ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトのポンコツ管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは2024年1月1日からスタートした新NISA制度を活用していますか?
新NISAは、18歳以上の国民1人当たり成長投資枠1,200万円(年間最大240万円)とつみたて投資枠600万円(年間最大120万円)合計1,800万円で投資した上場株式投資や投資信託の売却益(キャピタルゲイン)や配当金(インカムゲイン)が、無期限で非課税となる制度です!
引用:2024年からNISA制度が変わります 日本証券業協会
2024年6月7日、我が国の連続増配年数第2位を誇る三菱HCキャピタルから配当金を受領しました。
この手があったのか!
ただし、特定口座から新NISA口座に移行しても、絶対にお得とはならないこともあることにご留意ください!
1 三菱HCキャピタルより2024.3月期配当入金!
6月7日に待ちに待った三菱HCキャピタルの配当金が証券口座に入金されました!
三菱HCキャピタルは、2024年3月期は37円(3月18円、9月17円)の配当金を株主に利益還元することを決定しています。
ちなみに2025年3月期の配当金は40円と+3円増額予定です。
もちろんうれしいです。
しかし、新NISA制度がスタートし、ちょっぴりくやしいです。
余剰資金があれば、三菱HCキャピタルを新NISAで買い増ししたいからです。
三菱HCキャピタルを買い増ししたい理由は、連続増配第2位の超優良企業だからです。
我が国約3,900社の上場企業の中で、連続増配年数第1位は花王です。
なんと連続増配35年を記録している配当貴族です。
しかし、花王は配当性向は2023年の時点で+158.9%と相当に無理をしていて、配当利回りも2.16%と決して高配当とは言えません。
一方の三菱HCキャピタルは、連続増配29年の記録を持ちながら、配当性向は42.9%と許容範囲で、しかも配当利回りは3.91%と高配当です。
そこで、特定口座にある三菱HCキャピタルを3年計画で新NISA口座に移行したら、非課税分がお得になるのでは?と考えたわけです。
2 三菱HCキャピタル新NISA移行シミュレーション
それでは三菱HCキャピタルを1,000株売却した場合の管理人の例をシミュレーションしてみます。
管理人は、2020年に平均取得株価500.6円で三菱HCキャピタルを買い付けてました。
2024年6月8日の終値は1,024円です。
売却益は、1,024円-500.6=523.4円
売却益に税金20.315%が控除されます。
41万7,071円の売却益を手にすることができます。
元金と合わせると手にする売却額は917,671円となります。
同じ株価(1024円)で新NISAで買い増しすると、追加資金106,329円が必要となってしまいます。
しかも、ネット証券以外の窓口証券は、ほとんどが売買手数料が必要です。
売却と買い付けの同時発注はできるそうですが、差額106,329円をあらかじめ入金しておかなければなりません。
旧NISAなんて中途半端な制度を作りさえしなければ、そもそも106,329円の追加資金は不要でした。
管理人の三菱HCキャピタル保有株7,000株を値上がらないことを前提にしても、新NISAに移行するのに3年間もかかります。
しかも値上がりしなくとも、税控除分744,303円の資金が必要です。
旧NISA制度なんてポンコツ制度を作った人たちにはお詫びしてもらいたいものです!
最初から新NISA制度を導入していれば、管理人は三菱HCキャピタルをNISAで買っていました。
また、旧NISAから新NISAへの移管も認めていないので、旧NISAの期限が切れた株は自動的に特定口座に移管されます。
移管後の株価で買い付けたことになるので、NISA中に騰がった部分の売却益は非課税となりますが、配当金は課税対象となります。
非課税を求めるには特定口座に移管された株を新NISAであらためて買い直ししなければなりません。
旧NISA時に値上がってしまった株の分は、新NISA枠(年間240万円、最大1200万円)に収まらないケースが生じます。
ポンコツ制度に怒り心頭です!
3 連続増配を刮目すると!
NISA制度に文句を言っても、小市民は制度のなかで泳ぐしかありません。
三菱HCキャピタル(7,000株)の場合、744,303円の追加資金を投入して、特定口座から新NISA口座に移管すれば、無期限の非課税権利を手にすることができます。
37円なら52,616円の税金が非課税となります!
40円なら56,882円の税金が非課税となります!
三菱HCキャピタルの直近10年の増配平均は、+2.8円です。
そこで年間+3円の増配と仮定してシミュレーションしてみました。
2033年までの10年間で、配当非課税分の合計額は718,135円になります。
特定口座から新NISA口座の移行に追加した額744,303円を約10年で、非課税分で相殺することができるという結果となりました。
しかも配当金の合計額は、500.6円→1,024円の売却益とほぼ同じ3,535,000円となります。
初期投資額 3,504,200円
簿価 7,168,000円
配当額 3,535,000円
支払済配当 552,717円
計 11,256,217円
株価が10年間変わらないと仮定した場合でも、合わせ技で3.21バガー達成です。
配当金連続増配株は、長い目で見ると売却益以上の資産効果があるというシミュレーション結果となりました。
なお、シミュレーション上は2033年の配当金は64円となります。
この場合、年利回り6.25%とあり得ない株価となってしまいます。。
利回り4%が三菱HCキャピタルの妥当な株価らしいので、4%に株価を是正してみます。
すると、株価は1,600円が妥当となります。(妄想入り)
となると簿価は、なんと11,200,000円!
4.36バガーの計算となります。
まあ、妄想注意です。
なお、11,200,000円で一括売却したとすると、税金は81万9,101円が控除されます。
やはり高配当連続増配株を特定口座で保有している人は、長い目で見れば新NISA口座に移行した方がお得になる可能性が高いという結果となりました。
なお、シミュレーションの条件は、連続増配を年間+3円維持することと、株価が右肩上がりとなることが条件です。
連続増配が年平均+1円や、株価が買い付け株価より下落する可能性も否定はできません。
自己責任での判断となります。
4 まとめ
新NISAに初めてチャレンジしている人、旧NISAから株式投資を始めた人、特定口座で株式投資を始めている人、一般口座で株式投資を続けている人など、投資する人の制度環境はさまざまです。
しかし、新NISA制度を利活用しないと株式投資戦略に大きな差が生じる可能性があるのは事実です。
余力があれば、現在保有している株は何もいじらないで、新NISAで新たな投資を始めるのが一番確実だと思います。
しかし、余力がない人は、保有している株を新NISAに移行できる分は制度をフル活用すれば、税金の差額という初期投資は必要ですが、将来の値上がりと増配を無期限非課税とすることができます。
特に連続増配銘柄や累進配当採用銘柄を保有している人はかなり有力な方法だと思います。
ただし、最終的な判断は自分自身です。
下落リスクは常にあります。
くれぐれも株式投資は自己責任により判断されますようお願いします。
ブログと新NISAと三菱HCキャピタルに愛と真の情報を
それではまた