最終更新 2021.12.19
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、当サイトの管理人は、2020年3月コロナ禍第一波が我が国に襲いかかり始めたまさにそのとき、定年退職という運命が待ち構えていました。
20代、30代の方なら、定年退職なんて遠い先の話に関心はないかもしれません。
しかし、始まりがあればいつかは必ず終わりはやってきます。
年金法が改正され、わずかばかり経過措置はありますが、もうすぐ厚生年金(2F建て部分)は65歳支給が原則となります。
国民年金(1F建て部分)は一足早く65歳支給に切り替わりました。
定年退職は一般に60歳です。
我が国では年金給付までの5年間をなんとか生き延びるしか方法はありません。
定年退職後の選択肢は、わずかしかありません。
選択肢に答えはありません。
或る定年退職者Aの出口戦略から学べるものもあるかもしれません。
人生100年時代、定年後の出口戦略はとても大切です。
- 1 定年退職後の選択肢はわずかしかない
- 2 管理人の選択
- 3 5年間無給を考えると働かない選択肢はなかった
- 4 選択肢は再雇用制度を生かした短時間再雇用
- 5 役職定年は、すべての管理職員の地獄の追い出し部屋
- 6 飼い犬に手を噛まれるのはつらすぎる
- 7 1年で異動する
- 8 オファー来たる
- 9 人生は摩訶不思議
- 10 まとめ
1 定年退職後の選択肢はわずかしかない
定年退職後の選択肢は、実は無限にあります。
人の数だけ人生があるからです。
ただ大きく分けると、8つ程度に収れんします。
1 働かない
2 働く
働かないを選択した人は、ここで終了です。
親の資産や、これまでサラリーマン時代にコツコツと貯めた家計資産で、悠々自適の生活が待っているはずです。
2の働くを選択した場合、選択肢は7つ程度あります。
1 会社で再雇用再任用社員となる
2 別会社に入社する(推薦、あっせん、自力)
3 起業する
4 オファーを待つ
5 バイトやアルバイトで日銭を稼ぐ
6 山村暮らしで、自給自足の生活を始める
7 物価の安い海外に移り住む
こんなところじゃないでしょうか。
2 管理人の選択
管理人にも2のあっせんはありました。
どこぞの会社や団体で、理事長待遇、部長待遇、所長待遇・・・。
すべて断りました。
最初に考えたのは、起業です。
ブロガー1本で自立しようと考えました。
と或る会社や団体の理事長職や部長職などを断った理由は、全部フルタイム出勤だったからです。
働きたくもないのに体や頭を酷使するアルバイトもいやです。
まして、自給自足など24時間働けません。
外国暮らしは肌に合いません。
選択は、おのずと1と4に絞られました。
1 会社で再雇用再任用社員となる
4 オファーを待つ
実は、と或る大学の講師の話がありました。
同級生がと或る大学の学部長をしていたからです。
ぱんぱん、悪い。コロナ禍で大学運営がきびしくなりそうだ。
あの話なしな。
管理人の選択は、再雇用で会社に残るか、働かないか2つしかなくなりました。
コロナのバカヤロー!
3 5年間無給を考えると働かない選択肢はなかった
管理人は、現職の頃から老後のことを常に意識して、蓄財に努めてきました。
そのため65歳からは、働かなくとも生き延びられるライフプランを実行しました。
公的年金
個人年金保険(4つ)
退職者医療積立て
財形年金
これで65歳から80歳までは、月約50万円の収入が確保できます。
これに加えて、年間100万円の株式配当金が入ります。
しかし、我が家にはまだ金食い虫がいます。
大学の授業料だけでも、オンライン授業のくせに年間100万円と年間120万円合わせて年間220万円も払わなきゃなりません。
車も買い換えないといけないし、家のリフォームもあります。
どうあったって、無給となる60歳から65歳までの間は働かないという選択肢はありませんでした。
4 選択肢は再雇用制度を生かした短時間再雇用
わが社の再雇用制度にも2つの選択肢がわが社にはありました。
フルタイム再雇用
短時間週30時間再雇用
フルタイムは名前の通り正社員と労働条件は変わりません。
ただし、給与は現役時代の4割程度です。
短時間週30時間再雇用は、週休3日なので、もっと給与所得は少なく、フルタイムよりもさらに約70万円も少ないです。
おのずと短時間週30時間再雇用制度を選択しました。
就職がようやく決まった娘がほざきました。
5 役職定年は、すべての管理職員の地獄の追い出し部屋
管理人は、一応管理職員として退職しました。
しかし、短時間30時間再雇用制度での再就職は、当然のことながら役職定年が適用されました。
いままで部下だった者に、今度は部下として仕えなければなりません。
これに拒絶反応を起こす管理職員は数え切れないほどいます。
あまりの労働環境の激変に数か月程度で次々と辞めていきます。
高齢者再雇用制度は、会社側が65歳まで責任をもって働ける職場環境を作らなければならない法の下の制度です。
しかし、実態は追い出し部屋でした・・・。
今まで管理職員としてのプライドを捨てることができるかどうかで、再雇用の道が見えてきます。
プライドなどとうに失くした管理人でさえ、何度も辞めようと思い詰めたことがありました。
他人ごとではないことをご理解ください!
