最終更新 2021.11.28 6.21 2020.8.15
当記事は、2020年8月14日時点の記事です。現在とはずいぶん変わっていますが、アーカイブ記事としてお楽しみください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに安心して生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはポイ活をご存じですか?
ポイ活とは、ポイントサイトで提供する無料ゲームや無料アンケート、さらには買い物やサービス利用でポイントを手に積極的に手に入れる活動のことをいいます。
有名サイトとしては、げん玉(Gentama)、モッピー、ちょびリッチ、ハピタスなどが上げられます。
中でも、げん玉は、会員数が1,000万人を超えるポイントサイト国内No.1のサイトです。
その歴史は古く、開設は2005年です。
2020年で16年目を迎えます。
ところが、運営するリアルワールド(運営主体は、100%子会社のリアルX)は、2020年9月末日を持って、げん玉をサイブリッジグループ株式会社に事業譲渡して撤退します!
えっ?( ゚Д゚)
本当に驚きです。
時代の変遷をつくづく感じます。
ポイントサイトは、オワコンなのでしょうか?
ブログも変わらなければとつくづく思います。
1 げん玉(Gendama)とは
げん玉は、2005年にリアルワールドという企業が始めたポイントメディアサイトの老舗です。
当時、サイバーエージェントが国内で最初のポイントメディアサイト「ライフマイル」を立ち上げたそうです。
その開発の中心にいたリアルワールドの現社長菊池誠晃氏が独立して、げん玉を創設しました。
げん玉の人気はすさまじく、ついには2011年にサイバーエージェントから「ライフマイル」を事業買収するまでの巨大サイトとなりました。
人気の秘密は、2つありました。
1 ポイントでおこづかい稼ぎができる
2 CROWDでブログライターができる
CROWDは、2010年にスタートした事業です。
前身は2008年に立ち上げたREAL CROWDです。
当時はクラウド(CROWD)は、一般的な言葉ではありませんでした。
管理人はカラス(Crow)ってなんだ?と思っていたほどです。(恥)
2 しかし、げん玉は俺には無理だった
管理人がげん玉を知ったのは、2009年リーマンショック後のことです。
2008年に管理人は、マイホームの住み替えを断行しました。
一度ばかりの人生です。
より快適な暮らしをしたいと悩んでいた時に、人工緑地に面した自然豊かな地に巡り合い、半年悩んだ末に決断しました。
ようやくローンもなくなったのに、また6,500万円を借りるのは今考えても無謀だったと思います。
しかも、追い打ちをかけるようにリーマンショックが発生してしまい、我がポンコツ盆栽株は当時最大-600万円の負債を負ってしまいました。
返せるの?(´Д`)
不安で動悸が治まらなくなり、一時心臓外科に通いました。
その頃はブログアフィリエイトは、まだまだ一般的ではなく、ブログは純粋に楽しむものでした。
管理人もブログアフィリエイトを知ったのは、2016年ころで、それまでは楽天ブログで好きなことをログして楽しんでいました。
でも、なんとか株式投資の損失‐600万円を何とかしたいと思っていました。
6500万円のローンに加え、‐600万円の損失は決して妻にも言えず悶々としていました。
その際にげん玉のことを知りました。
サイトで無料ゲームするだけでポイントがもらえ、ポイントが金券化できる!
さまざまなブログを検索すると、月に100万円単位で稼いでいるというブログがいくつもありました。
藁をもすがる思いでチャレンジしてみました。
結果は絶対に無理だということがわかりました。
(´-`).。oO
どんなに頑張っても、1日20円から30円が関の山でした。
年間1万円くらいは可能かもしれませんが、無料ゲームやアンケートでポイントを獲得する無機質な作業がむなしくてたまらなくなりました。
そして、だんだんと怒りがこみあげてくるようになりました。
友達紹介制度っておかしくね?
3 友達紹介制度は許せない!
休日を丸1日使っても、数十円にしかなりません。
おかしい?
ブログでは毎月100万円単位で稼いでいるという告白ブログには、決まって「入会はここから」と誘導リンクが貼られていました。
理由がわかりました。
げん玉は、3ティアという「友達紹介制度」を採用していました。
げん玉の場合、友達を紹介することによって、友達が稼いだポイントの最大35%が紹介者に報酬としてポイント付与されます。
しかも、友達の友達が稼いだポイントの最大12.5%が最初の紹介者の報酬としてポイントが付与されます。
100人の友達を紹介すれば、友達が稼いだポイントの35%が、紹介者に何もしないで転がり込んでくるわけです。
友達100人が、ゲームや買い物やサービス利用で月に10,000ポイントを稼いだとします。
げん玉のポイントは、1ポイント0.1円相当なので、十分に獲得可能な数字です。
月に100万ポイントのうちの35%なので、35万ポイント(3万5千円分)が紹介者の懐に毎月転がり込むわけです。
友達の友達からも最大12.5%が転がり込みます。
友達の友達が100人ずつとなれば1万人です。
1万人が月に10,000ポイントを稼げば、1億ポイントです。
12.5%なら1,250万ポイント(125万円分)が、黙って紹介者の懐にそれも転がり込むわけです。
これが月に100万円単位で稼げるというからくりです。
ただし、3ティア制度は、制度として違法ではないことを付記します。
報酬を支払うポイントサイト運営側は、会員数を増やして、さまざまな買い物やサービスを使ってもらうことにより、その手数料で収益を増すことができます。
紹介者もまた、なにも悪いことをしていません。
知らないで、紹介サイトから入会する会員が、紹介者の養分となっているだけです。
ポイントサイトは、初期に会員となり、ブログを使って、友達を集めた者だけが得をする仕組みとなっています。
こんな仕組みじゃいつかは破たんするんじゃね?
