ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、新型コロナウイルスによる感染症は留まることを知らないくらい患者数及び死者数が増えています。
誰もが、固唾を呑んで、新型コロナウイルス報道を耳にしていると思います。
まるで大ヒット「20世紀少年」のバイオテロや「バイオハザード」のような最悪な世界をイメージされる方も少なくないのではないでしょうか?
わからないものは怖い!
知らないものは不安!
こんなネガティブイメージが、全世界を覆っているかのようです。
不安な気持ちにつけこむのが、鉄火場と化した株式市場からの悪魔のささやきです。
現在の新型コロナウイルス関連相場は、殺るか殺られるかのマネーゲームと化しています。
平穏な日々を送りたいと思ったら、鉄火場マネーゲームには手を出さない方が賢明だと思います。
命がいくつあっても足りないのは、2年前の仮想通貨バブルでも経験したばかりのはずです。
1 マスク関連株大暴落!
2月3日(月)にマスク関連、防護服関連メーカーの株価が、軒並み大暴落し、ほとんどの関連株がストップ安という信じられない相場がやってきました。
衛生資材の最大手である川本産業は、9連騰で350円前後の株価が、2月3日にはなんと4,000円というテンバガーの離れ業をやり遂げました。
しかし、そこから一気のストップ安で-700円となり、終値は3,095円です。
2月4日(火)も前場は値を付けず、ストップ安気配です。
株価の動きは、株価毎に1日当たりの値幅制限がついています。
投機性を薄めるためです。
3,000円から5,000円の値幅制限は、700円です。
終値は3,095円なので、2日続けて-700円となります。
2日で-1,400円です。
( ゚Д゚)
わかります。
保有している方のお気持ちは大いにわかります。
その襞に染み渡る悲しみは大いにわかります。
管理人も2019年に2日連続ストップ安を喰らい、2日で-1,400円となった経験があります。
ポンコツです。
(´-`).。oO
ストップ安の気配ばかりで、値がつくまで売ることができませんでした。
3日目には、都合-1,700円となり、ようやく取引ができました。
3日間で170万円が消え去りました。
ここは地獄かと思いました。
( `ー´)ノ自己責任
新型コロナウイルス関連相場で、高値掴みで、臍(ほぞ)を噛んだ個人投資家は、少なくないと思います。
熱狂的な買い相場は、不安と期待が入り混じり、膨張に膨張を重ね、いつか転換点いわゆるドテンがやってきます。
川本産業の場合は、第一陣のドテンは、2月3日だったようです。
新型肺炎の対策関連として人気化した銘柄が軒並みウリ気配で値がつかない状況となっている。
株価はマネーゲーム的な色彩が強く需給思惑で買われてきたが、前日から値を崩しストップ安に売り込まれる銘柄が相次いだ。きょうはその流れを引き継ぐ格好となった。
ただし、ここから第2陣、第3陣の動きの可能性も0ではありません。
未来の株価は、誰も100%当てることはできません。
2 翌日は抗HIV薬関連株大暴騰大暴落
2月4日は、見たこともないようなすさまじいチャートの株式が出現しました。
スガイ化学です。
事の発端は、ブルームバーグのすっぱ抜きニュースです。
中国の保健当局は、世界で新型コロナウイルスによる肺炎の治療方法を見つける取り組みが行われている間の措置として、米バイオ医薬品会社アッヴィの抗HIV薬「カレトラ」を治療に使用する。
新型コロナウイルスにHIVが効くかもしれないと治験計画をぶち上げました。
さらに天下の日経新聞が、タイ政府が新型コロナウイルスに抗HIV薬や抗インフルエンザ薬が効くとぶち上げました。
タイ保健省は2日、新型コロナウイルスによる肺炎の治療で、症状が劇的に改善した事例を見つけたと発表した。
バンコクにある国立病院の医師が、中国人旅行客の重症患者に、抗エイズウイルス(HIV)薬とインフルエンザ薬を併用して投与したところ、病状が回復しウイルス検査で陰性になったのを確認した。
人類の危機が、抗HIV薬で救われる!?
( `ー´)ノ
おおおおおお!
どこだどこだ!
マスクなんて予防じゃなく、根本治療できれば人類の危機を乗り越えられる!
抗HIV薬関連企業はどこだ?
スガイ化学工業<4120>が大幅高。新型肺炎の関連銘柄が日替わりで登場するなか、HIV治療薬向け中間物を提供する同社にも物色が広がっている。
非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤など中間物の需要が増えるとの思惑から買いが入っているようだ。
個人投資家で、これを知っている人はいるんですか?
スガイ化学工業(4120東証2部)自体を管理人は知らなかったんですが?
株式投資に関わる人の異能力にはつくづく感服します。
新型コロナウイルスパンデミック!→特効薬は抗HIV薬が効くらしい。→中間薬品原体を作るスガイ化学工業が買いだ・・・。
スガイ化学工業の株価は午前中に500円高いストップ高となりました!
人類の危機を乗り越えられるかも!
3 スガイ化学株価一転ストップ安!
ところが、2月4日12:00、スガイ化学株主にとっては、地獄の情報が舞い込みました。
【2月4日 AFP】米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)は3日、南アフリカで進められていたヒト免疫不全ウイルス(HIV)の実験的ワクチンの臨床試験を中止すると発表した。感染防止に効果がないことが判明したためだ。
2016年から開始されたこの臨床試験「HVTN 702」の対象となっていたのは、エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)を引き起こすHIVに対してある程度の保護効果を提供することが明らかになっていた唯一のワクチン候補だった。このワクチン候補の効果は、2009年にタイで実施された初期の臨床試験で確認されていた。
タイ政府が抗HIV薬の候補として、使用していたワクチンの効き目がないと、世界最高レベルのアメリカ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)で発表しました。
抗HIV薬の中間原体を製造しているスガイ化学の売上高が減少するのは、目に見えています。
午前中に500円高いストップ高だった株価は、一転500円安いストップ安気配と変わりました。
すさまじい乱高下です。
スガイ化学工業(株)【4120】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
たった2時間程度の間に1,000円もの下落です。
抗HIV薬大相場がやってくるといつものとおりいなご買いした群れは、一転地獄の阿鼻叫喚です。
1,000株なら100万円
1万株なら1,000万円
10万株なら1億円の損失です。
これまで、マスク関連株などは9連騰などを記録していたので、初動でボロ儲けを夢見た人は、一転地獄の窯の中です。
嗚呼!だから株式投資は怖ろしい!
マネーゲームと化した新型コロナウイルス関連相場には、素人は近づかない方が無難です。
まして、バイオ関連とゲーム関連は、名うての投機性が極めて高い株式ばかりです。
命がいくつあっても足りません。
4 まとめ
管理人は、これまでバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、そしてブラッククリスマスと10年に1回はやって来る株価暴落を経験してきました。
昨年は、1か月でおベンツ様が新車で買えるほどの負債を抱えたこともあります。
ですが、株価というものは、業績が好調である限り、自律反騰してある程度は戻ってくるものです。
◆業績が良い株式を選ぶ
◆狼狽売りは絶対しない
◆高値覚えの高値掴みをしない
◆落ちるナイフは落ちてから拾う
こうしたことを徹底すれば、死ぬほどの損失までは抱えないと思います。
まあ、業績の良い株式をいつのタイミングで買って、いつ売却するのかが難しいのですが。
(´Д`)
株式投資法は、10人いれば10人の方法があります。
ただし、いなご買い(勝ち馬に乗る順張り法)は、よほどの胆力があって、素早い状況判断力と決断力がないと逃げ遅れてしまう可能性が極めて高いことは覚えておいて損はないと思います。
本日のスガイ化学のようなストップ高一転ストップ安など滅多にあるものではありませんが、起こりうる可能性は常にあります。
こういったリスクを考えると、優良株式の長期投資というバフェット流投資が、個人投資家にとっては、資産形成の可能性のもっとも高い方法ではないのかと思えます。
まあ、ポンコツ盆栽株主の戯言(ざれごと)と思って、ご容赦願います。
みなさんのご武運を祈念します。
ブログと株式投資に愛と真の情報を
それでは