ようこそ(^-^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは不労所得にあこがれは抱きませんか?
私は強く強くあこがれます。
働かなくとも、通帳に勝手にお金が振り込まれていたらなあ。
なんて夢物語を考えることがあります。
まるでポケットを叩くとビスケットが増える♬世界!
実は、そんな世界がないわけでもありません。
定期預金は、その代表例です。
元本が保証され、一定期間預け入れすることにより、利子がつきます。
この利子こそが、不労所得です。
今でこそ定期預金の金利は、0.01%でしたが、30年ほど前は夢のような高金利の時代がありました。
平成の初めのバブル絶頂の頃は、この定期預金の金利が8%を超えていました。
ありえないと思われるかもしれませんが、事実です。
その頃の若かりし管理人は、青春?に忙しく、預ける余裕資産などまったくありませんでした。
指をくわえて先輩たちのバブリーな話をただ聴かされるだけでした。
(´Д`)
何しろ100万円を預けるだけで、1年後に確実に8万円が転がり込む時代でした。
これでCANNON A1のレンズを買った。
海外旅行に行った。
バーバリーのコートを買った。
などよく聴かされたものです。(ToT)
ただし、住宅金融公庫の金利も高く、固定で5.5%の時代でした。
現在は、定期預金1年ものの金利は、わずか0.01%です。
バブル時の800分の1です。
銀行預金で不労所得なんて不可能です。
1億円を預けても、利息は7,985円しかつきません。(税抜き)
しかし、たったひとつだけ不労所得を得る方法があります。
それは高配当の株式銘柄を購入して、配当を得る方法です。
ただし、高配当だからといって飛びつくとしばしば痛い目にあいます。
高配当株式銘柄の泣き笑いについて語ります。
株式市場は魑魅魍魎の蠢く世界です。
- 1 配当(インカムゲイン)とは
- 2 平均利回り(2018年1月17日)
- 3 2018年1月17日前場現在の高配当株
- 4 KG情報株価の恐怖
- 5 高配当ランキング上位はいずれも訳ありの高配当
- 6 まとめ
1 配当(インカムゲイン)とは
株式配当とは、株式を購入した企業が得た利益の一部の分配金のことをいいます。
以前は、株主蔑視とも揶揄されるほど配当金は安く魅力のあるものではありませんでした。
しかし、敵対的買収や投資信託運用機関による大量買い占めにより、企業活動に支障を来す場合もまま見られるようになり、長期安定株主の確保に迫られるようになりました。
株主には、長期に渡って安定的に株主になってもらうために、配当利回りを増やす傾向がトレンドになっています。
長期優良株式投資を行う株主にとっては、とてもありがたい傾向です。
2 平均利回り(2018年1月17日)
東証一部上場、二部上場、ジャスダックの平均利回りを見てみます。
1.77%から1.96%と、定期預金に比べ200倍近い配当利回りです。
( ゚Д゚)
東証一部全銘柄平均 1.96%
東証二部全銘柄平均 1.99%
ジャスダック全銘柄平均 1.77%
平均利回りが2%を超えれば、十分高配当といえると思います。
3 2018年1月17日前場現在の高配当株
中にはとんでもなく高い配当銘柄があります。
ヤフーファイナンス>株式>ランキング>配当利回りで検索すると見つかります。
2019年1月17日前場を例にしてみます。
プロスペクトは、配当利回りが驚異の12.00%です!
話題の日産自動車も配当利回りは、驚異の6.29%です!
(出典:スマホ版ヤフーファイナンスHP)
株式運用は、年7%の利回りを確保したら成功といわれます。
だったら高配当株を買っておけばいいじゃん!
世のファンドマネージャーやトレーダーだって、買い漁るはずです。
???
なぜなのでしょうか?
