当記事は、2022年10月15日時点の記事です。2023年4月13日、文教堂グループHDは、2023年8月末株主優待よりQUO Pay廃止を発表しました。アーカイブ記事としてお楽しみください。続編は次の記事をご覧ください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは文教堂ホールディングスという会社をご存じですか?
主に北海道、首都圏、関西圏を中心に、87店舗を展開する書店チェーンです。
丸善、ジュンク堂に並ぶ大手書店チェーンです。
しかし、出版業界は、構造不況にあえいでいます。
紙媒体の本を買う人が激減しています。
そのあおりで、街中の書店がどんどん減っています。
管理人の街の文教堂もついに撤退してしまいました。
そんな中でも、文教堂ホールディングスは、株式上場しています。
苦境にあえいでいても、文教堂ホールディングスは株主優待(利用割引)を続けています。
しかも、2021年より、年に2回もクオカード(300円)進呈を追加しました。
優待マニアの方はチャレンジしてみても面白いかもしれません。
ただし、文教堂ホールディングス株は上場廃止のリスクがつきまとっています。
ハイリスクハイリターンを十分にご理解の上、ご自身でご判断ください!
1 文教堂株主優待
管理人は、2022年5月に文教堂HDの株式を夫婦名義で100株ずつ買ってみました。
今年のNISA枠の端数を埋めたいと考えていたところに、文教堂HDのすごすぎる株主優待情報を知ったからです。
文教堂株主優待情報です。
①2月末日 ②8月末日
現在の株主及び実質株主名簿に記載された100株以上ご所有の株主様及び実質株主様
文教堂の株価は、折からの出版不況で超低位株となり果てています。
2022年10月14日終値は44円です。
優待利回りはなんと13.64%です!
株式情報によれば、これまで書店利用割引優待だったところ、店舗閉鎖により利用できなくなった株主のことを考えて、2021年よりクオカードを進呈し始めたそうです。
なお、2022年からは、クオカードがクオカードPayに切り替えられました。
300円のクオカードを手に取ってみたかったのですが、ちょっと残念です。
2 文教堂株主優待到着!
5月に投資してから早5か月の歳月が経ちました。
楽しみにしていた文教堂株主優待封筒が先日ようやく到着しました。
ドキドキして開封してみます。
おお!本当に進呈してくれました。
44円での投資で、しかもNISAによる買い付けなので手数料なしです。
4,400円の投資で300円分のクオカードPayクレジットが進呈されるとは!
我が家は夫婦名義で100株ずつ購入したので、600円分です!
これだけでも、驚異の年利回り6.82%です!
3 Quo(クオ)カードPayアプリは簡単!
クオカードPayは、スマホ決済ができるQRコード決済です。
期限付きが嫌だと思いましたが、止むを得ません。
でもアプリインストールとクレジットの紐づけは意外に簡単でした。
文教堂のサイトに飛んで、指示された通りに進めるだけでOKです。
これで完成です。300円が無事入りました。
気になる有効期限です。意外に長く有効期間は3年間です。
3年間もあれば、少し貯めてから使えます。
300円が恥ずかしければ、半年後に300円の株主優待がもらえるはずなので、合算すれば600円となり、昼のコンビニランチ1食分が無料となります。
4 気になるのは上場廃止と優待改悪!
文教堂HD株は、こんなに株主優待が充実している理由は、上場廃止リスクがつきまとっているからです。
わずか5‐6年前は株価は600円前後でした。
今や44円です。
逆テンバガー達成株です。
株というものは本当に怖ろしいものです。
(株)文教堂グループホールディングス【9978】:チャート - Yahoo!ファイナンス
管理人が文教堂HD株を知ったのは2017年頃です。
拙ブログ初期にも記事にしたことがあります。
あの頃の文教堂には勢いがありました。
丸善とジュンク堂と組んで、hontoポイントを創設し、少しでも書籍を安く購入できる仕組みを開始しました。
あれから5年、出版不況はものすごい勢いで出版界を襲っています。
1996年の出版物の売上高は、2兆5,664億円もありました。
2021年には、1兆6,742億円にまで減少しています。
しかも、電子出版が急増しています。
2021年の出版市場より電子出版を除くと、1兆2,080億円にまで激減しています。
コロナショックの影響で巣ごもり需要が増え、一時的に売り上げは改善されましたが、ネット通販の普及やデジタル書籍の普及もあり、経営は思わしくありません。
2019年9月27日に成立した事業再生ADR手続で、事業再生を目指しています。
不採算店舗の閉店を進めていて、管理人の住む街にあった書店も閉めてしまいました。
無念でなりません。
2022年になってからも赤羽店を閉めたり、店舗縮小が進んでいます。
上場廃止と優待改悪は常に頭の中に入れておかなければなりません。
まあ、100株であればたとえ上場廃止となっても4,400円の損失で済みます。
5 議決権行使御礼があるかも?
管理人が文教堂HDの経営環境が思わしくないにもかかわらず、投資に踏み切った理由は議決権行使御礼があるかもしれないという情報を知ったからです。
株主総会に議決権行使を行うと2021年の場合、御礼があったそうです。
御礼の中身です。
クオカード(300円)
携帯ルーペ(3倍)
もしも2022年も議決権行使御礼制度が残っていたとしたら、年間のクオカードPayは900円分となります!
ただし、議決権行使御礼は、改悪が激しいので2022年も続くかどうかはわかりません。
6 まとめ
文教堂の株価暴落には涙涙しかありません。
本好きな方は、割引目当てで文教堂の株式を10,000株保有している個人投資家もいるそうです。
常に書籍が1割引で買えるのはとても魅力的だからです。
管理人の実兄は文学部卒で書籍マニアです。
年間最低でも200万円は書籍を購入しています。15年ほど前、マイホームの敷地内に自分専用の書籍ハウスまで建てるという徹底ぶりです。
こういった書籍マニアにとって、文教堂HDの株主優待は夢のような制度です。
200万円なら、年間20万円安くなります!
しかし、600円もあった株価は今や44円です。
10,000株保有していた人は、556万円も大損していることになります。
でも現在の株価は44円です。
100株であれば失っても4,400円です。
また、今年もダメでしたがノーベル文学賞の話題となる10月になると、ハルキ(村上春樹)効果で株価が少し騰がるのもお約束の風物詩です。
管理人の企みは、投資額よりも優待額が上回ればそれで満足と考えています。
そのためには最低3年保有です。
3年保有すれば、5,400円となるので、3年後以降上場廃止や株主優待改悪そして議決権御礼廃止となっても助かると読んでいます。
こんなスリリングな楽しみが、わずか4,400円で味わえます。
ある意味競馬やパチンコなどのギャンブルよりもスリリングです。
もし、来年村上春樹がノーベル文学賞を受賞すれば、200円になるかも?
もうワクワクします。
糞株は、いつ上場廃止するか予断は許しません。
あのオンキョーもマネーゲームの果てに結局上場廃止しました。
オンキョーもまた、上場廃止直前まで議決権行使御礼(クオカード500円)を続けました。
議決権御礼欲しさに株式投資して、結果的に上場廃止となってしまい、個人の嘆きがヤフーファイナンススレッドにあふれたことを思い出します。
くれぐれも株式投資は、自己責任で判断されますようお願いします。
文教堂HDの議決権御礼があるかどうか判明するのは11月です。
その結果は拙ブログで続報記事にしますので、楽しみにお待ちください。
ブログと文教堂株主優待に愛と真の情報を
それではまた