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食品ロス法は成立したけれど、私はおそらく棚の奥から牛乳を今日も取る

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ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きる当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、2019年5月24日に、議員立法である食品ロス削減推進法が、参議院で全会一致で可決成立しました。

全会一致の議員立法は、とても珍しいことです。

我が国のまだ食べられる食品を廃棄する量は、なんと632万トンです。

食品廃棄物自体は、1,700万トンになります。

このうち家庭で捨てる食品は、約半分の302万トンだそうです。(内閣府広報)

食事

京都市の試算によれば、家庭での食品ロスによる損失額は、なんと年間11.1兆円!

世帯一人当たりにすると、年間6万円分も無駄に捨てているそうです。

www.news-postseven.com

こんなもったいないことをなぜ私たち日本人はしでかしてしまうのでしょうか?

食品ロス削減推進法が施行されたとしても、私はできるだけ賞味期限の長い新しい牛乳を棚の奥から選びます。

みなさんはいかがでしょうか?

 

1 食品ロス削減推進法の骨子

食品ロス削減推進法は、一種の理念法です。

罰則や義務付けはありません。

国は食品ロス削減に向けて、今後基本方針を策定します。

ごはん

国の基本方針に基づき、都道府県が具体的な取り組みを規定します。

国民自らが主体となって、食品ロス削減推進活動に取り組もうというわけです。

おそらくは内閣府の示す「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」をスローガンとする活動が中心となっていくと思います。

また、フードバンク活動への支援やドギーバッグ運動(飲食店での食べ残し持ち帰り)への支援も入ってくると思います。

施行は公布の日から6か月を超えない日となります。

2 家庭で廃棄する食品

家庭で廃棄する食品量は、年間302万トンだそうです。

これは国民1人当たり、毎日ご飯一杯(136g)分を廃棄していることと同じだそうです。

世界で不足している食品支援量は、304万トンとされています。

日本人は、世界で一番まだ食べられる食糧を廃棄する民族です。

食品ロス

(出典:内閣府広報)

ちなみに一人当たりの食品廃棄物量が最も多い国は、フランスです。

さすがはフランス料理発祥の地です。

料理を作るまでに無駄にする食糧部位が多いそうです。

3 なぜ日本人は、まだ食べられる食糧を廃棄するのか?

日本人がまだ食べられる食糧を廃棄する理由は、日本という風土と密接に関連している説があります。

日本人は、世界で最も魚食を好む民族です。

しかし、魚は保存がとてもむずかしい食糧です。

冷蔵庫が普及したのは昭和40年代に入ってからです。

刺身は以前は超高級品でした。

納豆ご飯

管理人が小さい頃は、風邪をひいて寝込まないとマグロの刺身が食べられませんでした。

鮮度を保持するためには、コールドチェーンが必要です。

現代では、漁獲から食卓までコールドチェーンは確立していますが、それも昭和の後期に入ってからです。

日本人は、魚食を通じて鮮度にこだわらなければ、場合によっては命を落とす食中毒を回避できないことを学習してきたはずです。

そのため、鮮度に対しては極めて敏感になっているというわけです。

 

4 買い物の選択は、消費者に委ねられている

賞味期限の異なった牛乳が並んでいたとすれば、みなさんは賞味期限にこだわりますか?

私はこだわります。

できるだけ賞味期限が長ければ、それだけ鮮度が長持ちするからです。

◆おまえ!国を挙げて食品ロスを削減しようとしているのに何を考えているんだ!
◆おまえみたいな奴が、食品棚を漁って奥のほうから取ろうとするんだ!

このくそ野郎!(´Д`)

一時ネットでも大論争がありました。

news.yahoo.co.jp

平成21年消費者庁は、おもしろい実証実験を行いました。

スーパーで賞味期限の短い食品にはインセンティブとしてエコポイントを付けます。

そして、食品ごとにエコポイントの付いた賞味期限の短いものと通常の賞味期限の長いもののどちらを選ぶかという実験です。

結果は意外でした。

ヨーグルト、パン、漬物、ハムソーセージ、魚肉練り製品、たらこなどの日配品は、とにかく前に陳列してあるものから売れていくそうです。

賞味期限を気にしないばかりかエコポイントも気にしないそうです。

やや納豆が、賞味期限の長いものを選んでいくそうです。

明らかに賞味期限の長いものを選ぶ対象食品は、牛乳だけでした。

インセンティブは全く関係なく、賞味期限の長い牛乳を選んだそうです。

管理人の行動はまともでした!

批判した奴ら!どおだあああああ!

食品の選択は、消費者の手に委ねられています。

 

5 まとめ

食品ロス削減推進法制定に対して、管理人は異論はありません。

食品ロス問題は、地球規模で解決していかなければならない問題です。

未来
そのためには内閣府は次の方法を実践するように啓発しています。

1.削減の工夫(1)食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」
2.削減の工夫(2)残った食材は別の料理に活用
3.削減の工夫(3)「消費期限」と「賞味期限」の違いを理解
4.削減の工夫(4)外食時での食べ残しを防ぐために

もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
買いすぎても食べきればいいわけです。

コストコには少し文句を言いたくなります。

あまりにも商品が巨大すぎます。

あのティラミスは食べきるのは地獄です。

また、残った食材もまた、使いまわししても食べきれば問題ではありません。

我が家は、夕食の残りは翌日の弁当のおかずとして消えていきます。

こうした一歩一歩の努力で食品ロスを無くせば、年間6万円も浮かすことができるようになります。

ただし、牛乳だけは私は、棚の奥から賞味期限の長いものを選びます。

これからも選び続けます。

消費者にとって、商品選択の自由は権利です。

ブログに愛と真の情報を!
それでは