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株価暴落時に効く大江健三郎の珠玉の言葉

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ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、2023年3月3日にノーベル文学賞受賞者大江健三郎氏(以下敬称略)が逝去されました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

管理人は若かりし頃、幸運にも大江健三郎の小説に出会い、人生が変わりました。

大江健三郎の本

大江健三郎の小説に散りばめられた珠玉の言葉は、人生を歩む中で大きな力となってくれました。

もちろん、株価暴落のときもよく効きます。

シリコンバレーバンクのバカヤロー!

クレディ・スイスのクソバカヤロー!

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1 我らの狂気を生き延びる道を教えよ

そもそも論ですが、株式投資は狂気がないとやってられません。

株式投資は、元本の保証はありません。

最悪の場合、株券は紙切れとなってしまいます。

狂気

どんな優良企業といえど、地政学リスクや景気の波、そして想定外の事件事故から逃げることはできません。

だから私は絶対株はやらない!
 
ぱんぱん妻

妻の言い分は、常に正しいです。

特に株式市場が暴落しているときは、心にぐさぐさ刺さります。

暴落のリスクを抱えても、結果的に実りが多いかもしれない可能性に賭けるのが株式投資です。

可能性を信じて、命の次に大切な家計資産を株式投資に注ぎ込むなんて、狂気以外の何物でもありません。

狂気を抱えながら、生き延びる道は何か?

答えは誰もわかりません。

誰も教えてはくれません。

すべては結果論です。

狂気の世界が知りたければ、大江健三郎の「我らの狂気を生き延びる道を教えよ」がオススメです。

人間は狂気を持った生き物だということに身震いするはずです。

ただし、とても難解でグロテスクな狂気の内容です。

初めて大江健三郎に接するなら外した方が良いかもしれません。

最高傑作「万延元年のフットボール」を書いた後、次に続く「みずから我が涙をぬぐいたまう日」につながる作品です。

「みずから我が涙をぬぐいたまう日」は超難解で、大江健三郎の狂気が凝縮している作品です。

最初に読むときらいになるかもしれません。

2 見る前に跳べ

個人的に大江健三郎の作品は、初期作品集に傑作が多いと思います。

中でも、「死者の奢り・飼育」「性的人間」そして「見る前に跳べ」の短編集は、戦後から復興し、さまざまな矛盾をはらんだ高度成長時代にかけて、学生運動が盛んとなった時期の大多数の若者の抱く自己欺瞞と鬱屈と葛藤を一人称で語る大江健三郎の想像力に圧倒されます。

中でも、我が人生を常に鼓舞してくれた言葉が、「見る前に跳べ」です。

オーデンという著名な詩人からの一節から引用しています。

Look if you like, but you will have to leap. 

直訳すれば、君が好きなら見なさい。でも君は跳ばなければならない!

人生においては、決断の連続です。

進学、就職、恋愛、結婚、マイホーム、転勤、教育、介護・・・あらゆる場面で見ているだけでは何も始まりません。

株式投資においても同じです。

地獄

下落する恐怖、資産を失ってしまうかもしれない恐怖が株式投資には常につきまといます。

しかし、それを乗り越えないと売却益(キャピタルゲイン)も配当益(インカムゲイン)も株主優待益も何も入っては来ません。

安全資産の銀行定期預金では1年間100万円を預けても税込みで20円しか利息は増えません。

リスクを怖れて、株式投資を始めないのでは、千尋の谷を飛び越えられないライオンと同じです。

命綱をつけないで跳ぶのは阿呆!
 
