最終更新 2021.10.20 2021.6.7
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、今年も夏のボーナスシーズンの到来です。
サラリーマンにとって待ちに待った日が、もうすぐやってきます。
この時期になると、管理人は少しほろ苦くなります。
勇ましくボーナス支給額を晒すブログを読むと、自分の支給されるボーナスとの格差に愕然として落ち込むからです。
(´Д`)
人の不幸は蜜の味という例えがあるように、日本人は平均や人並みを好む民族です。
ほとんどのサラリーマンにとって、せめてボーナス支給額の平均くらいはもらいたいと願っているではないでしょうか?
しかし、ボーナス平均支給額にどのくらいの意味があるのでしょうか?
高い人は限りなく高くもらえ、少ない人は数万円しかもらえません。
最近はボーナス自体がもらえない人もいるそうです。
また、同じ会社の中でさえ、能力給や成果報酬が加えられ、同僚間格差が生じています。
ボーナス平均支給額の何が真実なのか、さっぱりわかりません。
実は、事業所の規模と業種別にボーナスが正確に把握できるサイトがあります。
メディアでも騒ぎとなった厚生労働省毎月勤労統計調査全国調査です。
統計に一部批判はありますが、この調査を超える統計は我が国には存在しません。
国内を代表するシンクタンクである「みずほ総合研究所の2019夏ボーナス予測」もまた、この毎月勤労統計調査全国調査の数字をベースにしています。
事業所規模別業種別にボーナス支給額を算出してみると、ボーナスの真実が浮かび上がります。
衝撃を受けないようにご注意ください。
管理人は本日のサイトをまとめながら、愕然としてしまいました。
どおりで、世の中にはおベンツ様やレクサスに乗れるサラリーマンもいるんだ・・・。
(´Д`)
- 1 みずほ総合研究所2019夏季ボーナス予測
- 2 毎月勤労統計調査全国調査とは
- 3 2018年夏規模別ボーナス支給状況
- 3-1 事業所規模5人~29人の場合
- 3-2 事業諸規模30人~99人の場合
- 3-3 事業所規模100人~499人の場合
- 3-4 事業所規模500人~999人の場合
- 3-5 事業所規模1,000人超の場合
- 4 夏ボーナス平均支給額の本当の意味
- 5 まとめ
1 みずほ総合研究所2019夏季ボーナス予測
みずほ総合研究所では、毎年夏季ボーナス予測をリポートしています。
これによれば2019年の夏のボーナスは、大変景気が良さそうです。
1 民間企業ボーナスは4年連続増加
2 公務員ボーナスは6年連続増加
支給額の平均額です。
1 民間企業 390,251円 +0.8%
2 公務員 732,288円 +4.1%
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
なんとなくおかしいと思いませんか?
公務員のボーナスの方が、民間企業よりも1.88倍も高いことがあり得るのでしょうか?
公務員の給与やボーナスは、人事院勧告で、民間企業の標準程度とされています。
民間企業の1.88倍で、伸び率も民間企業の5.13倍です。
支給総額は、民間企業が16兆4,380億円、公務員が2兆2,120億円です。
◆俺の給料は、もっと高いなあ!(´▽`)
◆畜生!なんだこの公務員のボーナスは!(-"-)
反応は悲喜こもごもではないでしょうか?
それにしても民間企業のボーナス平均支給額予測が、39万円というのはいかにも低すぎるような気がします。
2 毎月勤労統計調査全国調査とは
国の景気判断や雇用保険の算出基礎となる我が国で最も信頼される統計が、この毎月勤労統計調査全国調査です。
調査が、一部偏っているなどの批判もありましたが、莫大な国費を使って、33,000事業所の規模で調査した統計は、信頼性は極めて高く、比肩できる統計は何もありません。
毎月勤労統計調査全国調査は、日本標準産業分類に基づく16大産業に属する常用労働者5人以上の事業所を対象に、賃金、労働時間及び雇用の変動を毎月把握する調査です。
調査対象事業所は、常用労働者5人以上の約190万事業所(経済センサス-基礎調査)から抽出した約33,000事業所で、名目賃金(現金給与総額)や実質賃金、所定内及び所定外労働時間などがわかります。
調査の結果は、景気動向を判断するための指標の一つとなっているほか、厚生労働政策や経済政策の基礎資料、企業の労働条件決定の際の参考資料として幅広く活用されています。
調査のひとつに事業所の規模別のボーナスの平均支給額があります。
3 2018年夏規模別ボーナス支給状況
統計は2018年夏ボーナスからとなります。
傾向としては、事業所規模が大きければ大きいほど夏ボーナスの支給額は高くなっています。
( ゚Д゚)
事業所規模が30人未満と1000人以上では、その差は、なんと2.84倍です!
