ようこそ(^-^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、金融庁審議会が報告した報告書が物議をかもしています。
老後は年金だけで2,000万円不足する!
こんな当たり前のことに何で大騒ぎするのか、管理人には全く理解できません。
国が悪い!
(´Д`)(´Д`)(´Д`)
まだ、お国に期待してるの?
1,103兆円を超える借金を抱えているこの国に、一体誰が何を期待しているというのでしょう?
この弱小サイトを訪れた賢明な読者のみなさまならお分かりのことと思います。
この国は、とっくの昔に自己責任の国に切り替えています。
公助に期待せず、自助努力で、人生の道を切り拓くしかありません。
なぜ消費税を上げるしかないのか?
国にお金がないから消費税を上げるしか選択肢がないからです。
8%を10%に上げるだけでも政権が交代し、さらに2度の延期がありました。
それでも上げるなの大合唱ですが、ついにG20でも予定通りと宣言し、上げることは確定です。
お国にいくら文句いっても何の解決にもなりません。
資産のない者にとって、自分の人生を守るためには、自分で備えるしか方法はありません!
もうそろそろ国には頼れないと目を覚ましてもいいのではないでしょうか!
- 1 年金改革は、25年も前に遡る
- 2 年金改革法の衝撃
- 3 年金改革法施行は、2001年からスタート!
- 4 非情な国は、我が国だけではない現実
- 4-1 アメリカの年金改革
- 4-2 イギリスの年金改革
- 4-3 ドイツの年金改革
- 5 私たちにできることは貯めるそして殖やすこと
- 6 まとめ
- 7 附記
1 年金改革は、25年も前に遡る
今頃になって、老後は2,000万円足りない!
どうしよう!
私の人生どうなるの?
とうろたえる人は、残念ながら情報弱者です。
年金改革は、今より25年前1994年11月に与野党の合意の下に成立しています。
通称年金改革法と呼ばれました。
この先100年の年金の安定的な運用を図るには、急激な少子高齢社会が加速度的に進む中で、国民も痛みを分かち合わなければならないものとして成立しました。
すでに老後は年金だけでは暮らしていけないということは、25年前に決定事項となっています。
もちろん具体的な金額までは明示はされていません。
2 年金改革法の衝撃
年金改革法が可決成立したのは、忘れもしない1994年11月2日です。
年金受給年齢が65歳になる!
当時まだ紅顔(厚顔)の美青年だったぱんぱん青年は、目の前が真っ暗となりました。
受給資格は、勤続20年から25年に引き延ばされ、受給年齢は60歳から65歳に引き上げられました。
所属していた部署では、年金受給資格年齢に達すると退社後、儀式がありました。
年金受給資格者に対して、親睦会から花束が贈呈されました。
年金受給資格おめでとう!
よくがんばったね!
涙ながらに歓喜する受給資格を達成した先輩の姿を見て、自分もなんとか首にならずに20年を勤め上げたいと心から願ったものでした。
(´▽`)(´▽`)(´▽`)
それが25年に伸びて、人生真っ暗になりました。
長い!長すぎる!
そんなに社畜は続けられない!
3 年金改革法施行は、2001年からスタート!