6 飼い犬に手を噛まれるのはつらすぎる
管理人が再雇用となった部署は、かつて管理人が課長を務めたポストでした。
ぱんぱんさんには、後進の指導育成をぜひ担っていただきたい。
人事部長から頼まれ、更新を育てるという未来にワクワクしながら第1日目の再入社となりました。
ぱんぱんさんの席はここにはありません。
ぱんぱんさんには、出先の部署に行ってもらいます。ここは名前だけの兼務です。
おいおい、君を課長に推薦したのは俺なんだが・・・。
第1日目から出鼻をくじかれ、出先の部署に向かいます。
ぱんぱんさんには、担当エリアをもってもらいます。
女性係長から冷徹に指示されました。
俺の役割は、後進の育成じゃなかったの?
おいおい、君を係長に強力にプッシュしてあげたの忘れたの?
想定していた労働条件とはまるで違うことばかりでした。
すぐにでも止めてやろうかと思い悩みました。
でも止めてしまえば、家計が火の車になるのは必然です。
それでもプライドを保とうと次々と同期は止めていきました。
働き方改革などわが社にあっては嘘八百もいいとこです。
7 1年で異動する
あまりに約束を無視した労働条件なので、さすがの仏の管理人も堪忍袋が切れました。
異動を願い出ました。
現場のないのんびりとした窓際の部署を熱烈希望しました。
ロビースト活動もぬかりなく続け、なんとかこの春1年で前の部署を脱出することができました。
次の時代を背負って立つ若者に関われる仕事がしたいと忸怩たる思いでいました。
一方では、今のお気楽な職場であと数年勤めて夢の年金暮らしに突入し、たまにパチスロにハマりながらブログ三昧もいいなと思う自分もいました。
でも、肩書がなくなればただの年寄りです。
世間の風当たりの強さに、こうして人は老いて消えていくものなんだなと思いました。
8 オファー来たる
だんだんと現職の人たちの仕事ぶりにいらつくこともなくなりました。
俺は退職したんだ。
俺の居場所はもうないんだ。
粛々と与えられた仕事をこなしていればいいんだ。
誰にも気に留められない無色透明になればいいんだ。
すでに大学講師の夢はあきらめました。
そんなときです。
10月18日、突然古い先輩から電話がかかってきました。
誰かの訃報か、飲み会の案内かなと思いました。
〇〇大学の非常勤講師になってくれないか?
なんでもこれまで勤めていた方が、年齢的にもきつくなったので譲りたいという話が浮上し、回りまわって管理人のところまで話が来たらしいです。
それも1コマ(週1)だけだそうです。
わが社は副業は禁止ですが、教育職に限っては営利行為ではないと副業を認めていることを知ってのオファーでした。
1コマでも、来年から名無しのブロガーからと或る大学の非常勤講師となれそうです!
話によれば、最低でも70歳までは勤められるそうです。
65歳以降でも、週1回のペースでの仕事は理想的です!
待てば海路の日よりありとはこのことだと思いました。
9 人生は摩訶不思議
管理人は完全に定年退職後の人生設計を失敗しました。
これまでもさまざまな人から今のような後輩にあごでこき使われるような働き方をしていいのか!と罵倒されてきました。
退職してまで、またつまらぬ人間関係に魂をすり減らすような人生はまっぴらだと思っていたので、意に介しませんでした。
しかし、どこかに忸怩たる思いはあったようです。
でも不思議な縁があって、短時間再雇用社員と大学臨時講師の二股をかけることができるとは、驚き以外の何物でもありません。
こんな腐れたうらぶれた男を見ていてくれた人がいたのかと思うと感無量です。
人は人によって支えられ、支えた人を支え続けるものです。
損得なしに共有した時間の総量が、ある日人生の転機となることもあるんだなと思います。
10 まとめ
誰もが40年前後会社勤めをした暁には、定年という現実が待っています。
以前であればそのまま楽隠居になることが可能でしたが、今は違います。
年金は現在でも65歳支給です。
将来的には年金受給年齢はもっと先延ばしとなる動きは急です。
それに合わせるかのように退職年齢も65歳にしようとする動きも急です。
しかも、役職定年を取り入れる動きも急です。
まるで追い出し村の制度です。
制度は作ったけど、従わなければ辞めていいよという制度であり、強烈な悪意を感じざるを得ません。
勢いで辞めてしまったはいいが、年金受給が先の先では、生きていくことさえ困難となってしまいます。
そうならないためにもしっかりとした出口戦略が必要です。
管理人の場合はたまたま2年かかりはしましたが、理想的な第二の人生を迎えられることができそうです。
管理人の様な不確実性は極めて危険です。
退職する数年前から、次の人生のことをしっかりと考え、選択肢を誤らないようにしたいものです。
必要なのは行動あるのみです!
ブログと第二の人生に愛と真の情報を
それではまた