ぱんぱん妻

もちろん、無謀な投機では命はいくつあっても足りません。

命の次に大切なお金を株式投資に費やすのであれば、できるだけリスクを減らすことは必要だと思います。

株式投資の神様ウォーレン・バフェット神のいう株式投資の極意を噛みしめる必要性があると思います。

株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社で有る限りそれを持ち続けること。これに尽きます。

簡単なようですが、管理人を含めてほとんどの人はこれができません。

2023年3月、シリコンバレーバンク(SVB)経営破たんから始まった世界的な銀行株下落などだれが想像できたのでしょう?(泣)

ここで、損切りや利確をした人は多かったと思います。

また、ここぞとばかり空売りしたというスレッドも急増しました。

何が正解なのかは未来にしか正解はありません。

その正解を求めるための行動が「見る前に跳べ」です。

管理人は暴風雨を避ける「跳ばない」を選択しました。

どうなるか毎日ドキドキの連続です。

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3 万延元年のフットボール

ノーベル文学賞に選考された大江文学の最高傑作です。

物語の内容は、割愛しますが、管理人がインパクトを受けたのは、章のタイトルともなっているJ=P・サルトルの詩です。

LINK

絶望のうちにあって死ぬ。諸君はいまでも、この言葉の意味を理解することができるであろうか。それは決してたんに死ぬことではない。それは生れでたことを後悔しつつ恥辱と憎悪と恐怖のうちに死ぬことである、というべきではなかろうか。

これほど絶望に打ち負かされた死を端的に表現した文章を管理人は知りません。

生れ出たことを後悔しながら、恥辱を抱え、憎しみを抱え、恐怖を伴いながら死ぬなんて、地獄そのものです。

これに比べたら、俺の株価暴落で失った含み益なんて・・・。

含み益はあくまでも幻益です。

利確して初めて実現益となります。

それがむずかしい!

人間は欲の塊です。

騰がればもっと騰がると考え、売るのを止めます。

そうこうするうちに株価は下落を始め、売れば良かったと後悔が募ります。

いつかは騰がると信じても、一度ピークを過ぎた株価は滅多なことでは取り戻せません。

やがて、絶望からあきらめとなり、長く塩漬け状態となって持ち続けざるを得なくなります。

なんとなく、アメリカの著名投資家ジョンテンプルトンの言葉「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えていく」に似ているような気がします。

でも、個人には時間軸という武器があります。

時間軸で回復してくれるかもしれない。

そもそも、0円になってもやむを得ないという思いで、株式投資にチャレンジしたはずです。

こんな惨めな死に方は真っ平ごめんだ!

株式投資を長く続けている中で、このサルトルの引用句は、管理人の砕けそうになった魂を何度も救済してくれました。

 

ぱんぱんぱぱ
絶対に俺は絶望死など選ばないぞ!
 
家のお金に手をつけたら〇スから!
 
ぱんぱん妻

「万延元年のフットボール」(1967年)は、「個人的な体験」(1964年)の発表後に書かれ、その後「我らの狂気を生き延びる道を教えよ」(1975年)がスピンオフ作品となります。

大江健三郎の初期作品は傑作揃いです。

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4 まとめ

2023年3月10日(金)、シリコンバレーバンク(SVB)経営破たんをきっかけにまさかの金融不安が世界中に広がり、銀行株を始めとした金融株は暴落しました。

現在銀行株を中心にポートフォリオを組んでいる管理人のポンコツ盆栽株も大暴落中です。
(´Д`)

何が最悪って、3月29日は株主権利付き最終日なので、売るに売れない状態の中での世界市場金融不安です。

2009年に発生したリーマンショックの二の舞になるのではと不安が不安をさらに膨らましている状況にあります。

個人的には2023年3月9日(木)の含み益が、今年最高値であった分、ダメージも甚大です。

こんなときは、大江健三郎の小説の言葉が癒してくれます。

「厳粛な綱渡り」や「持続する志」などもっともっと紹介したかった本は多数ありますが、またの機会とします。

狂気をもって株式投資に挑み、少しでも家計資産を増やし、豊かな人生を歩みたいものです。

わが国も欧米のように貧富の階級の固定化が目立つようになりました。

野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)

www.panpanpapa.com

名もなき市井の市民が、階級を乗り越えるには、株式投資による金融資産を増やすことが最有力手段であると管理人は信じています。

それでも理不尽な株価暴落はいつでも発生します。

それでも乗り越えるには後押しが必要です。

大江文学の珠玉の言葉は、暴落時に良く効くので、お試しされてみてはいかがでしょうか?

株式投資は自己責任により、ご判断されますようお願いします。

ブログと株式投資と大江健三郎に愛と真の情報を

それではまた