(-8.16%)
約8,123億円の消失!
もっともソフトバンクはサウジアラビア情勢が混とんとなっている影響で、
計3,000円の暴落中です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
NTT(9432)
4,750円→4,050円
-700円(-14.74%)
約1兆3,653億円の消失!
(出典:ヤフーファイナンスHP)
6 まとめ
いかがでしたか?
NTTドコモ 約1兆5,829億円
KDDI 約1兆1,508億円
SB 約8,123億円
NTT 約1兆3,653億円
たった一人の発言で、一日で4社合計4兆9,113億円が消失しました。
( ゚Д゚)
高配当優良株式として、長期保有してきた株主はたまったものではないかと心中お察ししします。
ドコモは110円の配当、KDDIは100円の配当です。SBは44円です。
ドコモは金利にすれば、4.53%と超高配当です。
管理人もドコモを買おうかなとずっと考えてきましたが、さすがに300万円まで出す余裕はありませんでした。
それが一気に400円以上も下がると、とても魅力的な資産株に変身します。
1,000株を10年保有するだけで、110万円です。
さすがに10年間で、ドコモの株が、1400円にまでは下がらないような気がします。
天与のチャンスか、まだまだ落ちるかとても悩ましいです。
最近は超優良株の暴落がすさまじく、欲しい株ばかりで困ってしまいます。
しかし、先立つものがありません。
(;´Д`)
株式投資はくれぐれも自己責任により判断されますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは