最終更新 2021.5.28 2019.6.11
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、サラリーマンにとって、最大の関心事といえば、人事や異動先そして給与であることは、衆目の一致するところだと思います。
人事も異動も給与もつくづく不条理です。
サラリーマンとなると、人が人を選ぶことに公平性はないことを学びます。
そこには学歴や出自だけでなく、配置先の仕事の相性、上司や組織の相性、景気など時代の後押し、趣味やサークル活動など人生の運不運が大きく左右します。
しかし、サラリーマン人生のゴールが見えてくると、枯れてくる人は多いような気はします。
一大関心事は自分の暮らしに大きく影響する退職金と年金になります。
今さら出世も給与もたかが知れています。
まあ、退職間際までギラギラした人は一部にはいることは事実です。
(´Д`)
あんたばかあ?
あんた、もうすぐ退職なのに何未練がっているんだよ?
辞めたらただの人だよ。
年賀状も出さないよ!
二度と顔も合わせないよ!
他人の懐具合は、誰しも興味深々です。
サラリーマンの平均退職金を知って、喜ぶか落ち込むかは、あなた次第です。
しかし、退職金が少ないからといって落ち込むことはありません。
退職までに資産を増やしておけばいいからです。
全サラリーマンに贈る退職金について、考えてみます。
管理人ももうじきです!
1 最新退職金・年金に関する実態調査結果
一般社団法人日本経済団体連合会及び一般社団法人東京経営者協会では、毎年度企業の退職金・年金に関する実態調査を公表しています。
2019年4月24日に 2018年9月度の退職金・年金に関する実態調査結果が発表されました。
職種別・学歴別のいずれの区分においても勤続年数・年齢の上昇に伴って増加している。「管理・事務・技術労働者(総合職)」の 60 歳では、大学卒が 2,255.8 万円、高校卒が 2,037.7 万円となっている。
「生産・現業労働者」の60歳では、高校卒が1,817.2万円となっている。
60歳満期退職を迎えれば、1,817.2万円から2255.8万円の退職金をもらえるとは、なんとも夢があります。
支給月数を見てみます。
総合職大卒 38.2月
総合職高卒 41.6月
現業職高卒 46.0月
我が社では、時代に逆行し、数年前退職金を約400万円カットしてしまいました。
くそったれえええ!
(´Д`)
しかし、平均的な退職金額よりなんとなく高いんじゃないの?と思われた人はさすがです。
経団連なので、調査対象企業は、我が国を代表する首都圏の上場企業ばかりです。
積算基礎となる給与が高いので、必然的に退職金も高くなる傾向があります。
2 中小企業の賃金・退職金事情(平成30年版)
東京都労働相談情報センターでは、従業員が10人~299人の都内中小企業を対象とした賃金についての調査を毎年実施して、冊子としてまとめています。
高校卒 11,268千円(29.0月)
短大・高専卒 11,066 千円(27.9月)
大学卒 12,034千円(28.0月)
中小企業となると1,100万円から1,200万円が、平均的な退職金額となります。
経団連で調査した大企業と比べると約700万円から1,000万円の格差となっていることがおわかりかと思います。
3 恐るべき生涯年収格差
ここで、退職金の支給月に気が付いた人はさすがです。
退職金を支給月で割れば、平均月給や平均年収が割り出せます。
支給月は、ボーナスを含めた年収を12月で割った数値です。
大企業の大卒総合職の生涯平均給与は、なんと590,523円です!
