最終更新 2020.12.30
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生き抜くためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはシェアリングエコノミーという言葉を知っていますか?
インターネットを通じて、個人が使っていないあらゆる資産をシェア(共有)するサービスで、全世界で加速度的にサービスが進んでいます。
空間の共有
モノの共有
スキルの共有
移動の共有
お金の共有
国内では、2025年には1兆8千億円の巨大ビジネスとなるという推計もあります。
ただし、シェアするにあたって、さまざまな法律の壁や安全性の担保など課題は山積しています。
果たして、シェアというユートピアの世界がうまく行くのでしょうか?
自分の生活に当てはめていくと見えてくるものがたくさんあります。
なお、我が国では、シェアリングサービスは、安全性の観点からきびしい規制が加えられていて、現時点では実現不可能なシェアリングサービスが多数存在します。
1 空間の共有
私たちは、自由主義経済の中で生きている限り、モノを所有することができます。
マイホームやマンションを買い求め、マイカーを持ち、服を買い、食料を買い、布団やベッドも自分専用です。
しかし、考えてみると、これら自分のモノを24時間使うことはありません。
マイホームの中で、24時間暮らすことはまれで、また、使わない部屋もあるはずです。
じゃあ、シェアしよう!として始まったのが、民泊サービスや駐車場サービスです。
自宅の全部または一部を他人に貸し出して、その賃料をもらうわけです。
また、通勤時間に空いた駐車場を誰かに貸し出すわけです。
民泊サイトを見ると、首都圏や観光地では、民泊貸出しで月に20万円も30万円も収益を上げることも可能だそうです。
また、そこまで行かなくとも、空いた駐車場を貸し出せば、月に数千円から数万円の収入も可能です。
インターネットで募集すれば、世界中から人がやって来る可能性があります。
また、利用に便利な場所に住んでいれば、駐車場難民の人の需要が予想されます。
我が国の場合、民泊を開始するには、民泊事業法による届け出や旅館業法許可が必要ですが、取得した上での話とします。
誰かが、泊まりにやってきます。
もちろんインターネット上で、相手方の素性を把握した上です。
空き部屋に知らない人が泊っている世界!
相手は、犯罪者かもしれません。
テロリストかもしれません。
ネット上の素性だけで信頼して泊めていいの?
また、居座ってしまったらどうしよう?
いくら帰れといっても帰らない。
ときには暴力や脅かしによって、自宅そのものが乗っ取られるかもしれません。
玄関の部屋に鍵をかけるのは、侵入者を防ぐためです。
セキュリティを強化し、防犯シャッターや門扉や警備会社契約までして、自分の城を守ります。
たかが数千円の小銭欲しさに、鍵のないマイホームにしてしまうことは、管理人の場合、怖ろしすぎて想像もできません。
ときには完全犯罪さえあり得るかもしれません。
多少の日銭は入るかもしれませんが、リスク管理の立場から考えたら、個人的には絶対にありえないと思います。
侵入者に門戸開放です。
実際、民泊ではさまざまな事件が発生しています。
怖いです。
また、駐車場も居座られたら厄介です。
時間を守らないで、駐車され続ければ、マイカーを止めるスペースがなくなります。
強面の人が止め続けたり、傷がついたと因縁を吹っかけられることもあり得ます。
民事のもめ事には、警察は介入しないのが原則です。
たかが数千円から数万円の小銭欲しさにトラブルを招きかねません。
管理人には絶対に無理です。
2 モノの共有
滅多に使わないモノや仕舞い込んでいるモノを、シェアしレンタルするサービスです。
たとえば、子育てに使ったベッドとか玩具などたくさんありそうです。
ただし、ひとつひとつには大変だった想い出がたくさんこびりついていて、譲ったり、貸し出したりする踏ん切りがつきません。
使うか使わないかは別にして、娘には渡そうと考えています。
モノに執着しないミニマリストの方々であれば、フリマなどを通じて、譲ることは可能だと思いますが、シェアは難しいと思います。
使えば使うほど、使用感や傷みは生じます。
補償やトラブルのことを考えると、あえて貸し出す必要はないと思います。
3 スキルの共有
保育士の資格があれば、主婦となっても空いた時間を活用し、子育てサービスが可能となります。
また、最近はやりのギグワーカーとなることも可能です。
資格を持ち、スキルを持つことは、人生を歩む上で、転ばぬ先の杖となってくれるはずです。
しかし、CtoCはなかなか困難です。
人材登録などを行い、BtoCで行かなければ、スキルシェアリングは困難だと思います。
最たるものが、クラウドソーシングです。
スキルや経験をネット上でシェアする方法です。
非常に不安定な身分となるので、正業はなかなか困難だと思います。
4 移動の共有
マイカーでタクシー行為を行うなど、UberやLiftが事業展開している業種です。
国内では白タク行為は、認められていません。
海外でも事故や事件が発生し、再三ぶつかっている事業です。
イギリスでは、ついに事業認可取り消しとなりそうです。
もし、管理人がウーバーに参加したとしても、運転手としても怖いし、乗客としても怖すぎます。
素性のしれない客を乗せる、素性のしれない運転手の車に乗る。
車の中は密室です。
何があるか?そのリスクを考えると怖くて怖ろしすぎるシェアリングエコノミーです。
ウーバーは、シェアリングエコノミーの旗手として2019年5月10日に、42.0ドルで上場しました。
2019年12月4日現在、29.08ドルと、-30.76%もの下落中です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
まあ、現時点では、コロナワクチン開発で、急騰しています。
ウーバー・テクノロジーズ【UBER】:チャート/株価 - Yahoo!ファイナンス
その他、自転車やバイクの共有も進み始めていますが、個人間ではなかなか共有は難しいと思います。
5 お金の共有
お金の共有する代表的なものは、クラウドファンディングといわれるものです。
何か事業活動やボランティア活動を個人が始めようと思っても、資金不足でなかなか難しいのが普通です。
そこで、インターネット上で出資を募って、夢の実現の一歩とするものです。
現実にクラウドファンディングは、ビジネスとしても成り立ち始めています。
貸付型クラウドファンディングは、ソーシャルレンディングとも呼ばれ、高リスクハイリターンな投資先として知られています。
天下のSBIグループが展開しています。
なお、クラウドファンディングは、 「寄付型」「購入型」「投資型」「融資型」の4つがあり、いずれも出資者と事業者の信頼関係で成り立ちますが、詐欺も少なくないとされています。
個人的に何か夢を追い求めたいというとき、クラウドファンディングで出資を呼び掛けるのは、インターネットならではの出資集めともいえます。
朝日新聞社でも始めているので、夢を持つ個人にはチャンスが広がっているともいえます。
6 まとめ
シェアリングエコノミーは、インターネットを介して個人が使っていないあらゆるものを効果的に利用しようとする新たなビジネスであり、無駄を無くし、効率的な社会を作るためには理想社会といえます。
管理人はときおり車で出勤していますが、ものすごい渋滞で、燃費も最悪です。
ほとんどの車は1人しか乗っていません。
これを乗り合いにすれば、渋滞は劇的になくなり、燃費も良く、エネルギーをロスすることもなくなります。
まさにシェアリングエコノミーだなと思うことはあります。
しかし、現実に知らない人を乗せることができるのか?
もしも事故を起こしてしまったら、保証はどうなるのか?
犯罪に巻き込まれたらどうしようか?
など負の妄想がどんどん頭の中で膨らんでいってしまいます。
同じように、民泊としてマイホームを貸し出すリスク、駐車場を貸し出すリスク、資格があるだけで保育を依頼するリスク、介護を依頼するリスク、何かを借りて壊してしまうリスク、怪我を負うリスク、お金を出資して回収できなくなるリスク・・・。
シェアリングエコノミーはリスクの塊であることに気がつくはずです。
だからこそ、シェアリングエコノミーの期待を一身に背負ったUberやLiftの株価は暴落しています。
また、ソフトバンクSVFが出資しているウィワーク(シェアリングオフィス)もIPOを断念し、想定株価は10分の1というきびしい結果となっています。
そのほかソフトバンクGが出資する犬の散歩代行サービス「ワグ」もピンチです。
現時点においては、もっと安全性が担保されない限り、シェアリングエコノミーはうまくはいかないのではないでしょうか?
少なくとも管理人の身の回りで考えても、怖くてシェアリングエコノミーは利用できません。
なお、だからといって将来に渡り、シェアリングエコノミーにかかる株価が低迷するとは限りません。
一寸先は闇なのが、ビジネスです。
くれぐれも株式投資は自己責任において行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは