ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトのポンコツ管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人は2025年2月より夢の年金生活に突入しました。
公的年金の受給日は偶数月の15日(土日祝日は前倒し)です。
管理人の誕生月が12月のため、65歳になった翌々月からの支給となります。
2025年2月14日(金)が、初めての完全年金受給日となりました。
通帳にお金が振り込まれる世界がやってきました!
感激で涙で曇って、通帳の振込金額が見えません。

これからは生存を賭けたサバイバルレースです。
公的年金は死亡したらそこで終了だからです。
いかに健康で長生きできるかが勝負です。
全く知らなかった年金の世界に備忘録としてご招待します!
少しでもお役に立てればありがたいです。
- 1 5年間の空白期間をいかに生き延びるか?
- 2 60歳完全リタイアの道
- 3 再雇用または定年延長の道
- 4 新たな出発の道
- 5 アルバイト、嘱託の道
- 6 年金は会社によっては3階建て4階建てもある
- 7 5年間再雇用で働くと厚生年金がかさ上げになる
- 8 加給年金という存在
- 9 失業保険手続きを忘れずに!
- 10 退職後の健康保険は任意継続一択
- 11 生命保険と医療保険は団体保険適用
- 12 まとめ
1 5年間の空白期間をいかに生き延びるか?
一般に我が国の企業文化は、60歳を持ってリタイアとなります。
しかし、公的年金の受給開始は、65歳の誕生月の翌月です。
【2024年度】年金支給日はいつ?一覧表でわかりやすく解説 | 三菱UFJ銀行
ここに5年間の空白期間が生じます。
60歳を迎えると、人生の大きな選択が待ち構えています。
1 60歳完全リタイア
2 再雇用または定年延長
3 新たな再出発(起業、再就職)
4 アルバイト、嘱託等
以下、それぞれのメリットデメリットを検討してみます。
2 60歳完全リタイアの道
60歳まで勤め上げれば、もう自由でいいのではないか?
誰しもが定年を迎えるにつれて心が揺らぎます。
管理人も5年前の再雇用前日まで心が揺れました。

管理人は筋金入りのパチスロ愛好家です。
これまで人生トータルプラスなので、そこそこセミパチスロプロとしてもやっていけると考えていました。
また、ブログマネタイズも多少の収益があったので、毎月のこづかいくらいにはなると考えていました。
さらに年金受給空白の5年間と言っても、個人年金を積み立てていたこともあって、毎月20万円以上の受給もあり、公的年金と合わせれば十分暮らしは成り立つと考えていました。
そこに2020年1月末新型コロナウイルス感染症パンデミックが発生しました。
パチンコ屋は軒並み自粛となりました。
株式投資は、含み益の7割が消えてしまいました。
ブログ自体も2019年3月のアップデートにより、E-A-TとYMYLをグーグルが強く打ち出してから、ブログマネタイズは瀕死の状況となりました。
当時交流のあったブロガーのほとんどは更新が途絶えました。
管理人の5年後の見通しの甘さには、今考えても戦慄します。
この5年間のうちにすべてが変わってしまいました。
1 パチスロはスマスロに移行しほぼ勝てなくなったこと
2 ブログマネタイズは終焉したこと
3 株式投資は薄氷を踏んで今に至ること
こうした5年間の間の激変を見るにつけ、邪魔者扱いされながらも短時間再雇用の身分で勤め上げて本当に良かったと考えています。
60歳で完全リタイアの道を選んだとしたら、管理人は間違いなく老後破たんしていました。
10年ほど前までは公的年金は60歳から完全支給でした。
そのため、4月1日より1か月間の世界一周船旅に出た先輩もいました。
年金受給が65歳からとなった現在では、もはや夢物語です。
中には現職時代お金を貯めたり、親からの資産で完全リタイアする人も稀には存在します。
老後の暮らしでも生きている限りお金はかかります。
公益財団法人生命保険文化センターによれば、夫婦2人以上の老後の生活費平均は毎月282,497円の支出となります。
年間338万9,964円が必要です。
老後の生活費はどれくらい?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター
公的年金受給まで、1694万9,820円が必要です。
高額な退職金や蓄えた資産の切り売りで5年間を生き延びれば可能かもしれません。
でも現実はかなり厳しいはずです。
働かざる者食うべからずは真実です。
3 再雇用または定年延長の道
公的年金5年間空白問題は、国も問題視していて対策は講じました。
高齢者雇用安定化法の改正です。
国は会社側に60歳定年後5年間の再雇用を義務付けました。
また、70歳まで働く環境を努力義務としました。
一方では、65歳まで定年延長する動きも加速化しています。
年金の空白期間を作らせないための措置です。
管理人の場合は、週30時間週休3日の短時間再雇用条件を選択しました。
フルタイムを選ばなかったのは、管理人の矜持です。
せめて週に3日だけはFIREとなりたかったからです。
同じ会社で定年後勤め始めると、ほとんどの場合役職定年となり、ただのコマとなってしまいます。
この扱いに耐えられず、任期を待たないで辞めてしまう人は少なくありません。
管理人の後輩も2人が今年3月末で、たった1年で辞めてしまいます。


再雇用または定年延長選択の道は、プライドやこれまで歩いてきた人生の歩みに左右されます。
頭なんて下げるのはただという意識がないと針の筵の5年間となるかもしれません。
4 新たな出発の道
リタイア後は、会社の社畜という関係をすっぱり切って、新たな会社に再就職したり、起業するという選択肢です。
ハイリスクローリターンです。
相当な資格やコネがないと基本オファーはないのが現実です。
サラリーマンの評価は個人の人となりの評価というよりは、肩書や実績の評価です。
ただし、チャンスがあれば、人生一度切りですのでやってみる価値はあるかと思います。
管理人も現職時代は考えるところがあり、リタイア後はレンタルオフィスを借りて起業を考えた時期があります。
管理人の先輩にも作家への道を選んだ人もいます。
残念ながら高名な賞を取ったという話は聞こえてきませんが、経済的に余裕があるのなら楽しい選択肢かなとも思います。
ただし、空白の5年間は経済的に相当に大変になるので、それまでに資産形成しておく必要はあるかと思います。
5 アルバイト、嘱託の道
再雇用や定年延長という責任のある立場より、アルバイトや嘱託で糊口をしのぐという手もあります。
管理人の後輩にもあえて再雇用ではなくアルバイトで会社に雇ってもらい、責任のない仕事を選んだ人もいます。
人生それぞれですが、社会保障のことを考えるとベターな選択ではないと思います。
また、嘱託もまたコネや相当な資格がないとなかなか席は空きません。
むしろ再雇用期間が終わった後にどうしても働きたい場合に選ぶ方法です。
管理人はこの春から2つの大学で3コマの講義を受け持つ機会に恵まれました。
結局はこれまで培った人間関係(コネ)でなんとか席を確保できました。
ただし、ものすごい知的重労働です。
週末は図書館で缶詰状態で準備を進めています。

でも生きがいや社会貢献を考えるとわくわくしています。
知らない世界に足を踏み入れるのはエキサイティングです。
アルバイトや嘱託は、空白の5年間を埋める手段ではないと思います。
6 年金は会社によっては3階建て4階建てもある
公的年金はサラリーマンの場合、厚生年金(老齢厚生年金)と国民年金(老齢国民年金)の2F建てです。
【2024年最新版】将来もらえる年金はいくら?国民年金・厚生年金の平均額!|タマルWeb|イオン銀行
平均的な年金受給額は、男性の平均受給月額は約16万5,000円、女性は約10万3,000円と意外なほどに少ないです。
しかし、これには統計のレトリックがあります。
サラリーマンの年金は、厚生年金と国民年金の2F建てが普通ですが、実際には3F建て4F建てとなっている場合も少なくありません。
いわゆる福利厚生です。
会社側が、企業年金(確定給付型年金)、企業型確定拠出年金、個人型確定拠出年金制度を採用し、公的年金を上乗せしてくれる企業が、大企業になればなるほど充実しています。
日本の年金制度 | 年金の基礎知識 | 企業型確定拠出年金 | 野村の確定拠出年金ねっと
管理人も知りませんでした。
60歳退職の際に始めてみた公的年金額の第一印象はこれだけなの?でした。
絶望の淵に追いやられました。
しかし、管理人の会社でも企業年金などの福利厚生制度があり、いつの間にか管理人も強制加入していたようです。
1 265,594円/年
2 32,600円/年
年間約30万円がかさ上げとなっていました!

7 5年間再雇用で働くと厚生年金がかさ上げになる
これも知りませんでした。
5年間再雇用で働いた結果、年金がかさ上げとなっていました。
年間188,778円ものかさ上げとなりました。

まさかこんなにかさ上げになると知らずうれしい悲鳴です。
また、5年間の間、社会保険料や介護保険料も会社側が案分してくれます。
その額は厚生年金料を加えて、年に約50万円です。
5年間で約250万円もの負担を会社側はしてくれたことになります。
ありがとう!ただひたすらありがとう!
8 加給年金という存在
これまた半年前まで知らなかった制度です。
年金を受給した日から、配偶者が年金を受給できる65歳の誕生月まで、配偶者の分を加給年金として受給できる制度です。18歳以下の子供がいる場合も対象となります。
いわば年の差婚と高齢出産の場合の年金かさ上げ制度です。
その額が驚きです。

管理人夫妻は3歳差なので、3年間で122万4,300円が受給できます。
ただし、請求しない限りもらえないので、該当する場合は最寄りの年金事務所か街角の年金相談センターに足を運びましょう。
9 失業保険手続きを忘れずに!
65歳以上で離職した場合、高年齢求職者給付金の受給対象となります。
ただし、失業保険に加入し、半年以上被保険者期間がある人に限ります。
65歳以上1年以上勤めた場合は50日間受給ができますが、受給期限は1年以内です。
また、期限が認定してから50日を切ると35日分は支給されないので注意が必要です。
もちろん家事や自営業に専念したり、すでに就職が決まっている人は対象外となります。
また65歳未満ですと90日間の受給となります。
管理人の知り合いの同僚の中にこれが欲しくて64歳と11カ月で再雇用を止めた強者もいます。
金額は、退職時の平均月額給与の約50%分となります。
管理人は短時間再雇用という身分なので並です。
それでも計算すると23万850円となります。
ハローワークに相談に行きましたが、高齢者の場合再就職は難しいので、形式申請でOKだそうです。
また、管理人の場合週3コマの非常勤講師を勤めるのでどうかと相談したところ、週20時間以内の労働時間であれば対象となるそうです!
10 退職後の健康保険は任意継続一択
社側が半分負担してくれますが、退職するとすべて自己負担となります。
健康保険料は前年所得で計算されるため、介護保険料と合わせると時には年間100万円超えもざらに発生します。
ここに総合課税の罠があるので、配当所得を総合課税にしている人は注意が必要です。
激変緩和措置として2年間の任意継続健康保険(任継)制度があります。
退職後は任意継続と国民健康保険どっちがお得?メリットとデメリットを解説|iyomemo(いよめも)
メリット
・全額負担だが、一定の保険料
・扶養者も継続加入できる
・会社の独自の保険対象をほぼ引き継ぐ
デメリット
・期間は2年間のみ
・2年間保険料は同じ
管理人の会社の場合で計算したところ、約23万円国民健康保険料よりも安く済みました。
ただし、2年目はむしろ高くなる可能性がありますが、夫婦で1本で入れるメリットの方が大きいので、任意継続としました。
せっかくの長い社畜生活だったので、メリットは最大限に享受します。
11 生命保険と医療保険は団体保険適用
管理人は生命保険と医療保険は会社側の福利厚生である団体生命保険一択でした。
15年ほど前までは60歳で脱退しなければならず、それがいやで民間の高い終身保険を選択する人の方が多い傾向にありました。
しかし、時代は変化します。
高齢者雇用安定化法の改正により、掛け捨ての団体生命保険も退職者が引き続き継続できるようになりました。
会社側で団体生命を扱っている場合は、現職時代から加入していた方が間違いなくお得です。
もちろん全額自己負担とはなりますが、今や団体生命保険には85歳まで加入できるタイプもあり、年齢に応じた柔軟なつくりとなっています。

12 まとめ
管理人は43年という永遠とも思える歳月を耐え忍び、ついに2025年2月14日に夢の完全公的年金を受給しました。
想定を超えた額に驚きが隠せません。
これまでさんざん会社を罵ったり嘆いたりしましたが、会社の恩義に今はただ感謝の念でいっぱいです。
1 3F建て4F建て年金制度があったこと
2 再雇用者も社会保険・雇用保険制度に加入
3 団体生命保険を退職者にも広げたこと
これがあったがために年金のかさ上げをすることができました。
1 265,594円/年 年金かさ上げ
2 32,600円/年 年金かさ上げ
また、高齢になればなるほどバカ高くなる生命保険も団体生命の枠で引き続き加入することができました。
また、妻が3歳年下であったことで加給年金を3年間受給することができました。
その額や408,100円です。
しかも、5年間の再雇用の期間に厚生年金受給額が18万8,778円もかさ上げとなりました。

加給年金が受給できるか3年間に限れば…

本当にびっくりです。

団体生命保険の退職者への適用、高年齢求職者給付金制度など空白の5年間の制度を埋めるべくさまざまな制度改正が進んでいることも、ほとんど何にも書いてありません。
書いてあったとしてもほぼスルーです。
まさに知らなきゃ大損です!
該当する方、そしてこれから退職を迎える方も大損しないようにしっかりとリサーチされることをおススメします。
まさか月7万円も公的年金がUPするとは!
くれぐれも一次ソースでしっかりと調べた上で行動に移されることをおススメします。
一次ソースは、日本年金機構、ハローワーク、各団体生命幹事生命保険会社そして会社の総務部署です。
ブログと年金生活に愛と真の情報を
それではまた
アイラブ年金!