4 KG情報株価の恐怖
KG情報(2408JQ)という株式銘柄があります。
岡山に本社があり、中四国と九州地方に地域求人誌や情報誌の発行やコンサートチケットを販売する企業です。
地域版ぴあに類している業態といってもいいと思います。
つい最近まで、配当利回り上位の常連でした。
突然ランキングから消えてしまいました。
株価チャートを見てみます。
配当は、34.2円です。
( ゚Д゚)
株価は、2018年はほとんど動いていません。
上期経常利益が83%減でも株価は変わりません。
ほぼ680円前後で34.2円であれば、配当利回りは5%前後であり、配当狙いの買い支えがあるからです。
ところが、2018年12月18日に期末配当権利の日を迎えました。
チュドーン!!!
株価大暴悪です。
12月17日 692円
12月25日 472円
ブラッククリスマスとも重なって株価は、31.8%も下落してしまいました。
もし1,000株を配当狙いで、692,000円で購入し、34,200円の配当を得ても、肝心の株価が200,000円も損してしまいました。
配当狙いの配当貧乏という奴です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
しかし、悲劇はまだ続きます。
KG情報の決算発表は、2019年1月15日です。
それまでは、来期配当方針の発表はないので、引き続き34.2円の配当の可能性がある訳です。
472円とすれば、配当は驚異の7.25%です。
これまでの配当実績から、配当を減らす可能性は低いと投資家が期待しました。
株価はまた上がり調子となり、1月10日には590円まで戻りました。
いよいよ1月15日に決算発表です。
来期配当は。34.2円から10円とすることとしました。
チュドーンドーン!
( ゚Д゚)
翌日の市場ではストップ安です。
株価は、現在491円です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
なんと配当利回りは、1月16日から2.3%となってしまい、上位高配当ランキングから姿を消したという訳です。
5 高配当ランキング上位はいずれも訳ありの高配当
考えてみれば、配当利回りが5%以上もあれば、世界中の投資家は配当利回りを狙って買い求めるはずです。
そのまま放置されるという理由は、KG情報と同じく、何かを抱えているからです。
配当ランキング第1位のプロスペクトは、首都圏や山形県でマンションや分譲団地を開発するデベロッパー企業です。
第2四半期報告書が期日中に提出できるかどうかで、2018年12月14日まで提出できなければ、監理銘柄となり上場廃止になるところでした。
なんとか提出でき、上場廃止は免れましたが、その余波は続いています。
配当が12.0%でも株券が紙くずになったのでは、本末転倒です。
ベリテはご存知宝飾店です。
経営がインド人経営となり、株主への配当を強化しています。
しかし、配当原資不足が不安視されていて、いつか配当を減配するのではないかと疑念が続いています。
松井証券は単年度限りの記念配のため、ランキングが一時的に上がっています。
昭和シェル石油は、出光石油と合併が決まっていて、いずれ消えることとなっています。
日産自動車はご存知だと思います。
配当はなんと57円です。
2018年管理人が買おうとしたときは、1,200円前後でした。
しかし、今や株価は900円前後です。
配当で57,000円もらっても、株価がマイナス30万円の状況では本末転倒です。
全世界的にも日産のゴーン会長逮捕に対する批判は強く、日産車の売れ行きに影響が生じています。
このまま高配当が続くのか疑問視されています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
6 まとめ
いかがでしたか?
高配当の株式は、世界同時株安やブラッククリスマスの影響で、ゴロゴロ転がっている状況です。
まるで天与のチャンスにも見えます。
しかし、高配当を超えた配当利回り6%以上となると、いわゆるいわくつきの株式銘柄ばかりです。
配当目当てに株式を購入しても、肝心の株価が下落最悪上場廃止されたのでは、あぶはちとらずとなり、損失を抱える可能性があります。
そんな高配当で、なぜその株価なの?と自問してみればおのずと答えは見えてくるかも知れません。
生き馬の眼をくり抜く魑魅魍魎が跋扈する株式市場で、お得な状態がいつまでも放置されるわけがありません。
美しいものには棘がある
この言葉を胸にしっかりと決算書などを読んで投資に向かいたいものです。
不労所得への道は狭く険しいです。
ブログに愛と真の情報を
それでは