年金改革法成立は、1994年からですが、実際にスタートしたのは2001年からです。
ある日法律ができたからといって、この日から65歳受給にしたのでは、暴動が起きてしまいます。
激変緩和措置です。
この期間がとても長くかかります。
厚生年金の場合、報酬比例部分と定額部分から成ります。
厳密には、報酬比例部分が老齢厚生年金といわれるもので、加入期間と掛金によってもらえる額が変わります。
定額部分は、老齢基礎年金といわれるもので、国民年金に相当し、加入期間によってもらえる額が異なります。
このうち老齢基礎年金は、男性は2013年、女性は2018年から、完全65歳支給となりました。
老齢厚生年金は、まだ経過措置に時間がかかっています。
男性は2025年、女性は2030年より完全65歳支給となります。
(出典:厚生労働省:平成23年第4回社会保障審議会年金部会資料)
施行から30年、法律制定から36年かけて、年金大改革は完了します。
年金改革は、国民の人生を左右するものとなるので、長い長い時間がかかる訳です。
4 非情な国は、我が国だけではない現実
先進国は、否応なく少子高齢化の波にさらされています。
我が国だけ年金改悪だ!と憤るのは早計です。
4-1 アメリカの年金改革
アメリカは、1983年に65歳受給から67歳受給に決定しています。
しかし、国民の反対もあって、決定から開始に実に20年を要しています。
開始から完了まで24年かけ、2027年に完全移行の予定となっています。
4-2 イギリスの年金改革
イギリスは、2007年に65歳から68歳受給に決定しました。
決定から17年かけて、2024年から開始される予定ですが、EU離脱もあり先行きはまったく見えていません。
完全移行はなんと2047年の予定です。
4-3 ドイツの年金改革
ドイツもイギリスと同じ2007年に65歳から67歳受給に決定しました。
決定からわずか5年で開始し、2027年には完全移行の計画です。
さすがは合理主義の国ドイツです。
5 私たちにできることは貯めるそして殖やすこと
我が国は2030年にはようやく65歳年金受給完全移行となりますが、アメリカやEUはさらにその先を行く67歳や68歳受給をスタートさせています。
我が国でも75歳年金受給説が、いろんなところで聞こえてくるようになりました。
それもそのはずです。
国の借金は1,103,000,000,000,000円(1,103兆円)です。
財務省は10日、国債や借入金などを合計した「国の借金」が、2018年度末時点で1103兆3543億円になったと発表した。
17年度末に比べて15兆5414億円増え、3年連続で過去最大額を更新した。13年度末から6年続けて1千兆円を上回っている。
社会保障費などの財源を赤字国債で賄ってきたため、満期10年以上の長期国債が増えた。総務省推計の4月1日時点の総人口(1億2623万人)で割ると、国民1人当たり約874万円の借金を抱えている計算だ。
国の借金、昨年度末1103兆円 3年連続で過去最大額を更新(共同通信) - goo ニュース
年金の手厚い受給などあるはずがありません!
わたしたちにできることは、貯める。そして、殖やすこと。
人生を生き延びていく術(すべ)は、これしかありません。
金融庁は鬼ではありません。
iDeCoとNISAという夢のような非課税制度を提供してくれました。
できるだけ早くこの制度に乗っかるべきです。
ただし、iDeCoは20歳から60歳までしか利用できません。
つみたてNISAも2037年までの時限制度です。
できるだけ早く始めた方がいいと思います。
6 まとめ
老後年金2,000万円不足問題で、動揺してしまい、寒さの夏はおろおろ歩くなどときすでにお寿司です。
年金改革は国家100年の大計で、とっくの昔に制度改正は終わっています。
その際にもはや年金だけで老後は安泰ではないとしています。
改革後は、年金はあくまでもサブ的な収入源と考え、老後に向けてずっと働くか、現役時代から貯めて殖やしていかなければならないことに国民は合意したはずです。
年金制度に嘆いたり、批判するのではなく、事実を受け止め対策を講じることが、早速にでもすべき対策ではないでしょうか!
まさにアリとキリギリスです。
昭和の時代はキリギリス的人生を歩んでも、国が手厚く面倒を見てくれました。
しかし、平成そして令和の時代は、自己責任の時代です。
国に過度に期待せず、自ら資産形成に努力すべきです。
始めるなら今です。
ブログに愛と真の情報を
それでは
7 附記
我が家はそこそこの所得しかないうだつの上がらないサラリーマン世帯ですが、夫婦正社員共働きという世間でいうパワーカップル夫婦です。
そのおかげもあって、個人年金積立(当時はiDeCo制度はありませんでした。)でコツコツと25年間貯め続け、夫婦で2,300万円の個人年金積立を突破できました。
努力すれば、誰でも2,000万円を貯めることができます!