中小企業の大卒と比べ、毎月16万円もの格差が生じています。
次に生涯平均年収を計算してみます。
大企業総合職大卒は、なんと年収700万円を超えています。
思ったより高くないなと感じた人は、残念ながらサラリーマン社会をご存知ない方です。
サラリーマンは、成果主義といわれていますが、相変わらず年功序列主義は根強く蔓延っています。
毎年の昇給やベアアップそして役職換算などがあり、着実に上がっていきます。
つまり新人の頃は年収200万円でも、退職間際には1千数百万円となる場合も大いにありえます。
その平均値が平均年収と呼ばれます。
管理人も新人の頃に比べれば、ウン倍に上がりました。
切れてはイケません。
耐えることが、サラリーマンの生き抜く道です。
もうひとつ数字がでます。
生涯年収です。
平均給与が少なければ、生涯年収に大きく影響を及ぼします。
同じ大卒でも大企業と中小企業に勤めたのでは、6,108万円もの格差が生じます。
高卒の場合は、もっと顕著です。
大企業と中小企業の差は、なんと9,410万円にもなります!
お金だけにこだわるのであれば、就職の選択肢は大企業一択です。
なお、面白いのは、大企業総合職に高卒で入った方が、生涯年収は高くなるという事実です。
4年分早く社会に出て働くので、その4年分が生涯年収の差となって現れます。
ただし、退職金や年金受給額は平均給与が基礎となるので、退職金や生涯年金受給額のトータルでは、大卒の方が収入は増えます。
4 退職金の運用
さて、いよいよ退職金の運用です。
満期退職となれば、さまざま事情は違っても、1,100万円から2,200万円の退職金がもらえます。
ただし、退職金の半分以上の原資は、毎月給与から天引きされています。
みなさんもご存知のとおり、世界的に金利の値下げ競争が続いています。
我が国も2016年1月29日にマイナス金利政策がスタートし、未だゴールは見えません。
当サイトでも何度も繰り返していますが、ゆうちょ銀行の定期預金(1年~5年もの)の金利は0.001%です。
まるで、ギャグのような金利ですが、現実です。
安全で高利回りの運用先などあるか!
誰しも元本が保証され、高利回りであれば、その商品に飛びつくでしょう。
退職すると非課税の恩恵は激減します。
まずiDeCoが使えなくなります。
さらにはマル優も使えなくなります。
財形も使えなくなります。
これらは勤労者のための資産形成だからです。
あるのはただひとつNISAです。
NISAで非課税扱いで、株式をコツコツ購入するのが最大の資産形成法ではないでしょうか?
退職後は、「貯める」や「運用する」以外にも「使う」ことが大切となってきます。
いくら資産があっても墓場までは持って行けないからです。
公的年金が支給される65歳までのつなぎの生活費として、5年で割る方法がもっと効果的な方法かもしれません。
なにしろ法律上再雇用はしてもらえますが、給与は3割から4割となります。
生活費を減らすにもそう簡単には減ることはないと思います。
無理にハイリスクハイリターンで、大切な退職金を目減りさせるよりも、毎月確実に不足する生活費の補填に活用するのが一番かもしれません。
ただし、条件は、退職金以外に資産を最低でも3,000万円、できれば5,000万円形成していることです。
生涯年収が2億円以上であれば、3,000万円~5,000万円を貯めることは十分に可能ではないでしょうか?
そのためにも、日々の節約と倹約と資産運用は必須です。
5 まとめ
自身の退職金は、多いか少ないかは、実は誰と比較しても意味はありません。
管理人の先輩にも8,000万円もの退職金をもらったと豪語していた大学時代の先輩がいました。
この野郎!( `ー´)ノ
という闘争心が燃え上がるのではないでしょうか!
負けてたまるかと、日々節約倹約にまい進したり、株式等で資産運用を図り、見返してやる!と決意を新たにしたいものです。
退職金は、退職後の生活をサポートする大きな原資になることは間違いありません。
先輩の話を聞いても、勤めていて良かったと実感するそうです。
退職金は、粉骨砕身帰属した証にもらえるご褒美のようなものです。
退職金はできればハイリスクハイリターンなどの運用はしないで、第一にローンがあれば返済に使い、残りは生活費に利活用したいものです。
退職後の生活費は、退職前までに日々の節約倹約と株式投資など資産運用で増やしておきたいものです。
虎の子の退職金を株式運用失敗で失ってしまったのでは、目も当てられません。
ブログに愛と真の情報を
それでは