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あなたは招かざる客?フレーミング効果に負けない買い物術

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最終更新 2019.5.9
ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、いくらネットが便利になろうとも、身体が動く限りは、何日かに一度くらいはスーパーやコンビニで買い物されると思います。

また、週末となれば百貨店や専門店街でウィンドウショッピングを楽しまれることもあるかと思います。

帰宅してから、どうしてこれを買ってしまったんだろう?と頭を抱えることはありませんか?

フレーミング効果

管理人は妻からしょっちゅう怒られています。
(´Д`)

そんな時は、小売店側が行動経済学のひとつ「フレーミング効果」を利用して、あなたを誘導し、衝動買いをさせてしまったのかもしれません。

小売店側は、いかにして客側がお金を落としてくれるかに知恵を絞っています。

買い物とは、小売店側の行動経済学を駆使した販売戦略との闘いです。

行動経済学を知ると、買い物が断然楽しくなります。

買い物は、知的興奮にあふれています。

今回は、買い物客に衝動買いさせるもっとも効果的な手法「フレーミング効果」について考えてみます。

良い意味で、小売り店側にだまされない賢い消費者になりたいものです。
(^^)/

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1 フレーミング効果とは

フレーミングとは、日本語で枠(わく)という意味です。

買い物客には、誰もがお財布事情や家庭事情があります。

今日の買い物の予算は、給料前だから3,000円以内とか、冷蔵庫にお肉が残っているからお肉は買わないなど、一定の枠をはめて消費行動に臨みます。

この枠(わく)のことを計画購買ともいいます。

店側にとっては、計画購買だけの客は、招かざる客です。

店側にとっては、計画購買ではなく、衝動買いしてもらう客が最高のお客様です。

フレーミング効果とは、買い物客が衝動買いするような商品配列を行う行動経済学の1つで、効果は抜群です。

商品陳列を工夫して、非日常空間を演出し、枠(財布のひも)を緩めるマーケティング手法ともいえます。

2 スーパーマーケットの場合

常時利用するスーパーマーケットの入口に青果が並べてあれば、フレーミング効果を駆使していると思って間違いはありません。

入口に旬の果物や野菜が並べられてあると、フレーミングが取り払われやすく、計画外の消費行動に走りやすいからです。

おや、そろそろイチゴが出回る季節か。
甘王は高いんだよな。
でも娘が食べたがっていたよな。
旬だから高めだけど喜ぶ顔が見たいな。

管理人の場合です・・・。( ゚Д゚)

こうして衝動買いしてしまうと、計画購買の枠は吹き飛んでしまいます。

娘

一度計画購買のタガが緩んでしまうと、衝動買いが止まらなくなってしまいます。

こうして、スーパーの仕掛けにまんまと引っ掛かってしまうわけです。
(´Д`)

また、応用編として、高額な目玉商品を入口に陳列して、衝動買いを誘導する手法もあります。

スーパーの場合、入口にフレーミング効果が仕掛けてあることが多いので、衝動買いしがちな人は注意が必要です。

3 ドラッグストアの場合

ドラッグストアはさらに巧妙な仕掛けとなっています。

全米No.1の売り上げを誇るウォルグリーンは、買い物客にいかにして「衝動買い」をしてお金を落としてもらうかを研究し尽くしている企業として有名です。

入口には、女性用化粧品(ビューティーケア)を並べます。

化粧はいわば非日常空間です。

ここで衝動買いに走ってしまうと、枠が外れて、どんどん衝動買いを始めてしまいます。

ウォルグリーンは、買い物客の流れを化粧品(ビューティーケア)→医薬品関連(ヘルスケア)→雑貨に導きます。

ドラッグストアの利用者は、本来は医薬品やその関連商品(シャンプーリンス、歯ブラシ、歯磨き粉、洗剤、トイレ関連など)の購買を目的として来店するので、計画購買しかしないはずです。

しかし、化粧品という非日常空間を演出することにより、財布のタガをゆるめてしまいます。

極めつけは、ドラッグストアに本来関連のない食品や雑貨など衝動買いの高い商品を客の流れの最後に持っていって、さらに衝動買いに誘導します。

国内のドラッグストアチェーンの陳列は、ウォルグリーンの影響を多分に受けています。

みなさんも、ドラッグストアに行かれた際には、フレーミング効果を仕掛けてあるか、お確かめ下さい。

買い物がとても楽しくなります。(^^)/

4 フレーミング効果の狙い

このようにフレーミング効果とは、お得そうに見えるものや高めのものを店頭に陳列することにより、買い物客の枠=基準=価値観を壊して、購買意欲を高めるマーケティング手法です。

ブティックや百貨店やブランド店のショーウィンドウには、見るのもはばかれるような高価な衣料品や宝飾品が飾られています。

ショーウィンドウ

あれもフレーミング効果の一種です。

買い物客は、ショーウィンドウの商品を判断基準としてしまいます。

ショーウィンドウに陳列してある商品より安いとなると購買意欲が増すわけです。

私たち消費者は、自ら判断して買い物をしていると思い込んでいますが、実は小売り店側の仕掛けたフレーミング効果の思う壺にはまっています。

5 衝動買いに始まり、衝動買いに終わる

小売店側は、チラシをまいたり、CMを打ったりして買い物客を集めます。

その際に激安目玉商品や限定目玉商品を宣伝して、付加価値を与えます。

小売店側の狙いは、2つあります。

1つは、リピーターを作るためです。

特売

もう1つは、衝動買いする買い物客の財布を狙うためです。

計画購買は、客を店に運びます。

しかし、非計画購買(衝動買い)は、利益を店に運びます。

計画購買よりも非計画購買が増えなければ、利益を生みません。

ウォルグリーンは、非購買客の比率を60~70%に上げることによって、高い粗利益率を誇っています。

実は目玉商品だけ購買して帰る買い物客は、小売り店側からすると、招かざる客です。

6 衝動買いに走らないためには

衝動買いを抑えることは、人間の心理としてはなかなかむずかしいものです。

管理人もしょっちゅう引っ掛かります。

計画購買以外は買わないことに徹すれば、衝動買いは防げますが、それでは買い物という一種のレジャーがつまらなくなるからです。

フレーミング効果を駆使して、衝動買いに誘導している中で、衝動買いに走らないためには、計画購買以外しないという強固な意思が必要です。

そこまでストイックに徹底できる人は、おそらくダイエットも成功すると思います。

管理人にはとても無理です。(´Д`)

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7 まとめ

いかがでしたか?

フレーミング効果は、消費行動学の中でももっとも効果の高い手法です。

衝動買いに誘導して、お金をどんどん使わせてしまいます。

この仕掛けに引っ掛からないようにするには、むやみに小売り店に入らないことが最大の防御です。

ただし、考えようによっては買い物はレジャーです。

レジャーにはワクワクドキドキがあってしかるべきです。

たとえ無駄な買い物であっても、ワクワクドキドキ感がないと、あまりにも人生が空しくなります。

(´Д`)

豆腐、納豆、牛乳、もやし、卵、パン、麺、漬物ばかり買っていたのでは、いかにも人生が空しくなります。

たまには、目玉のA5和牛サーロイン肉を買ったり、限定夕張メロン1/4カットも買ってみたい。

衝動買いは程度にもよりますが、生きる原動力になるような気がします。

懐事情に応じたフレーミング効果にあえて引っ掛かるのも、一概に悪くはないとも思います。

小売店側の仕掛けを知った上で、あえて手玉に乗ると、とても面白いです。

買い物だけで、知的興奮を味わえます。

ドン・キホーテの陳列方法は、フレーミング効果にアミューズメント性を与える比類なきマーケティング手法です。

ドン・キホーテ

ああいったワクワクドキドキ感があれば、だまされたと笑って衝動買いを許してやれるような気がします。

賢い消費者になりましょう。

ブログに愛と真の情報を!
それでは