ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2019年は、1月4日大発会で日経平均大幅下落でスタートしました。
幸い今のところは順調に値を切り上げています。
本当に株価というものはわかりません。
個人の思惑などほぼ通用しません。
何も変わっていないのに1月5日からの突然の爆上げの理由がまるでわかりません。
(ToT)/
買おうとしていた株が大発会から爆上げしてしまったよ。
まさか、1月4日から4連騰しやがるとは!
( ゚Д゚)
NISA枠解禁を待って失敗してしまったよ。
嗚呼!嗚呼!
前途多難です。(´Д`)
1月4日、株式市場大発会暴落のニュースに隠れてしまいましたが、市民生活に大きな影響を及ぼしかねない重大ニュースがありました。
小麦粉の一斉値上げです。
小麦粉は、さまざまな食品の原材料として利用されているので、今後じわりと家計に影響を及ぼす可能性があります。
これをチャンスと便乗値上げを虎視眈々と狙う事業者もいるかもしれません。
便乗値上げを行う事業者を見破る簡単な方法を考えてみました。
ノーモア値上げ!
- 1 おそるべき小麦の秘密
- 2 小麦の値上げは3ヵ月前に決まっている
- 3 小麦粉値上げ
- 4 家庭用小麦粉は各社1%~3%の値上げ
- 5 小麦値上げの及ぼす消費生活への影響
- 6 便乗値上げを見破る法
- 7 まとめ
1 おそるべき小麦の秘密
今や我が国の食糧を支える穀物は、米だけではありません。
小麦がどんどん主食となってきています。
今や、日本人の主食は、米だけではなく、米と小麦に変化しています。
ごはん党はとてもつらいです。
妻も子供も、ラーメン、スパゲッティ、うどんやパンが大好きで、ごはん党の管理人は肩身が狭い思いをしています。
(出典:日清製粉G 小麦&小麦粉知っ得ノート)
我が国は、小麦を90%以上輸入に頼っています。
小麦の輸入がストップしてしまうと、一気に食糧危機を招いてしまいます。
小麦は恐るべき国家戦略物資です。
アメリカが中国に強硬姿勢なのも、中国がアメリカから大量の小麦を買い付けしていることも大きな理由です。
食べなければ人間は生きてはいけません。
2 小麦の値上げは3ヵ月前に決まっている
小麦、国民の生命を守る国家戦略物資のため、民間業者の自由競争に任せていては、価格の吊り上げや出し惜しみなどにより、国の安全保障が揺らいでしまう可能性があります。
そこで我が国では、小麦は政府が全量輸入し、製粉業者に売り渡す仕組みとなっています。
ただし、国内小麦は自由競争です。
売り渡し価格は、年に2回見直されます。
世界の穀類市場は、シカゴ商品取引所でほとんど価格が決定します。
毎月の市場価格の6か月の平均価格で、政府引渡し価格が決定します。
2019年1月4日の小麦価格は、実は3ヵ月前(2018年10月)に決定していました。
最近では2018年10月期の輸入小麦の政府売渡価格が、主要5銘柄平均で2.2%の引上げ、ハード系小麦平均で0.5%の引上げ、ソフト系小麦で6.1%の引上げが発表されました。
アメリカ及びオーストラリアの一部地域の乾燥による減収懸念等により小麦の国際価格が上昇したこと、燃料油価格の影響により海上運賃が上昇していることから、上記の改定となりました。
1トンあたり55,560円です。
前期比+2.2%とわずかな値上げです。
4期連続の値上げですが、平成20年10月に76,060円をつけたときに比べれば十分に安いと思います。
3 小麦粉値上げ
小麦は、品種によって、ハード系、セミハード系、ソフト系があります。
いずれも殻はとても硬く、製粉業者が粉にして販売してします。
ハード系 強力粉、準強力粉
セミハード系 中力粉
ソフト系 薄力粉
強力粉は主にパンの用途となります。