管理人はすぐにげん玉をあきらめました。
今でも必死にポイ活されている方は、ご注意ください。
友達紹介サイトから会員となった方は、常に紹介者の養分となっています。
こんな馬鹿らしい仕組みに膨大な時間を費やすのなら、おのれの力のみで勝負できるグーグルアドセンスにチャレンジした方が、よほどましです。
まあ、ブログアフィリエイトも急速にオワコン化しています。
グーグル神は、ブログのSEOに専門性や権威性を持ち込んできています。
また、コロナ禍でグーグルアドセンスの広告単価は激減しています。
当サイトも壊滅的なダメージを受けています。(自虐)
好きでなければブログは絶対に続きません。
ブログを始めて20年になる管理人は断言します。
4 リアルワールド株価大暴落
げん玉を運営しているリアルワールドの株価は、ポイントサイトの苦境を示しているかのようです。
2014年9月に4,505円で華やかに上場(マザーズ)した株価の現在値です。
507円!(2020.8.14)
(株)リアルワールド【3691】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
株価は、上場した2015年からわずか5年で、最高値の1/9になってしまっています。
2018年頃、管理人は1,000円前後で買おうと真剣に悩みました。
買わなくて本当に良かったと思っています!
友達紹介制度による集客ビジネスは、いずれは限界が生じるのは誰が見てもわかるビジネスモデルです。
ポイ活友達紹介ブログは、今すぐにでも地球上から消えてほしいと心から願っています!
奴らは常に獲物を狙って、ポイ活初心者を甘い言葉で入会誘導しています!
5 げん玉事業譲渡へ
げん玉ファンには、2020年9月末に激震が走ります。
げん玉を事業運営するリアルXの親会社であるリアルワールドが、げん玉サイトから撤退すると決算説明で表明しています。
すでに2020年2月26日に譲渡に関する基本合意書をサイブリッジグループ株式会社と締結済で、譲渡日を2020年9月末としています。
リアルワールドは、げん玉から完全撤退します!
その理由は、株価の下落が示すように運営するリアルXの劇的な経営成績の悪化に他なりません。
売上げ成績は倍々ゲームで半減の一途です。
累積赤字は2.3億円だそうです。
当社は、令和元年12月20日開催の定時株主総会において欠損の填補を目的とする無償減資について決議し、令和2年1月31日を効力発生日として資本金が828,500千円減少、資本準備金が820,558千円減少し、その他資本剰余金が1,649,059千円増加しております。そしてその他資本剰余金121,425千円を利益剰余金に振り替え、欠損填補に充当しております。
事業譲渡先のサイブリッジグループ株式会社が、変わらず運営を継続するとしていますが、まだ詳細は知らされていません。
もしも、げん玉ポイントが大量に溜まっているのなら、早めに他のポイントに交換しておいた方がよろしいかと思います。
ポイントサイトの利用者は、ポイントだけを獲得して、サービスや買い物をしません。
その結果、げん玉サイトの売上げが劇的に減少し、累積赤字が増えて、事業譲渡にまで追いやられました。
モッピーやちょびリッチなども一時の勢いがないような感じがします。
6 まとめ
まさかポイ活人気No.1サイトげん玉が事業譲渡されるとは夢にも思っていませんでした。
一方の有力コンテンツ「CROWD」も、ランサーズやクラウドワークスなどのライバルが出現し、きびしい競争となっています。
まだまだグーグルアドセンスやブログアフィリエイトが一般的ではなかった頃、げん玉のCROWDは画期的なサービスでした。
大体案件が1文字=1ポイント(1ポイント=0.1円)で、1200文字だと120円前後と高額でした。
しかし、案件にトライすると制限時間は60分で、さまざまな条件がつきます。
あるキーワードを最大3回使って、前文でまとめを300字以内で書き、本文を500文字以内とし、最後にまとめを400文字以内にするようになど細かい指示があります。
仕事が終わってから、やろうとするとどんなにがんばっても3件が限度でした。
終始頭がウニのようになったことが昨日のように思い出されます。
それで、不合格になった時のショックは頭が真っ白になるようでした。
古い記録を紐解くと、3か月で216,000ポイントゲット!とメモがありました。
1か月でせいぜい7,000円程度にしかなりませんでした。
あまりの条件のきびしさにもっと自由度の高いランサーズに移行しました。
コロナでクラウドソーシングに関心が高まり、リアルワールドの株価は一時的に1,500円を突破します。
しかし、その後のげん玉からの撤退発表で、株価が1/3にまで急落しています。
今後リアルワールドは、動画作成支援サービスに特化していくそうです。
そのために組織のスリム化を断行し、本社の移転と社員数300人を30人体制とするそうです。
幸いげん玉はサイブリッジグループ株式会社に事業譲渡され、げん玉自体は継続されるそうですが、まだ具体的な発表とはなっていません。
今後のげん玉のサービスが3ティアなど一部の紹介者だけに報酬が集中するような仕組みは止めてほしいと心から願っています。
ポイントサイトはポイ活に努力したものだけが報われるような制度に変わってもらうことを切に祈ります。
なお、当ブログはあくまでも個人ブログです。
こうあったらいいなという視点で書いていますので、どういう方向に変わるのか保障はできかねますので、ご理解ください。
ブログとげん玉に愛と真の情報を
それでは