これが現実です。
(出典:2018年毎月勤労統計調査全国調査より抽出)
3-1 事業所規模5人~29人の場合
続いて、2018年毎月勤労統計調査全国調査に基づき、以下業種ごとの2018年夏季ボーナスのベスト3とワースト3を抽出してみました。
業種分類は、 毎月勤労統計調査による分類です。
まず驚くのは、5人から29人の事業所の夏ボーナス平均支給額は、264,955円だったにもかかわらず、ワーストである飲食店32,745円からベストである医薬品製造業959,304円まで30倍近い開きがあることでしょう。
医薬品ベンチャー企業は当たればデカいということです。
それにしてもワースト3は、いずれも飲食に関わる業種です。
飲食業界はとても過酷であることが浮かび上がります。
3-2 事業諸規模30人~99人の場合
事業規模が30人~99人になると夏ボーナス100万超えの業種が出てきます。
金融商品取引業とは、証券、先物、FX取引業の類でしょうか。
ワースト3は、またしても飲食店関係ばかりです。
3-3 事業所規模100人~499人の場合
事業所規模が100人~499人と大きな事業所となるとベスト3は100万円を超えてきます。
( ゚Д゚)
意外なことに設備設計機械器具卸売業が、ベスト3を独占しています。
儲かっています。( ゚Д゚)
また、意外なワースト1位は、事業所規模50人~99人では、ベスト1である金融商品取引業です。
おそらくは歩合制など成功報酬による収益構造のため、ボーナスの支給自体が抑えられているのかもしれません。
事業所が大きくなってくると飲食店関係は消えていきます。
ワースト3には、労働者派遣業が入ってきました。
3-4 事業所規模500人~999人の場合
事業規模が500人から999人となると、大手株式上場企業が入ってきます。
工事建設賃貸業がベスト3です。
反対にビルメンテナンス業や労働派遣業のボーナスは、極めて低く抑えられています。
3-5 事業所規模1,000人超の場合
事業所規模1,000人以上という大企業となると建築設備工事業の独占となります。
平均ボーナス支給額が150万円を超えるとは、想像もつかない額です。
(´Д`)
反対にワースト3も事業所規模500人~999人と同じく、派遣業と建物サービス業です。
そのほか、介護業や児童福祉業(保育士)もワースト上位であり、いわゆる人材を使った現場職の待遇のきびしさが、ボーナス面でも窺えます。
懸命に働いてもここまで格差が生じる社会が、現実です。
まるで、ブログのマネタイズと同じです。
(´Д`)
4 夏ボーナス平均支給額の本当の意味
これでおわかりになられたでしょうか。
民間企業における2019年夏ボーナス平均支給額予測は、390,251円です。
しかし、この数字は事業所規模5人~29人の飲食店の32,745円から事業所規模1,000人超の設備工事業1,522,703円まで開きがあります。
夏ボーナス平均支給額は、実に50倍近い差の平均額です。
一概に平均支給額390,251円を基準に考えてしまいがちですが、実際には0円から1,522,703円まで開きがあるわけです。
なお、以前は銀行、証券など金融業が上位独占だったのに下位に後退しています。
時代の波を感じます。
また、IT企業は意外にも上位には入ってきていません。
IT企業の場合、能力給が増え、ボーナスを抑える傾向があることが要因かもしれません。
5 まとめ
サラリーマンにとって、もっとも至福な瞬間がボーナスを支給されるときです。
支給された瞬間に、次はあと半年後か!とブルーになります。
上を見ればキリがなく、下を見れば無支給の場合もあります。
人の不幸は蜜の味
隣りの芝生は良く見える
の例えがあるとおり、人間は嫉妬深い生き物です。
年に2回のボーナスの日を楽しみに待ちましょう。
ブログとボーナスに愛と真の情報を
それでは