準強力粉は主にラーメンの用途となります。
中力粉は主にうどんの用途となります。
薄力粉はおもにケーキやお菓子の用途となります。
です。
製粉業者は、設備投資と光熱水費と運送費、パッケージ費用、そして人件費などがかかります。
企業は、存続することが絶対的な指命です。
そのためには利益を確保しなければなりません。
小麦の引渡し価格が上がれば、加工した小麦粉に価格転嫁はやむを得ません。
日清製粉を例にとります。
今回の値上げ額です。
業務用小麦粉の特約店向け仕切り価格の改定
強力系小麦粉 + 25円/25kg当り(値上げ)
中力系・薄力系小麦粉 +130円/25kg当り(値上げ)
国内産小麦100%小麦粉 +190円/25kg当り(値上げ)
政府引き渡し価格が、1トンで、+2.2%なので1トンあたり約1,222円(278円~3,389円)の値上げです。
これが特約店向け仕切り価格となると1トン当たり強力系が1,000円、中力系・薄力系が5,200円の値上げとなります。
政府278円値上げ→製粉1,000円の値上げ
政府3,389円の値上げ→製粉5,200円の値上げ
であるなら、許容範囲ではないでしょうか。(1トン単位)
4 家庭用小麦粉は各社1%~3%の値上げ
業務用は12月20日出荷分から値上げとなりました。
家庭用は1月4日出荷分からの値上げです。
気になる値上げ幅です。
代表的製品では、現在の店頭想定価格(税抜き)が264円の薄力粉「ハート」1キログラムが270円に、306円の強力粉「イーグル」1キロが308円にそれぞれ改定となる。
また、小麦粉をベースに天ぷらやお好み焼きに使う家庭用ミックスも1月出荷分から2~3%の値上げとなる。
安!!!( ゚Д゚)
製粉メーカーは、便乗値上げなど考えていません。
すばらしいです。(´▽`)www.sankei.com
5 小麦値上げの及ぼす消費生活への影響
農林水産省は、小麦引き渡し価格が及ぼす消費生活への影響を試算しています。
影響額は、+0.002%とほとんどありません。
小麦引き渡し価格値上げが及ぼす物価への影響の試算です。
食パン 168円/1斤 → +0.1円/1斤
うどん(外食) 631円/1杯 → +0.4円/1杯
小麦粉(家庭用薄力粉)252円/1kg → +3.8円/1kg
ほとんど影響がありません!
このことから、小麦が上がったからといって物価が上がることにはなりません。
6 便乗値上げを見破る法
これでおわかりかと思います。
政府の小麦引き渡し価格が上がり、小麦粉の価格が上がってね。
企業努力してきたけれど価格で吸収できなくなって、値上げせざるを得なくなっちまってね。
申し訳ないけど1月から100円値上げるよ。
などとのたまうラーメン屋など論外です!(怒)
完全なる便乗値上げです。
利用する価値は一切ありません。
そういった店主は、2019年10月1日の消費税値上げを手ぐすね引いて待っています。
8%から10%に上がる分をそれ以上上げる便乗値上げを企んでいます。
消費税を益税として儲けようと企んでいます!
店を選択する権利は、我々消費者に委ねられています。
ノーモア便乗値上げ!
7 まとめ
いかがでしたか?
小麦は国家の運命を左右するほど重要な戦略物資です。
そのため、政府による全量輸入を行って、価格の便乗値上げを抑制しています。
そんな中で、小麦がほとんど値上げしていないにもかかわらず、値上げにより企業努力を行ったけれど吸収しきれず値上げますという説明はつかないと思います。
おい!〇〇ラーメン!
おまえだ!(怒)
そういった便乗値上げ店は、2019年10月1日の消費税値上げをにらんで、今後増える可能性があります。
しかし、私たちには、商品選択の自由があります。
利用するかしないかは、私たち消費者が判断することができます。
ブログに愛と真の情報を
それでは